静岡県内・県外の政治経済ニュースに一言

天野進吾のコラム

2014年05月

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便りは淋しい「定年退職挨拶」

 初夏を感ずる頃、恒例のように頂く郵便葉書が、「定年による退職報告」ですが、その中でも公務員の「60歳定年」による退職は如何なものかと、この時期の継続的案件として脳裡を掠めます。
 振り返って見れば、私が市議会議員になった昭和42年の敬老会で知った日本人の平均寿命は67歳と記憶しておりますが、その頃の公務員の定年は確か55歳だったと記憶しております。とすればあれから半世紀、平均寿命は15年ほど延長されたにも拘わらず、「定年」は僅か5年の延伸に過ぎません。
 勿論、これまでは社会の変革、殊に行政への新たな需用によって、公務員は増大、為に「定年延長」と云う課題には手を点けず、結果、時代背景を無視した「若年定年」が今なお続いております。
 定年によって「第一線」を退いても、為すべき役割は必ず、待っております。どうぞ、人生を「完遂」したとの感慨をもって、時至れば、勇躍「慈悲尾」に向おうではありませんか。

2014/05/20

「脚下照顧」すれば驚きの静岡空港。

 昨日の静岡新聞に「転機の静岡空港」の見出しで、今井県観光協会チーフの言葉が掲載されていました。ー2011年6月、韓国の旅行市場調査の為、訪韓した際、「何処に行っても原発事故の話題」で持ちきり、私達は必死で「静岡は福島から離れ、旅行しても問題がない事を」説明したが、理解してくれなかったーと掲載されておりましたが、その言葉に私は寂しさを禁じ得ませんでした。子供の頃の遊び、「はないちもんめ」に共通した感覚が湧いてきたのでした。
 さて、新聞の縦書きの見出しには「原発事故で需要が激減」と大きく記載されておりますが、需要の落ち込みが「原発にあり」は負け犬の理由付けにすぎません、開港以降、50万人台を数えた搭乗者数が事故以来、40万人台に低迷している理由を「東日本震災と原発事故」に起因するとする発想は単に「負け犬の遠吠え」ではありませんか。ご案内でしょうが、それまで700万人台の訪日観光客が遂に昨年1000万人を記録したのです。そのことからもどうぞ「脚下照顧」してお調べ下さい。
 そこで敢えて「Yahoo!」から「茨城空港の実態」を調べました。日本最後の民間空港であり、静岡空港以上に、あらゆる機関から「ケチ」がつけられて誕生した空港でしたが、調べてみて驚いた。正直云って、空港関係者の「やる気」の違いが見て取れます。
 勿論、担当する県の「文化・観光部」の職員の懸命な努力は身近であれば理解出来ますが「経営」感覚に違いは見て取れます。
 

2014/05/19

「美味しんぼ」問題への一考察。

 タイトルだけは恰好よく書きだしましたが、後が困りました。
 実は漫画「美味しんぼ」の原発描写は問題がクローズアップされて初めて、「とんでもない」偏向漫画と知りましたが、最近の出版物の中にもこの様な類が屡々見られます。
 例えば「甲状腺がん」を筆頭に放射能による健康被害が誇大に宣伝、その結果、被災家庭の一層の崩壊を招いているのです。“注”・・甲状腺がんについてはYahoo!で検索していただければ一目瞭然、「がん」の認識は当りません。
 更には医学、科学に疎い報道人が調べもせずに、我先にこれを記事として誇大に報道、その結果、多くの人々が精神的にも打撃を被る処となったのです。
 漫画「美味しんぼ」の作者の意図が東北方面への読者に媚を売るためか、「反原発」の思想に摺り寄ってか、或いは原作者の思想の表れか判りませんが、自身で判断付かない子供対象の「漫画」に掲載する事は如何なものでしょう。勿論、実際に起きた事であれば私は何も言いませんが、三年前の「静岡茶」の多大な被害も同じ落とし穴に思えるのですが・・・。

