静岡県内・県外の政治経済ニュースに一言

天野進吾のコラム

2012年04月

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国民の怒りは「無実と無罪」にある。

 大多数の国民は過日の判決に大いなる疑問を抱いていると思います。裁判官の読み上げた主文の殆どは明らかに「有罪」を明示しているものではありませんか。それ故に裁判長は先ず冒頭に「被告人は無罪」という言葉を入れたのでした。長く、しかも怪しい判決理由を「小沢被告」に綿々と述べるには忍びなかったでしょう。それ故に結論を先に申し渡したのでした。その姿は恰も十両力士が結びの一番を努める姿に似て、誠にそぐわない土俵でありました。
 率直に云って、その主文をつぶさに聞けば、裁判長自身の思いにも「有罪」が妥当と考えていたのではないかと私は素直に思った次第です。
 判決文の中にもある、秘書らとの間に虚偽記載の「報告・了承」があった事を認定しておきながらどうしてこれが無罪でしょうか。
 殆んどの国民が胸に持つ疑問を払拭する為にも、今一度控訴すべきと考えますが如何でしょう。
 

2012/04/29

「小沢無罪」で早期解散を

 昨日の判決を報道で知る限り、「疑いは罰せず」という私達には理解し難い「法解釈」の傘に小沢氏は救われた、と考えます。
 「小沢元代表無罪」という特大の新聞の活字は、僅かでも「有罪」に期待した我々をあざ笑うように将に小沢氏の心をストレートに表現したものでした。
 しかし、その後の報道で具体的判決理由など聞くに及んで、殆んどの日本人はフラストレーションを払拭できなかったことでしょう。確かに「疑いは罰せず」の法の根本精神は理解するとしても、判決理由としては誰も納得しないところでしょう。
 さて、ここに至って野田総理に残された緊急手法はただ一つ、衆議院解散と総選挙にあると考えます。今、小沢氏のアキレス腱は再選不能なチルドレン達の処遇にあり、野党からの「証人喚問」は民主党としても断固拒否するでしょう。橋下氏ら新たな勢力が台頭する前に「天下の宝刀」を抜く時と私は考えますが・・・。

2012/04/27

何を考えてる「樽床私案」

 混迷する内閣、そして民主党の内情、殊に今日は「小沢判決」の日である。そんな折に飛び出してきた民主党の幹事長代行の「樽床私案」は一体なんだろうか。
 今は消費税法案を軸に党の存在を左右する極めて重大な時、「選挙区制度」の論議は次期選挙に対応するものでないなら、民主党は自重すべき時と考えますが、若しかしたら民主党、公明党の協力を求めてこんな出鱈目を提案したのでしょう、「樽床私案」は明らかに公明に媚を売った選挙制度です。
 ところで、94年、小選挙区制度が立ちあがる前夜、時の細川内閣は国民の幅広い理解を求ることを前提で、全国各地で「ご意見窺い」の会合を展開したのであります。本市でもターミナルホテルで開催し、当時、市長だった私も意見発表の1人に選ばれ、その日の順番で私は公明党の代議士に質問・意見を呈する処となりました。
 もとより、遠慮会釈のない私は「小選挙区制度」は日本人気質に合わない制度と頭からこれを非難し、序に公明党にとっては「党の生死に関わる重大事」、恐らく「貴方の政治生命にも赤信号となるでしょう」とストレートに意見具申を致しましたが、私の意見にその代議士の回答は「解りますが党が決めた事ですので・・・」。
 「51対49」は100対0と計算される小選挙区制度は、日本人の「まあまあ・・」の思考からは理解不能と云えるのです。

