静岡県内・県外の政治経済ニュースに一言

天野進吾のコラム

2014年10月

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有明佐賀空港は元気だった。

視察二日目の主たる舞台は「有明佐賀空港」です。福岡からバスで1時間余り、到着した飛行場で、議員から最初に出た驚きの声は、その外観が余りに静岡空港に似ているということでした。事実、同じ設計者によるものかと思えるほど似通った建設でした。
 それはさておき、この佐賀空港は「地域空港」として、日本で一番搭乗者の少ない空港として有名ですが、私達一行は訪問して驚ろかされました。
 今年が開港16年目、平成10年に開港したその年、利用者は30万人を切り、以来23年まで、利用者は30万人の大台を前後の「低迷」を余儀なくされていました。処が最近に至り、平成24年に34万7000人、25年は開港15周年に37万2000人を記録する処となったのでした。
 勿論、その柱は「東京便」で、1日5往復の便が大きく貢献しております。
 しかし一方、驚いたことに成田便、上海便、ソウル便など全て「LCC」機の利用とのこと、驚きでした。
 以前、友人と「香港」に旅した折、敢えて「LCC」を利用すべく、大坂国際空港から出かけましたが、この時の「大坂までの新幹線代」と「香港までの飛行料金」は殆ど変らずでした。しかも、言われているほどに狭くもなく、贅沢云わなければ「安くて便利」
 実は、静岡空港も「LCC」の導入について前向きに検討すべき「時」が来ていると私は考えます。如何でしょう。

2014/10/31

只今、九州の視察から帰りました。

今年の所属委員会は文化観光委員会ですが、その県外視察として、初日は「IR」の一番手と自称している「ハウステンポス」の視察でした。
 市長在任中の私は、オープン間もない当該施設を訪問、その際に、思ったことは「構想の大きさ」に驚きつつも、果たして企業として採算が採れるだろうかと余分なことを考えたこと思い出します。
 それから数年、一度として黒字を見ることなく倒産、処がここで天下の「HIS]が「カジノ構想」を引き下げ、所謂「IR」の一番手として名乗りを上げたのでした。
 日本を元気にする九州の提案「九州統合型リゾート構想」は将に鼻息荒く、私たちに「これでもか」の勢いで説明しておりましたが、会議後、周辺を散策した折、私の脳裡を巡った感覚はその昔の「ハウステンポス」より寂れていたように思えたのでした。
 「HIS]の目的はただ一つ、「カジノ開設」にのみあると知ったのでした。

2014/10/30

道州制法案が撤回される。

昨日の新聞によれば、自民党内で論議されきた道州制について、推進本部は24日、事実上の白紙撤回をされたとのことです。
 ご案内のように「道州制」とは現在の都道府県を10程度の「州」に振り分け、国の仕事は財政、外交、防衛など本来、国がしなければならない業務に集中し、他の部門は地方に移譲するという考えです。確かに計算上はその人件費だけでも相当に節約できるでしょう。
 若し、私が県庁所在地の人間でなければ、基本的に反対する理由はありません。
 しかし、静岡市は昔から県庁あって生きられた街です。県庁があればこそ、その周辺には各種の団体事務所が、更には裁判所、法務局など国の機関、更には民間企業の支店、営業所が事務所を構えるなどこの地に大きな経済効果をもたらしてきました。道州制になったとき、その全てを失うことになるのです。
 残念ながら、この街の歴史に「自助」らしい時代はありませんでした。「おんぶに抱っこ」一辺倒の市民性であれば、「道州制」は飲める改革ではありません。悪しからず。
 