2014/05/18

集団的自衛権について思う。

 集団的自衛権が論議されて久しくなりますが、この問題について取り上げたのは今日が最初、失礼しました。しかし多くの読者は、これまでの「コラム」から特段の意見はないだろうとご想像のところでしょう。
 さて、一昨日の新聞に公明・民主の代表の意見が掲載されておりました。恐らく、更に論議が進む中で、「妥協」や「党利党略」の意見の開陳があるとは思いますが、今の処のご意見は現憲法に抱いてきた「盲目的信認」の発露の段階と言えます。即ち、公明党は長い間、「護憲堅持」を党員に提言してきたが為、今の処「憲法解釈を変更しての自衛権の行使」までには踏み切れないのです。一方、民主党は「解釈によって、憲法を事実上、ないがしろにする事は許されない」とグレーの表現で時の成り行きを見ております。
 近い内に、「集団的自衛権」は国民の認知のなか、「解釈の変更」で集団的自衛権は認められる処となるでしょうが、その中に是非、議論の渦中に近年の隣国の政情も加味して戴きたいと考えます。例えば北朝鮮のミサイル、中国の自分勝手な振る舞いなどを思う時、何時までも自助努力なくして、米国の傘下で「いい子に」なっているばかりでは嫌われます。集団的自衛権はそこに意義あるものと考えます。

2014/05/17

「副知事3人制」について

 正直云って、当初、川勝知事の提案する「副知事3人制」に対しては党内にも異論はありました。その集約する処は「3人も・・」の意義が判らない、或いは「行革に反する」と云った極めて説得力のご意見でしたから、自民党の議員総会では殆ど厳しい意見もなく「3人副知事」を了としたのでした。
 さて、私は自身が助役・収入役といった役職者を抱えた経験から、「副知事」の人選枠など、基本的には知事の固有の権限にあると考えておりましたから、「新聞の一面に載る」内容とは考えておりませんでした。寧ろ、私の経験を紹介すると、市長当選直後には、野党となって対峙した自民党市議団は、私が提案しようとする「助役・収入役」の議案に真っ向反対し、半年間、「2役」不在のままに経過するという珍事もありました。
 その折、私が思った感覚は「意外に2役の不在も困らず、寧ろ直接部長等と話し合い、時間の短縮に役だった」との思いでした。
 何れにせよ、副知事問題は県知事の特権と理解していいでしょう。

2014/05/16

「沖縄」の米国統治が私の政治意識の基に。

 今日が沖縄の「返還の日」です、昭和47年の今日、長い“返還運動”の果てに晴れて日本に帰りました。実は私にとって「沖縄の日本復帰」は政治への芽生えを植え付けたテーマでした。
 確か首里高校生の論文だったと思いますが、高校生を対象にした雑誌「螢雪時代」に掲載された「沖縄の日本復帰」の叫びは、多情多感な高校1年生に「大きな憤り」となって残りました。以来、何度かの弁論大会のテーマは「沖縄の日本復帰」でした。
 そして私の「政治家志望」もここをスタートラインとして歩み始めたのでした。
 返還直後の思惑とは異なるでしょうが、その後の国際政治の環境から今なお、沖縄は軍事基地として、日本全体の安全のために我慢してもらっています。
 しかし、一つの救いは昨年の委員会視察の折にも感じましたが、「軍事」を別とすれば沖縄は驚くほどの発展ぶり、例えば那覇の街の姿は静岡とは比べ物にならない程の発展ぶりでした。
 そこに私は「安堵と納得」を得たのでした。

2014/05/15

膝の痛みにつくづく年齢を知る。

 一昨日の午後、「少年の家」完成祝賀会を終了した後、神奈川県の「横須賀」に出掛けました。「自民党県議会防衛議員連盟」の視察で、「日本の軍港と云われる横須賀」は前々から一度は訪ねたい場所でもありましたので遅れて独り新幹線へ。 
 本隊は早朝のバスで茨城の「百里基地」を見学してからの横須賀でしたので、私の場合は「工程の半分」でしたが、今朝になって驚きました。それは日頃の運動不足から来たのでしょうが、膝の筋肉痛です。
 「戦艦みかさ(記念艦)」は日露戦争の歴史と東郷平八郎周辺の人々について、私達に教えてくれました。
 次に訪ねたのがアメリカ第7艦隊の「ミサイル駆逐艦マッキャンベル」。ミサイル施設など艦内を上に下に、急勾配の梯子階段を使っての隅から隅の見学は容易ではありませんでした。
 面白い事にこの基地はパスポートが必要でした。アメリカ政府が横須賀から借地し、管理しているがゆえの査証提示でした。
 更には日本の「護衛艦きりしま」の見学など、老骨に鞭打って飛びまわった事を今朝になって存分に知った次第です。

