静岡県内・県外の政治経済ニュースに一言

天野進吾のコラム

2012年03月

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「カジノ」への理解が深まった証拠でしょうか?

 本日の午後、清水区にある「市民活動センター」で2時間の講演を頼まれております。
 確か昨年末だったと思います、市役所に勤務する若手職員から「カジノ」をテーマにした講演を依頼され、喜んで引き受けたのでした。
 私への講演と云えば殆んどが「静岡の歴史」がテーマでした。しかし、今、私が聞いて欲しい題材は何と云っても「日本平カジノ構想」です。その点、この講演会の主催者がどのような組織かも聞かずに、喜んで引き受けさせて頂いたのは、一日も早く、静岡県と静岡市が「カジノ誘致」に名乗りを上げ、他の都道府県と同じスタートラインに立つ事を期待するからであり、その為には先ず多くの市民が日本平山頂のIR構想(統合型リゾート)へのご理解が必要と考えたからです。
 統合型リゾートとは単にカジノ施設だけではありません、様々なエンターテイメントを擁する施設群から成立するものであり、日本平全山をテーマパークと考えております。そのために1日も早い市民のコンセンサスが必要であります。
 

2012/03/31

機関紙「シンゴスコープ」の休刊について

 今日、配布する予定の機関紙「シンゴスコープ」は99号を数え、5月号が「100号」となりますので、ここで一区切りして、来年の春まで休刊とすることにしました。凡そ9年間、毎月発行し続けて来られたのも周囲の応援と「豚も煽てりゃ木に登る」の譬えを地で行った結果でありました。
 再刊する迄の10か月間に、これまでスコープに掲載してきた「静岡の歴史」シリーズを、時間を割いて見直し、添削や誤りを訂正して1冊に本に纏めてみたいと存じます。
 幸い、スコープの中の郷土史についてもご好評戴いて来ましたので、私の「生きてきた証」として書き残して参ります。ご期待下さい。 

2012/03/30

関心が渦巻く「ルノワール」の彫刻

 新聞でルノワールの彫刻が表沙汰になって以来、私の周辺では何か喧しくなってきました。今朝は某テレビ局がこの話題をもって、当事者たる私に、インタビューを撮影のために、5人のスタッフが事務所に訪れたのでした。
 聞けば明日の夕方の放映のための取材とのことでした。
 先日のコラムの中で、彫刻に纏わる概要はご紹介させて頂きましたので、重ねては申しあげませんが、確かにあの2体の彫刻は、人知れずに長い歳月を刻んできました。
 しかし、時にこんなこともありました。もう何年も昔のことです、その日は生憎の土砂降りの中を、私は南口の広場横を車で通過しようとした際、彫刻「洗濯する女」の上に100円ショップの雨合羽が掛けられていました。 誰が何を思ってか判りませんが、恐らく優しい子供の行為では・・と思いつつ南口に車を進めていきました。
 確かに宣伝不足から市の監査委員の指摘される処は確かでしょうが、序に云えば、この2体の彫刻を今、購入しようと思えば、少なくとも「3億円」では買えないでしょうと、数か月前のある画商の言葉でした。

2012/03/27

続「大阪維新の会」

 今月31日に、清水区にある「市民活動センター」で「カジノ」をテーマに講演依頼があり、そのための準備に、この処の「空き時間」全てをレジュメ作りに潰してきました。
 凡そ聴衆は100人程度だろうとの主催者の言葉ですが、正直、若い世代の発起で開催されるこの講演会に、今、私はあらん限りのエネルギーを費やして聞いて頂こう、そして私達の「静岡」の未来についても真剣に考えて頂く機会にして欲しいと考えております。
 何故なら、この静岡市は表現を変えればM9の大地震を起こしかねない脆弱の地盤の上に存在する都市なのです。今朝のテレビでも「大阪維新の会」の橋下塾長が声高に「道州制」の是非を訴えていましたが、この制度こそ本市にとってはM9の壊滅的事態を迎えるのであります。大阪や福岡、名古屋、札幌などは一層の大都市化をみるでしょう、しかしその他の県庁所在地は県庁を始め各種の行政機関は消え、更には大企業等の支店・営業所も姿を消すでしょう。
 試みにアメリカの道州制度による地域格差について研究してみては如何でしょう。
 規制緩和に始まった「アメリカの物まね」政治が如何に大きな失敗を日本社会に齎した今一度考えてみようではありませんか。