2014/10/28

カジノ法案(IR法)は今国会でも不成立か。

今年こそと「IR法」の成立に期待を寄せていた多くの人々に、再び「肩すかし」を食わせる処となったのでした。
 安倍総理の後ろ盾を得て、今年こそと期待していた私もまた愕然とした1人です。
 「カジノ解禁は是か非か」とここ暫くの間、テレビや新聞紙面を賑わせてきました。
 その中で、私は嘲笑ものと一瞥しておりますが、解禁に反対する論拠の多くはカジノ事情に全く疎い人々の意見が集大成されており、例えば、日本にはギャンブル依存症の患者が50万人もいるとか(カジノのない日本とどんな関係でしょう)、経済的破綻者が巷に溢れ出るなど、正直言って容易に反論できる理由を盾にして、しかもカジノの実態を知らない人々には恰も「群盲、象を撫でる」の諺を「反対の盾」にしているのです。
 アメリカで最も安全な街は「ラスベガス」と云われ、マカオやヨーロッパの「カジノ事情」を見れば、自ずと見方も変わることでしょう。それは「カジノ」のある町は「一切の犯罪」を見過ごさないとの警察や事業者の徹底した警備が行われているからです。
 カジノ解禁は「シンガポール」を参考に、日本が国際観光地としての地歩を築く一つの条件でもあります。

2014/10/27

民主党の「河野談話」見直しに対する姿勢に疑問

以前にもこのコラムでも取り上げました「鹿児島県議会」の意見書、即ち「河野談話」の見直しを求めた一件ですが、これに対し民主党はやけに神経を使っております。
 ご案内のように、安倍総理は「河野談話」については、既に「見直さない」との意向を言明しております。その考えの根底にあるものは、今更に「韓国側の不快な思いを増長させるところとなり、日韓両国にとっても芳しくはない」という深謀遠慮した姿勢であったと考えます。
 しかし、さりとて各都道府県連の心の中には、自虐主観の横溢したあの「河野談話」には承服できないとして、国に見直しを求める「意見書」を提出することに何の蟠(わだかま)りがあるでしょう。
 私はその点でも「民主党執行部」に対して、声を大にして非難するのであります。
 如何でしょう、地方組織が上部組織に自由に意見具申ができる環境を整えておくことこそ、これからの政党に必要な姿勢であると私は考えます。

2014/10/26

おめでとう、「天野浩」氏の文化勲章

平成26年度の文化勲章は先に「ノーベル物理学賞」を受賞した天野浩氏と中村修二氏ら17人に決定しました。本県出身の天野氏の受賞には殊の外お喜び申し上げます。
 「ノーベル賞」と云えば、以前このコラムに掲載しましたが、数年前、「ニュートリノ天文学」でノーベル賞を受賞した小柴昌俊氏にとって、研究においても日常の生活にもなくてはならない浜松ホトニクス会長の晝馬輝夫氏こそ、文化勲章を受章されて然るべき人と信じます。
 おそらくこれまで対象にならなかった理由は晝馬氏が実業人であったからでしょう。確かに浜松ホトニクスを一流上場企業に発展させたのは晝馬会長の功績ではありますが、実は小柴教授の受賞の切っ掛けになった「スーパー神岡」の完成には晝馬氏のサポートがあればこそ、また医療分野では今日の癌発見器「ペット」の誕生にも大きく貢献するなど、その功績は枚挙に遑(いとま)ないところです。
 文化勲章と云うなら,その人格、識見共に勝るこの「晝馬輝夫先生」こそ最適任の人物と私は思いますが・・・。

2014/10/25

いい加減な報道を発見

昨日の産経新聞と静岡新聞の記事の中に、神戸大の巽教授の「巨大噴火」の論文発表に対して、驚きの違いを発見したのでした。
 産経新聞では「一面」の左側トップに大きく囲み記事として「巨大噴火、100年以内に1%」とあり、更に縦書きに「最悪なら日本の総人口分死亡」とありました。
 一方、静岡新聞は三面記事の右ページに極めて謙虚に「巨大噴火の確率0,25%、その下に「国内火山今後100年」とサブ見出しがあり、内容についても僅か50行足らずの説明が記載され、両紙の扱い方の違いに驚きました。
 殊に産経新聞の記事によれば、巨大カルデラ噴火の発生確率を統計学的に算出したのはこれが初めて、更に教授は「100年以内に1%の確率は首都直下地震に比べると遥かに低いが「いつ起きても不思議ではないと認識すべきだ」と警鐘乱打するのであります。
 被害について教授は「九州中部で起きるケースが最悪で2時間以内で700万人が死亡、更に偏西風で運ばれた火山灰で本州のほぼ全域が壊滅する」と云うのです。
 片や静岡新聞では、カルデラ噴火は「1万年に1回」と計算、記載している記者も仕方なしの態と思われました。
 国民を惑わせ、恐怖の意識をもたらす学者たちの「試算」は「想定外だった東北地震」以来恰も流行のように、そして目的は売名行為とも思える極端な被害想定が次々に発表されております。このカルデラ火山こそ「ノストラダムスの大予言」を地で行くように思えるのですが。