2012/04/26

「惜別の歌」に潜む戦時下の若者の心を知る。

 昨晩は中央大学の県中部の学友会が開催されました。30分ほど早く会場に到着した私に、後輩の幹事長から「惜別の歌」に纏わる6枚程のコピーを手渡されました。
 島崎藤村の「惜別の歌」が中央大学の愛唱歌となった経緯については学生時代から聞いて知っていましたが、手渡されたコピーは、詳細にしかも作曲者・藤江英輔のその後についても記載されており、一気に読破したのでした。
 昭和20年、学徒動員で集められた板橋の陸軍造兵廠の中で、同じ中央大学の友人・中本次郎は隣の旋盤で働くお茶の水大学の女子学生から無言で一枚の便箋を手渡された。そこには優しい文字で若菜集の一節、「遠き別れに耐えかねてこの高殿に登るかな、悲しむなかれ我が姉よ、旅の衣を整えよ」と記載されていた。
 女学生から手渡され、驚愕した信州育ちの中本は、文学に詳しい友人・藤江にこれを見せ、島崎藤村の若菜集の詩である事を知った。その後、藤江はこの詩に曲を付け、仲間たちで口ずさんでいたことから、これが広まり、何時しか中央大学の学生の愛唱歌となっていったのでした。
 しかし、戦時下の彼らの心中ではどれほど「時代」を呪っていたことでしょう、「今日の努力の虚しさ、そして不確実な明日」と虚しい日々を若者たちは汗と涙で過ごしていったのでした。
 哀れ「中本」は太平洋の藻屑と散り、「藤江」は召集令状を手に自宅待機のさ中、終戦を迎えたとのことです。

2012/04/25

口先だけだった野田内閣

 18日の私のコラムで、野田総理の言葉「わが国固有の領土であることは明々白々」、更にご自身の外交日程を考えることなく、六方を踏んで「国が買い上げる」と云い放った野田総理の剛毅な姿を拝見しましたが、何故かその後、音沙汰もなく、報道にもその後の対応は見られません。
 実は野田総理に於いては、近々中国に訪問する予定があった事に気付き、急遽、発言の撤回とも云える釈明が流れはじめたのでした。即ち、内閣としては、この問題は騒げば騒ぐほど中国側の『領土をめぐり紛争中』の主張が高まるので暫しお静かにしてほしいとのことです。
 ところで、総理にお尋ねしたい事は「今、何故、訪中」でしょうか。若し定期的外交日程なら、逆にこれをきっかけに総理の主張する「日本の固有の領土」論を直談判で主張してみては如何でしょう。
 最早、いい加減な言葉でこの尖閣問題は払拭できないことをお忘れなく。

2012/04/23

如何でしょう、安倍晋三総裁では・・・。

 年度末に見られた早期解散の雰囲気は何処かに消えていきました。新聞では「維新」の勢いを警戒しての与野党合意の作戦と書かれておりますが、本当のところは自民、民主も選挙を実施すには余りにも環境が悪過ぎる。
 民主党については説明するまでもなく税制、年金など国民生活の政治課題に何の結論を出さぬまま次々に演目を替えてきました。そして遂には、内閣支持率は30%を大きく割り込み、所詮、「解散総選挙」など実施出来る環境にはありません。
 一方、自民党においても総裁任期はこの9月まで、恐らく一波乱はあるでしょう、正直云って我達周辺で「谷垣総裁」の評価は極めて低いのである。一言で云うなら、彼は「在野」のリーダーではありません。恐らく谷垣氏へのこの感覚は全国共通の処と考えます。
 そんな折、「安倍晋三氏の復活」を自民党県連としてぶち上げる事はできないだろうか、周辺の仲間と話している処です。勿論、無謀な事は承知の上ですが、譬えどのようなホローの風が吹いても谷垣氏には「万歳」の音頭は聞こえないと私は思っています。

