静岡県内・県外の政治経済ニュースに一言

天野進吾のコラム

2014年11月

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「富士山三保子」の不思議な部分。

 3カ月前、初めて日米の「交換人形」について知り、以来、多くの書籍や関係者に問い合わせてきましたが、何故か払拭できない部分を脳裡の片隅に残してきました。
 殊に3週間前、小山町の明倫小学校に伺った際、見せられた「富士山三保子」の写真とミズーリ州にある「富士山三保子」の写真とは明らかにその着物の絵柄が異なり、そのことが常に脳裡から離れない疑問でした。
 処が昨日、県の企画広報部地域外交課の担当者から先ごろ東京台東区の㈱吉徳を訪ねた際の報告書を頂いたのでした。
 殊に「人形の着物」の疑問については、米国に贈られた富士山三保子の着物が「褪色により展示に耐えられない」といことから神戸市の人形の着物に着せ替えられたとのことです。そのため神戸市の市章の入った着物を今なお着ているそうです。
 この「富士山三保子」は後頭部に作者・平田郷陽のサインがあり、明らかなことは郷陽の答礼作品は京都府・大阪府・和歌山県・愛知県と静岡県の5体であることから、「褪色」した衣装を神戸の人形の衣装と着せ替えたとのことでした。
 そのことを知って、明倫小学校の写真が本物であること、更になぜ神戸市の市章の入った着物を富士山三保子が着ていたのか、などの疑問は解けたのでした。
 なお、㈱吉徳が云うには、平田郷陽の作品とならば、評価額としては『1000万~2000万円』が妥当といい、なれば「富士山三保子」の里帰り計画は愈々、官民挙げて盛大なものにしたいと思うところです。

2014/11/29

公判に当ってのソウル市民。

 韓国大統領の名誉棄損の初公判が行われ、その時の模様が新聞テレビで取り上げられています。殊に産経新聞では自社のソウル支局長の公判ゆえに新聞の一面を大きく割いて、アホらしいソウル市民の抗議行動も含めて「状況」を報道していました。
 裁判は韓国大統領に対する名誉棄損事件ですから、どのような展開をみるか予断を許しませんが、それにしてもソウル地裁に出向く加藤氏へ生卵を投げつけ、車を取り囲むなど度外れた妨害行動に対し、警察まで見ぬふりをする感覚に驚くのです。
 誰が考えても旅客船セウォル号沈没事故当時、朴大統領が長時間に亘って連絡不能であった事実はそれだけで大統領失格と日本人なら考えるところです。更に元側近で、前々からの噂のある御仁と一緒だったのではと「朝鮮日報」にも掲載されているところであれば、なぜ韓国民はその事実を究明しないのか不思議でなりません。

2014/11/28

「参議院改革」をと新聞は主張するけれど・・・。

昨日の最高裁判決を題材に、今朝の新聞では恰も「鬼の首をとった」かのように「違憲回避」を訴えています。
 最高裁15人の裁判官の意見を見ると「弁護士」は殆どが「違憲」の判断、それと唯一行政官の一人が違憲の判断をしております。
 判決文では「早急に是正しなければ、次は違憲とする」とあり、愈々、政府も参院の定数については腰を据えて対処しなければなりません。
 そんな折、私は何故か、昔、学生たちの「討論」のテーマとして使われた「参議院は必要か」という大胆な題材がいつの間にか消えていることに気が付きました。
 即ち、「2院制」をとる必要と理屈があるだろうか。政党によって支配されている現在の参院の存在は創設時の「理想」と「良識の府」という看板は確実に消滅しております。
 「違憲状況」の論議より「存在の意義」について、口角泡を飛ばしてみては如何でしょう。