2014/05/14

対「ASEAN諸国」への横暴

 11日、ミヤンマーで開かれた東南アジア諸国連合(アセアン)の首脳会議で、ベトナムの艦船に中国船が突っ込んできた件にベトナムやフィリピン首脳などから強い対中批判が相次いだと報道されております。
 そもそもの始まりは中国政府が、排他的経済水域に石油掘削装置を勝手に設置した事に始まりますが、これは明らかにアセアン諸国の怒りを買う事を承知の上で起こした中国独特の「喧嘩」手法です。
 「問題を起こし、これをかき混ぜ、恫喝しながら、最後になだめて」自分有利な結論に導くのが中国外交の常套手段です。そしてその過程にあって「巧みなフレーズ」で、相手は騙されていくのです。
 実は日本も折々の外交交渉にあって、巧みな「明言」に騙されてきました。
 「共同声明を踏襲し、主権・領土の相互尊重、相互不可侵、相互の内政不干渉」を約束しておきながら、全く一方的に「反故」されている現状ではありませんか。
 しかし、その折、周恩来は次の様に云っております。「『日本には小異をすてて大道に立つ』という言葉があるが、今、中国は小異を残して大道に立ちます」と、この言葉を聞いた日本の報道人は「まさに」と云ってこの言葉を礼賛したのでした。
 中国人の魂胆はここにあったのです。即ち「問題」は必要な時に何時でも持ち出してくることを宣言しているのです。「靖国参拝」もしかり。

2014/05/12

安倍政権「500日」の歩み

 昨日をもって安倍政権発足500日を経過しました。しかも、特筆すべきは、組閣以来、大臣の首のすげ替えなく500日を越えたのは戦後初めてのことだそうです。
 嘗ての我が国の内閣の場合、派閥の均衡を保つ目的で派内の議員に大臣職を経験させようとして、1年交代を求めた時代もありました。そんな自民党政権の中にあって、500日を貫いた事は、即、政権安定の象徴として喜ぶものであります。
 殊に、最近の外交問題については「油断」ならない近隣諸国の動きがあります。
 南沙諸島における中国の傍若無人の「わがまま勝手」は自由諸国全体の問題として国連できついお叱りを。更に内政問題で困窮すれば「靖国問題」「尖閣諸島」を引き出し、国民の目を他所(日本)に向けようとする狡賢い中国政府。
 「国内経済」の落ち込みや社会秩序にも「暗雲棚引く」韓国政府は、それでも「悪いのは日本」と国民を欺く。残念ながら、近隣国の立ち直りは容易ではありません。
 さて、500日の安倍内閣が国民に理解され、支持されていることに安堵すると共に喜ぶものです。
 これからも確かな「手綱捌き」で国民の明日を切り開いてくれる事を願います。

2014/05/11

「STAP細胞」問題に終止符。

 昨日、静岡県病院協会の定例会があり、私は理事としては最後の出席となりました。
 会議の終了後、1万円会費(高級料亭ですから)での懇親会に移った席上、何と云っても県内の大病院の院長らが中心の会ですから、雑談も医療問題に、その折、昨日の朝刊にも大きく取り上げられていた「STAP細胞の小保方氏」問題が浮上、流石(さすが)はエリート集団、厳しく、適格な意見が述べられておりました。
 これから彼女はどうなってしまうだろうと聞けば、即座に「小保方」氏は研究者としては放擲され、消えていくことになるでしょうが、関係した何人かの科学者も当該世界から外されていくだろう。殊に笹井芳樹副センター長の未来は葬りさられる事になるだろう、基礎的研究も不十分な彼女に何故、第一級の研究者たちが追随しまったのだろうか。「かりそめの迷い」とするなら余りにも大きな誤りだったという。
 若し、彼女の言う研究に、笹井教授が後ろ盾にならなければ、「事件」はありえなかっただろうと片付けました。

2014/05/10

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