2014/10/24

ことわざ「病、膏肓(kanntann )に入る」の使用方法。

更に難解なことわざに「病、膏肓(こうこう)に入る」があります。詳細については辞書を引いてみるもいいでしょう。一言で云えば「もうどうしようもない」「処置なし」を云うことわざです。
 何日か前の新聞記事に、例の「困りっ子」鳩山元総理がよせばいいのに、今度はロシアに出かけ、プーチン大統領の側近である「ナルイシキン」下院議長と会談、「日本政府、特に外務省は常に米国に配慮しなければならない状況下にある」と述べ、ウクライナ危機で発動した日本の対露制裁は米国の圧力を受けたもので、間違いだったとの考えを強調。
 一方、ナルイシキン氏は「日本が米国から大きな圧力を受けて制裁に同調したと認識している」と応じた、とありました。
 恐らく鳩山氏は「日本が米国のタクト(指揮棒)の儘に動かされている」と云いたかったでしょう。
 今更、誰も貴方の言葉を真正面から受け止める政治家も報道記者もいないでしょうが、日本の尊厳を傷つける「莫迦な言葉」は慎んでほしいものです。「出かけない」でほしいと思います。

2014/10/23

ことわざ「邯鄲の夢」を思い出す。

今朝の静岡新聞の記事の中に、「中国経済減速」との見出しと共に、河北省邯鄲市の高層マンションの遠望が掲載されておりました。
 地元の大手不動産会社が倒産し、工事は中断したまま捨て置かれ、投資した市民の夢は儚(はかな)くも消えていったという悲しいニュースです。恐らく今日の中国全土に、このようなアクシデントは枚挙に遑(いとま)ない所でしょう。
 私が中国本土視察の最後は県議会議長の時ですから4年前になると思いますが、その折の視察先は「杭州市の途轍もないマンション群」にただただ唖然としたものでした。
 30階建ての高層マンション群はオーバーに表現するなら見渡す限り敷き詰められ、その間を30メートル程の幅員をもった道路が縦横無尽に整備され・・・しかし、見渡せば不思議なことに、その景観はまさに「静止画像」でした。
 実はバブル経済を先導したこうした「マンション群」の建設は中国全土に及び、それが前年比10%というバブル経済をリードしてきたのであります。
 「邯鄲の夢」とか「邯鄲の歩み」とか漢文の授業で習ったあの「邯鄲の街」を今日の紙面で出会いましたので、序(ついで)にコラムの材料にさせて頂きました。

2014/10/22

法務大臣の就任「おめでとう」

 昨日の自民党県連のパーテーの席で、県連会長塩谷立代議士からご披露されました上川陽子代議士の法務大臣就任のニュースは、将に絶好のタイミングでした。「本当におめでとう」
 しかし、その一方、小渕氏の政治資金に関しては、何と群馬県中之条町長が早々に辞任してしまいましたが、その動きは将に「奇奇怪怪」、次なる展開を予感させる動きではないでしょうか。
 想像するに、この折田町長は以前から小渕氏の3つの政治団体報告書を一手に引き受け、選管に提出する「収支報告書」を作成したきたという。何故に自らが「町長」になってもなお会計責任者を続けてきたのでしょうか・・・。
 恐らくこの度の小渕大臣の辞任劇は、新たな事件の端緒となって広がりを見せるでしょう、同時に哀れ「小渕家の終焉」を意味することになるのではないでしょうか。

2014/10/21

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