静岡県内・県外の政治経済ニュースに一言

天野進吾のコラム

2013年03月

表示件数:

衆議院の定数削減は「0増5減」が当面の策。

 一時でも「俺が大将」と豪語していた民主党が、昨年暮れの総選挙を契機に、極めて見苦しい姿を露呈して今日に至りました。殊に海江田代表には「今一度」の気概全く見えず、例えば今、問題となっている「0増5減」案にも真っ向から反対する姿勢との事であります。
 もとより「一票の格差是正」は、三権分立を建前とする我が国の長年の課題であって、この度の「5減案」もその場凌ぎの一手法にすぎません。
 処で、今日のように、人口の大都市への移入が続く中にあって、単に「人口規模」だけが選挙区を決める尺度であっていいでしょうか。
 それはさて置き、このたびの裁判所の判決には大いなる疑問を持っておりますが、当面この11月までには「0増5減」は可決して置かねばなりません。
 民主党よ、「天に唾すると嫌でも自分の顔にかかります」見っともない事はお辞めなさい、元参院議員・土田氏も維新に引っ越し、参議院選挙では小さな無気力な政党に陥るのではないかと心配します。

2013/03/31

「みたいものが、見えてしまった」佐藤比呂志教授

 立川断層の調査を担当した東大の佐藤比呂志教授は、そこに「積年の思い」が一挙に噴き出す場面に遭遇したのでありました。
 「これぞまさしく関東大震災を引き起こす大断層」、翌日の新聞では一面トップに、オーム真理教の浅原彰晃ばりの髭面の笑顔が掲載されていました。
 ところが、間もなく、その佐藤教授の顔色は急変していくのでした。それも「地質学」とは全く門外漢の男のある呟(つぶや)きから生まれたのでした。その土木関係者の指摘通り、断層跡と思われた部分から「セメント」が発見されたのでした。
 そのことについて佐藤教授は長い間、調査と研究に携わった結果、「みたいものが見えてしまった」と淡々と反省しておりました。
 しかし「みたいものが見えた」この心理は、医学であれ、物理学であれ、あらゆる研究者達が陥り易い危険ゾーンであると考えます。
 私の学生時代、「明石原人」の言葉は教科書にも掲載されておりましたが、今では考古学の専門書にも広辞苑にも出て来ません。  
 「明石原人」の発見者・直良信夫もまた、日本人の「原人」を探し求め、遂に明石の海岸で「見たいものに出会ってしまったのでした」。長い間探し求めてきた「原人」の骨が明石海岸で偶然発見され、彼は一躍時代の“寵児”として名を馳せたのでした。しかし、研究が進む中で、それは「原人の骨」ではなく、比較的新しいものとして、捨て去られていったのでした。

2013/03/30

昨年の総選挙を無効とする司法の判断

 何時の間にか、2倍の格差が高裁で「違憲』と判断されました。一票の格差問題が惹起されたのは遙か昔のこと、確か「4・99倍」が起爆剤だったのですから、その後折々に是正されながら今日に至ったのであります。
 しかし、今週の高裁で「違憲」とした高知3区と千葉4区との格差「2・42倍」は私の感覚では「口角泡を飛ばす」して、しかも、11月までに対処しなければ「衆院選は無効」と騒ぐ事件ではではなかろうと思うのです。
 過日の市議選で「駿河区」は42%の投票率だったことを考える時、「2倍の格差」は「国民の権利を損なうもの」と大上段に構えた司法の姿勢には些かヒステリックの感ずるのであります。
 今、仕方なく「0増5減」によって1票の格差を是正しようとする与党に対し、民主党はこれを拒否、更に「維新やみんな」もこれに同調するという。まさにアホくさい発想というべきでしょう。殊に民主党政権時代に「0増5減」は就きつけられたテーマでした。11月までには「1票の格差」を是正しなければならない今、抜本的選挙制度改革を求める姿勢はその後にして頂きたいと門外漢の私も考えます。