2012/03/26

大阪維新の会に集える若者たち

 「維新の会」の目的が、大阪が東京を超える事にあるのではないことは確かでしょう。今朝の新聞・テレビでは、昨日開かれた「維新政治塾」の開講式が大げさに報じられていた。
 何時もの事ですが、橋下市長の脳裡に描かれている自画像は、何故か「アドルフ・ヒトラーの肖像画」に重なってくるのでする。勿論、現在の日本人の中で、ヒトラーの行為に賛辞を贈るものはいないでしょう。そうであっても、日頃の塾長の言と、そこに集まる若者たちの感覚は、恰もヒトラー・ユーゲントを見る思いです。
 率直にいって、塾長の呼びかけに応え、意義ある人生を創造できる若者は極めて僅かであり、一時の夢、幻に、あたら貴重な青春を潰して欲しくはありません。
 政治の仕事は何処までも苦しみの選択の道です、甘く、楽しいものではありません。

2012/03/25

県内高校生の学力低迷に憂う。

 勿論、東大や京大ばかりが大学ではないと負け惜しみに近い言葉が周辺から聞こえて来ます。人生の大きな曲がり角である高校生活を有意義に過ごすには勉強ばかりが、「大事」ではないとの「識者気取り」の方々の声が聞こえるようですが、それにしても最近の本県高校生の超一流の大学進学者の逓減は率直に云って問題ではなかろうかと考えます。
 先週号の「週刊朝日」に東大、京大の高校別合格者数が掲載されていました。
 この1年、私は県議会文教警察委員会に所属してきましたので、時に高校生の学力不足について質したこともありましたが、残念ながら納得できる回答はありませんでした。更に超一流大学への進学だけが高校教育の目標であり重要案件とは考えてはおりませんが、それにしても、本年度の当該大学合格者数を見れば、やっぱり何とかしなければ・・・の思いを禁じえないのです。
 週刊誌の記事をつぶさに見れば、東大への本県合格者は浜北から9人、静高から8人など12校から48人に過ぎず、その数は全合格者3008人の僅か1・59%であり、更に京大の場合も全合格者の1・67%に過ぎないのです。
 しかも一層落胆すべきは、静岡市内にある高校合格者数の低調なこと、即ち東大には私学を含めて2校の僅か9名であり、京大には6校の18人に過ぎないのであります。隣の神奈川県や愛知県に比べ、その極端な低調ぶりは何と理解していいのか、暫し愕然とするところでありました。

2012/03/23

「ルノワール」の彫刻に光が当てられる。

 静岡駅南口の広場の一角にあの「ルノワール」の彫刻2体がお目見えして既に17年になるでしょう。彫刻が展示された当時の私の記憶では地元紙には3面のトップに掲載されましたが、その後市民の関心もなく静かに設置されて今日に至りました。処が昨日のテレビでこの彫刻がやり玉に挙げられたと息子が旅行帰りの私に告げたのです。そこで「世界の印象派画家・ルノワールの彫刻」について、長談義になりますが以下に記しておきます。
 ルノワールの彫刻2体の購入費用は新聞にある通り、1億2900万円でした。
 購入する前年、駅前整備に目鼻がたった処で、担当課職員が私の処へ来て、『落成記念の「モニュメント」を設置したいが』と相談があり、その際、1年以上昔のことだが『あの「ルノワールの彫刻」は如何だろう』と口走ったのが発端でした。
 担当職員が東京銀座のその美術商に電話した処、バブル経済崩壊の直後であったことから、私が前年に聞いていた価格1億3000万は即刻「1億円」に下落するも、担当は「OK」することなく、その善後策を図っていたのでした。処が暫くして美術商から『ニュ―ヨークでルノワールの「洗濯する女」が競売にでるから如何でしょう」という。
 この時点で私達は購入価格及び鑑定について、全て県立美術館の学芸員に任せたのであった。その結果、「勝利の女神」と「洗濯する女」の2体は設置込みで1億3000万円を切る価格で南口の再開発を祝うモニュメントとなったのである。
 処で、この2体の彫刻を今購入するとなれば、恐らく3億円は下らないと関係者は言っている事を添えておきます。