2014/11/27

恩師・村山正平先生、さようなら。

 昨日の午前、事務所の電話がなり、家内が出たところ「村山正平の息子です」と名乗られ、慌てて受話器を私によこした。
 勿論、私はもとより、家内もまた「息子さん」からの電話であれば、内容は聞かずともその趣旨は歴然でしたが、「昨日、父は亡くなりました」の確かな「訃報」を聞いて、慟哭の思いを禁じえませんでした。
 私が市会議員になった時から、若し自身が「市長」になったら「教育長は村山先生」と常に家内には云ってきました。ですから昭和62年の選挙で市長に当選した際、現職の渡辺教育長の後任は「村山」先生と決めておりました。
 ある日、先生のお宅に「打診のための電話」をしたところ「奥さんが出て、まさか面倒なことではないでしょうね」と言われたその横で、電話を継いだ村山先生は平然と「為になるなら」と言いつつ受話器を置いたのでした。
 それから四半世紀、相変わらず言葉数は少ないものの、変わらざる眼差しで私の後姿を見続けてくれた恩師「村山正平」先生は、今、久遠の旅人になって遠ざかって行ってしまいました。・・・合掌・・・

2014/11/26

「世相」は何故か冷静です。

 本日は特段のテーマがありませんので、最近、私が感ずる世相を申し上げます。
 選挙・・・そう衆院解散によって、来月の14日には投票日となりましたが、巷の雰囲気は極めて冷静、しかも私の関わる県議会選挙そして市長選挙も目前に控えて居乍ら、一向に盛り上がりません。
 思えば昭和30~40年代、社会が未だ安定しない「不確実」な時代は国政選挙のみならず地方選挙においても常に激しい選挙戦が展開しておりました。
 敢えて選挙直前の雰囲気を見出そうとするなら、駅前辺りで街頭演説する予定候補者の動きだけです。
 勿論、曾ての国政、地方問わずハチャメチャな選挙運動は「如何なものか」と思いますが、今日の全くの他人事も些か困ります。
 私も来年の4月の県議選で都合16回目の選挙戦となりますが、このこともまた、「長寿化の社会」の反映というべきでしょうか。

2014/11/25

「やっぱり、衆院には出馬せず」・・・橋下大阪市長

 今月19日のこのコラムで、大阪知事と市長が共に衆院選への出馬宣言に対し、失礼ながら批判させて頂きましたが、ここにきて急遽、前言撤回して元の職務を継続する処となりました。
 理由は、知事・市長の任期を残しての改選では大阪府民に申し訳がたたないという、最初から判り切った理由付けでした。
 しかし、本音は、衆院選に出馬して勝利する「100%の保証」がないからであって、万一、失敗すれば「維新の党」そのものが宙に舞うことになるからと私は判断します。
 それにしても、軽々しく「前言を翻す行為」は党首として甚だ情けない限りです。
 さて、一方この突然の解散・総選挙という、衆院議員にとっては、まさに「想定外地震」に、慌てふためき、その結果所属する政党までも蹴飛ばし、他政党に鞍替えする骨抜き議員に愕然とするところでした。
 昨日は早々に「法務大臣・上川陽子」の事務所開きが行われ、愈々、臨戦態勢に入ってきましたが、自民党の選挙環境は「前回選」の空気とは些か異なる様に感じます。

2014/11/24

直視すべし「県・市の人口問題」

 日曜日の朝、コラムの題材を考えていたその時、今年の2月議会に使った「一般質問」の原稿が引き出しから飛び出し、、何気なく読み始めた結果、本日の題材となりました。
 その折の質問の冒頭は「減少を続ける静岡県の人口」問題でした。
 ご案内のように13年、本県は北海道に次ぐ人口減少県であり、その前年は北海道・福島に続いての第3位にあり、遂に370万を切ることになりました。
 云うまでもなく人口減少は地域の活力を減退させる大問題であります。
 川勝知事の弁を借りれば、「住んでよし、育ててよしの理想郷」と前々より声高に主張しておりますが、未だその意図する処、殆ど見えてこないのが現実であります。
 或は川勝知事の認識の中では「アミューズメント」に対する評価は、「マイナスであってもプラスにはならない」との哲学が脳裡を横溢しての事かも知れません。
 例えば、私が久しい間、叫び続けてきた「IR構想」即ち「カジノ」を含めた大型のリゾート構想には殆ど「目もくれない」のであります。
 「都市の活力」は黙っていては消失するのみです。都市の活性化、人口の増大に期待するなら「毀誉褒貶(きよほうへん)」することなく挑戦してみては如何でしょう。
 