2013/03/29

共同通信から送られる社説のお粗末さ

 私が何時も云いたい放題の意見をこのコラムに書き綴っていると或いは貴方様もお思いでしょうか、私も4年に一度、選挙の洗礼を受ける身であれば、極く極く遠慮しながら自身の意見を開陳しているのです。
 ところで、今日の静岡新聞の「社説」は些か箆棒(べらぼう)と感じ、心ならずも以下に厳しい意見を具申するところとなりました。
 社説のタイトルは「八ッ場ダム」、冒頭に掲載されている言葉に先ずは驚かされました。 一端はダム建設の意向は前原国土相によって、廃案となったものの、日を置かず「ダムの建設継続」になった理由を、推進派の学者達を動員して検討会を作り、圧力で大臣の決断を骨抜きにしたとあります。
 この様に「ダム建設中止」は「社会正義の証」であると、根拠なき屁理屈をもって書き足しているのである。更に記事では230年前の浅間山の噴火の際、濁流によって呑みこまれた集落があるが、「縄文」から「江戸」に続く生活の跡を残す遺跡では刻みタバコが詰まったキセルや梅干しが入った壺まで発見さいるとある。更に続けてポンペイ遺跡を引きずり出して「ダムから日本のポンペイを守れとヒステリックに続けるのでした。
 呼びかけ人の一人・作家の森まゆみさんは「天災の経験を後世に伝える野外博物館にして欲しい」と提案しております。何の変哲もない山奥に「博物館」とは何をお考えでしょうか、少女趣味のセンチメンタリズムとしか云いようはありません。
 ご紹介します。静岡市の井川に「割田原遺跡」があります。ここもダム建設によってなくなりました。この様に湖や大きな川の周辺には縄文時代から人々(原日本人)は生活していたのです。もってこれをポンペイと比較するのは恥ずかしいことと思います。

2013/03/28

驚きの東大研究グループ

 三面記事の紙面使いに、もってこいの材料がTBS系列から送信されました。
 何と、猫が飼い主の声を区別出来るという「驚きの事実」が、科学的に証明されたと報道されています。
 恐らく、私の文章をここまで読んだ方には、何を云わんとしているか全くご理解出来ない処でしょう。何故なら、「家の中に一日中、寝そべり続けているあの『タマ』ですら、飼い主の声には耳をそば立てます」と非科学的おばあちゃんですら、おっしゃるのです。
 ですから、このニュースを聞いた殆どの方は「そんな莫迦ばかしい、実験を今何故・・・」とお嘆きのことと存じます。
 処で、このグループの研究費は国が出したものと私は考えます。
 報道ではこの研究グループは今後も、猫が自分の名前や飼い主の顔が見分ける事が出来るか貴重な実験を続けていきたいとの事ですが、率直に言って税金を「下水」に流すことと余り違いがありませんので、何とかこの研究に終止符を打つべく東大に抗議しては如何でしょう。

2013/03/28

過激なコラムも今日の夕刊で納得

 岡山では、昨日の高裁で衆院選の無効を宣告、更に今日は11月までの執行猶予もはずして、選挙そのものを無効と決めつけたのでした。
 率直に言って、 この判決は莫迦ばかしい程の発想と断ぜざるを得ません。大体が「岡山2区」を裁判の対象することに疑問を感じます。その理由は遙か以前に、「1票の格差」問題の結論で「2・3倍」までは、許されると決まっていたと記憶しております。
 にも拘らず、今日の判決があった岡山2区は議員1人当たりの有権者数が全国最小の高知県3区に比べると、1・41倍だそうです。
 処で、全国訴訟を続ける弁護士の皆さんは何を目的としているのでしょうか、残念ながら私には判りません。
 また報道に当る記者のみなさんも今少し当該事件の「前後」について、勉強して欲しいと思いました。勿論、勉強とは物事の本質について究明することであります。もとより私も逆の批判は覚悟しての言葉であります。悪しからず・・・。