2012/03/22

「辞表提出」も空しく・・・

 昨日の本会議は率直に云って、夫々がフラストレーションを蓄積した最終日でした。
 前日、自民党が強く反対する「3人副知事」に対する牽制から、岩瀬副知事が辞表を提出、もって副知事に対する人事議案は一応の終焉をみたと思っていました。処が自民党の議員総会では、本会議開会直後の知事の説明、答弁に対し不満の声が続出した。正直云って、私の目にも知事の姿勢に些か「私が正義」の強気姿勢を見て取れたのである。しかし、だからと云ってこの人事案件を否決するのは如何なものかと考えます。県政史上初めての人事案件の否決ですから。
 結局は党執行部の努力を慮って、同様の考えを持った人たちと共に党議に従ったのであるが、政治は筋論からだけでなく、話し合う姿勢からその端緒が啓けてくると考えます。
 何れにせよ臨時議会に持ち越すことになりました。今度は双方納得いく方向で論議して参りたいと存じます。

2012/03/17

「人事案、否決なら耐えられず・・・」

 静岡新聞の一面に、岩瀬副知事の辞表提出の経緯が掲載されている。それによれば、先ず「自らが人事案件の提出者であり、これを否決されること」、更に自身が退いて後任のお二人を「副知事」に選任されるよう願っての決断でありました。
 実は、石川県政の時代に副知事を3人まで選任する事が出来る条例がありますが、現下の厳しい財政環境の中で「副知事3人は避けて欲しい」の理由から自民党は提出議案の否決を一応決めて、本日の開会前の議員総会で最終的態度を決めるつもりでした。
 今回の岩瀬副知事の突然の辞意表明は、党の議員総会の中でも、私は声高に指摘してきた処でした。その意味で岩瀬氏の辞表提出については誠に面目ないの一言であります。
 議会と当局は「車の両輪」と喩えられるのであれば、これからは事前の意見交換など気軽に実行して戴きたい、それが県民が期待する県政であると信じます。

2012/03/16

「道州、10程度に再編」の見出しに驚く。

 早朝、静岡新聞をポストから引き出すや、タイトルの活字に驚く、しかもそこには「自民原案」とある。自民党が纏めた「道州制基本法案」では、全国を10の道州に再編し、しかも橋下大阪市長をその代表に据えるという発想とのことです。まさに、「障子に映った影」に怯えるおさなごを見るようではありませんか。最近の自民党を見ていると、些か野党慣れの態に心配です。昨日の参院の山本一太議員の質問の中で、谷垣総裁と野田総理の話し合いを「談合」と表現した山本議員の政治感覚は、嘗ての自民党を代表する理論家にはとても思えない姿でした。
 話はもとに戻って、道州制についてこれを実行する事は「まさか」でしょう。少なくても現在、公務員給与の削減に手を拱いている皆さんが、行く当てのない都道府県職員を整理できますか、更に47都道府県の県議の理解が得られると思いますか、本当に道州制を「よし」とするなら20年以上の準備が必要でしょう。
 最近の日本は「規制緩和」以来、アメリカ方式を追随しておりますが、日本には日本の歴史があって今日があることを忘れてはなりません。

2012/03/13

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