2014/11/23

舛添要一都知事の理解できない常識の範囲。

 今朝の産経新聞の片隅に、政治資金で「掛け軸や漫画」と参議院議員時代の政治資金の扱いが批判されておりました。
 平成23~24年の政治資金報告の中で、梅原龍三郎の版画や後藤新平の掛け軸などと一緒にクレヨンしんちゃんの漫画なども資料代として会計処理されており、そのことが非難されての記事でした。
 勿論、誰も「政治資金」の用途と上記の物品購入は、理解できるものではありませんが、それ以上に許せない舛添知事の「殿様旅行」について、数日前の「ライブドア」のニュースを序にご紹介しておきます。
 この11月2日までの1週間、イギリスのロンドン、ドイツのベルリンを歴訪しましたが、ロンドンでは著名な老舗ホテル・「ザ・ドーチェスター」に宿泊、そこは1泊10万円から95万円と云われ、随行職員20数人のうち「10人前後」がドーチェスターに宿泊したという。おそらく1億円を超えるご乱行と思われますが、どんな報告書が出てくるのでしょうか。
 実は、知事に就任後、僅か9か月の間で、今回の訪欧を含めて海外出張は6度目、例えば公表されたところでは「ロシア」出張に8名で3150万円、北京は3日間で1094万円でした。
 しかも、この数字は知事本局の職員のみの経費で、今回のように他の部署から随行した職員の経費を加えれば「1億円を突破する可能性もある」と言われています。
 私が市長時代、姉妹都市の「オマハ」に出かけたときも全て「飛行機はエコノミークラス」でしたし、他の職員と同クラスの部屋に宿泊しておりましたが、そのことに、私も市の職員も疑問は抱きませんでした。
 舛添さん、あなたの姿勢は「間違っています」と声を大にして申し上げておきます。
 

2014/11/22

「一票の格差」は人口比だけで是正できるだろうか?

 タイトルだけで、私の云わんとする処はご理解頂けるでしょう。
 何故か、以前から私の気持ちの中では、「一票の格差是正」の問題提起の裏に、定数だけを叫ぶ「妬み根性」を払拭することができません。
 来年は統一地方選挙の年、全国各地では「定数削減」を恰も「正義の提案」として立ち振る舞う「浅薄な集団」を全国各地で見るのでした。
 一方、新聞紙上でも、もって「何億円の予算削減」を果たしたと礼賛、そのことが議員自身の「自縄自縛」とも考えず、4年間の任期で「唯一の業績」を声高に訴えるのでした。
 戻って、最高裁の、「最大2・43倍の格差」の是正に対しては、選挙区の併合にしか問題解決を図る発想しかないことに、私は不思議に思うところです。例えば大都市の選挙区は定数増または選挙区増を図れば解決することでしょうし、それ以前に「選挙区の定員」が単に「厳密な人口比例」であることに納得できない処です。

2014/11/21

「早期解散」の仕掛けは民主から・・・。

 前回選挙で解党的惨敗を喫した民主党にとって、解散の時期は早ければ早いほど嬉しかった。そうは云っても準備ができていないと誰もが考えるところですが、それは「公明党」を除けば全ての政党に通じ、殊に民主党には、前回選の大敗を思えば、「早期解散」は願ったところです。にも拘らず、国民向けのメッセージでは例によって「党利党略」の常套句で嘆かわしい事、この上ないことです。
 ですから、安倍総理の突然の「解散」宣言は、今にして思えば、小政党の「蹴散らかし」に思えます。
 例えば昨日は「みんなの党」が「解党」しました、結局、みんなの党は遂に「自分のものにせず」終わってしまったのでした。否、合致する「漢字」を持って表現するなら、みんなの党は昨日「解凍」したのでした。
 また「維新の党」もいつの間にか「大阪都構想」を投げ出して、「俺が俺が」の代表・橋下徹市長も国政に・・・誠に理解できない講堂で「変節」と云うべきでしょうか。

2014/11/20

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