2013/03/26

広島高裁の判決に疑問。

 筏津順子裁判長の判決に私には何故か「女の性(さが)を痛感する」のでした。昨年の「衆院選挙は無効」とする昨日の判決は何故か虚しさを感ずるのです。勿論、今年の11月までは「猶予」期間を与えるから“何とかせよ”という示唆ではありましょうが。
 勿論、譬え「乱暴な判決」であれ、出された以上、三権分立の原理・原則からも、国会はこれを無視する事はあり得ないと考えます。
 顧みれば、衆院の定数格差が表舞台に出た1976年、この当時は凡そ5倍もあり、正直誰の目にも問題ありと映ったでしょう、爾来、折々に「定数改正」を続けて今日に至りました。
 処で、筏津裁判長は「どうであれ、国民の権利である『一票』に格差があってはならない」という原理原則から出された判決でしょうか。だったら例えば衆院議員の定数をこの際、増やすと云う発想は生まれなかったでしょうか?
 試みに記載しておきます、わが国の国会議員の数はOECD加盟国34ヶ国中33番にランクされているのです、具体的には人口100万人当り、英、伊は10・4人、仏は9・1人韓国は6・2人に対し日本は3・7人、最も少ない国は米の1・4人です。
 この数値からも、是正すべき都道府県に対し、僅かな定数是正によって問題は解決すると考えます。
 一言でいえば、一連の定数是正の運動は「議員の数は少なければいい」の僻(ひが)み根性から生まれたものではないでしょうか。

2013/03/26

驚きの投票率。

 まさか桜見物に出かけて、「投票と云う行為を忘れてしまったのではないでしょう。しかし、昨日の静岡市議選挙の投票率の悪さを何と形容したらいいでしょうか。市全体で45%、駿河区に至っては42%足らずと今朝の新聞にありましたが、驚きの限りです。
 それにしても、現職で落選は清水区の民主党候補ひとりで、新人の健闘は殆ど見られませんでした。
 この低投票率はこれからも続くでしょう。
 初めて私が出馬した42年の市議選では4年に1回のお祭と思ってか、農村部にあっては「買収供用」は当たり前のこと、その結果、投票率も70%以上に跳ね上がったのでした。
 恐らく、投票率は今後も低調に推移するでしょうが、これを阻止する方途は術はないでしょう。

2013/03/25

今日は市議選の投票日です。

 この市議選の概要について以前、このコラムで論評しておきましたが、愈々、今日が投票日です。
 葵区、駿河区、清水区の定員は48人、対して出馬された方は58人、何となく静かな「選挙戦」と市民が思われたのはこの競争率に起因しているかもしれません。
 新聞の言葉を借りれば「少数激戦」ですが、残念ながら、市中にそんな雰囲気は微塵も感じられませんでした。
 この低調な選挙ムードは、本来なら「ムードメーカー」となって、選挙戦を盛り上げてくれる筈だった若手候補者達に起因していたのではないでしょうか。即ち若手候補の何人かは、先の衆院選挙で落選した代議士の秘書で、タイミング良く迎えた市議選は彼らにとって将に「千載一遇」のチャンスの筈でした。
 勿論、彼等の腹には“折あらば議政壇上へ”と企んでいた事でしょう。しかし、総じて各候補者には準備期間の不足は歪められないご様子でした。
 それ故にこの度の「市議選」を一言で比喩する言葉は「就活選挙」、勿論、就活とは若者達が使う言葉、即ち「就職活動」を意味するものです。

2013/03/24

宇宙の歴史は僅か5日で8億年延びました。

 去る16日、この欄で、地球の創世を一年の尺度で計算すると斯くなると掲載しましたが、1週間も経たぬ間に、地球の年齢は8億年延びてしまいました。
 正直云って、宇宙誕生の130億年も些か眉唾と思っておりましたが、今朝の新聞では極めて具体的に、勿論私には理解はできませんが、「宇宙は138億歳」と欧州の宇宙機関が解析したとの事であります。
 本当に恐ろしいことです。第一、このことから地球の誕生も更に延びてしまう事も考えられます。そうしたら人類誕生は大晦日の午後11時37分ということも計算し直しになります。
 嘗(かつ)て、ノーベル賞を受賞した小柴昌俊教授から、市長室において、パズルのような宇宙工学を聞かせて頂き、その際、地球を貫く物質「ニュートリノ」理論にまで、門外漢の私に丁寧にご説明下さりました。
 新聞ではそのビッグバンから放たれた「最古の光」を分析する事によって、宇宙を構成する物質、宇宙の年齢など更に詳しく知ることができるとの事です。皆さん、長生きして下さい。

2013/03/22

ページのトップへ

現在地:トップページ天野進吾のコラム