2012/04/22

「聞屋さん」に一言申し上げます。

 「聞屋さん」とは、新聞記者のことです。
 今朝の静岡新聞の朝刊に、共同通信の配信記事でしょうが、「文科省が線量基準を緩める」との見出しで昨年の4月、福島県内の小学校校庭の放射線量の基準を文科省が毎時3μ㏜(マイクシーベルト)を検討しながらその後3・8μ㏜に緩めたことが書かれています。
 恐らく、この記事を見た読者は国のご都合主義で線量基準を決めていて、「とんでもない」とお怒りの事と存じます。
 実は、この記事も、読者の「文盲」を利用した怪しい記事なのです。即ち、ここに使用されたマイクロシーベルトという単位についても、殆んどの読者は数値の単位については厳密に考えないことを前提にした記事と云えるのであります。
 因みに毎時3・8μ㏜ということは、1日の被曝線量は3・8μ㏜×24となり、更に1年間に直せば3・8μ㏜×24×365、即ち33,288μ㏜になり、凡そ33㍉㏜です。ですから、新聞が怒るように1時間当り3μ㏜を3・8μ㏜に変更したというご指摘は重箱の隅に神経を注ぎ過ぎたご意見であります。第1、運動場に生徒が1日中留まっての仮定の数値なのです。
 この記事は、ゴム風船のようにただ膨らませ、遊んでいるとしか思えない被曝線量探しと私には思えるのであります。
 そこで、この際、資源エネルギー庁発行の「原子力2010」の数値を掲載しておきます。
 先ず、人類一人当たり、自然界からの放射線は(以下単位は㍉㏜)2・4、ブラジルの自然界からの放射能は10、全身CTスキャンは6・9と記載されており、100mSV以下の被曝では臨床症状は確認されておりません・・と掲載されておりました。

2012/04/19

野田総理、そんなこと言ってもいいですか?

 敢えて米国に飛んで、「尖閣諸島」の買収をぶち上げた石原都知事のパホーマンスは、率直に云って息子以上の役者でしょう。更には都の予算で購入するとの案に、真っ向反対する勢力には都民からの「寄付金」を充てるという善後策まで用意しているとは、あっぱれの何物でもありません。
 それに引き換え本日の衆議院予算委員会で野田総理は「尖閣は我が国固有の領土であることは、明々白々」と意気軒昂の勇気ある発言、更には「国有化」も選択肢に検討すると、何時になく即断したのであります。
 昨日の藤村官房長の発言にも驚かされましたが、それほど勇気があるなら中国漁船の衝突事件に際し、もっと国民の思いに応えた手段があったのではないでしょうか。
 さて、私の判断では、国が買収する事はあり得ないでしょう。何故なら、今、中国とガチンコの勝負に出る勇気は民主党には皆無であります。
 恐らく今頃、首相官邸では「余分な事を云う都知事」と野田・藤村氏ら民主党幹部は鳩首しながら恨めしく思っている処でしょう。

2012/04/18

正鵠を得た判断の石原都知事

 まさかと思いつつも、心配していた石原慎太郎知事を党首とする「新党構想」が遂にここにきて頓挫したようであります。 もとより亀井静香氏は長い間、政権掌握の夢に踊らせられ、自民党から国民新党へ転身、更には石原氏を担いでの新党構想をぶち上げたものの、結局、目論みは外れ、哀れ孤塁に帰っていったのであります。
 処で、亀井氏には何故か「品」というものがありません、それは決して「姿かたち」ではなく、先に国民新党から放擲された事実がそれを証明するでしょう。
 石原氏には都知事としての残任期もあり、頑張って戴きたい、亀井氏にはそろそろ「隠居」を考えたら如何でしょう。
 「亀井氏の新党構想に不快感を示した石原都知事」のニュースに接して・・・・・

2012/04/16

「猫ひろし」の我儘をどう理解しますか。

 オリンピック憲章では個人又は団体種目であれ、基本的に選手間の競争であって、国家間の競争ではないと、オリンピック憲章第9条に明記されています。その観点からすれば何もタレント「猫ひろし」がカンボジア代表のマラソンランナーになったことに今更ケチをつけるにあたない処とは思いますが・・・。
 しかし、それでも私には納得できない「国籍変更」による参加手法であります。一言で云うなら日本人なら日本の代表としてのみ参加すべき舞台ではありませんか。「猫ひろし」程度の成績はマラソンランナーの極く当り前の成績であって、仮にオリンピックに出場すれば最下位と予想される他愛ないものであります。カンボジア国民の名誉の為にも「猫ひろし」のオリンピック出場はご遠慮願いたいと切に期待致します。
 

2012/04/14

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