静岡県内・県外の政治経済ニュースに一言

天野進吾のコラム

2011年09月

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甚だ不満な「搭乗率補償」の和解への道

 結局、川勝知事も大いなる不満を抱きながら、和解の道を選んだのでした。恐らく、他に選択する術がなかったからでしょう。
 さて、1年半前を遡って考えてみる時、当時の余りにも不可解な「日航と当局」の動きに疑問を覚えるのであります。私達がに搭乗率保証の存在を知ったのは議案が提出される直前でした。事前の当局説明は何故か全くありませんでした。更に自民党も議員総会の場で当局と激しい論争をしておりますが、その中で、払拭できない疑問は「福岡ー静岡」の搭乗率保証が15,800円にされた事です。実は当時の「羽田ー福岡便」が3か月前契約は13,000円という割安でしたので、皮肉を云えば乗客が無ければ日航は儲かる方式でした。さらにその搭乗率の補償基準は70%と設定されましたが、静岡空港の利用率は65%であり、日航機の搭乗率としては就航する全国40空港中、第4位にランクされるほど好成績でありました。因みに70%を超えていた空路は旭川空港とこうのとり空港の2空港だけでした。
 そうした中で、私達は当局と長い長い論争を続けていましたが、その中で、忘れもしない質疑応答がありました。それは福岡便の就航計画です。日航の提案される就航計画は「日に3便」との事。私は口角泡を飛ばして、「日に2便」を主張した処、何と職員から飛び出した言葉が「日航からは4便を提案され、それを漸く3便にして戴いたのです」と答えたのでした。
 聞いた私は唖然として「開いた口」が塞がらず、それ以上の言及を辞めてしまった事が今になっても悔まれます。今でもあの担当職員の言葉は本当であったのか、脳裡を掠める処です。

2011/09/14

この街の明日はどうなる?

 長い間、この街の自治に係る仕事に携ってきましたが、今ほど「静岡の明日」に心配を抱く時はありません。云うまでもなく本市の人口はここ数年来、逓減し続け、数少ない骨のある企業もまた海外をはじめ大企業に伴って何処にか移転している状況です。倒産、廃業は日本の至る所、日常茶飯事であれば、この先何を以って生き延びることができましょうか。
 一方、人は「困れば行政」に逃がれようとする習慣は何時もの事です。
 間もなく、新装なった新静岡センターが再開します。これによって長い間市民の憩いの場・七間町映画館が閉鎖するところとなります。
 そこで、地元商店街の代表はこの映画館の土地を市に買い上げてほしいと過日、田辺市長に陳情しましたが、率直に云って私にはその意味が理解出来ません。映画館の地権者からすれば、市役所が買収してくれれば好都合である事は明らかです。しかし、それによって、商店街に何のメリットがあるのか甚だ疑問です、まさか、巷間云われている「水道局」の移転ではないでしょうね。週休二日の水道局が来て、商店街ですか、もっとでっかい構想は生まれないでしょうか。残念ながら「黄昏」の静岡を象徴する発想と思わざるを得ません。

2011/09/12

鉢呂大臣9日間、東日本大震災から半年そしてアメリカテロ事件から10年

 成程、野田内閣の「よちよち歩き」の証拠が意図も簡単に鉢呂経産相に辞表を提出させたと考えるべきでしょうか。手元の「国会便覧」によれば、当選7回、大蔵政務次官や国対委員長などを歴任、遅すぎる程の大臣就任でした。それにも拘らず、総理と同行、嬉しさの余り軽口をたたき、結局自滅してしまいました。御気の毒に。そして今日がその震災から半年、被害に遭われた皆さんに只々「一日も早い復活」を祈願するのみであります。恐らく、関係者の心が治癒するまでには相当の年月がかかるでしょう。
 そして今日、摩天楼の惨事から丁度10年です。その日、私はテレビに釘付けされていたましたが、不図、一人の友人がエンパイヤステートビルに間借りしていた事を思い出し、自宅に電話、間もなく受話器の向こうで、寝ぼけた声で「何ですか突然・・・」「寝ていたのか・・貿易センタービルは近くか」、私の真剣な質問に漸く、事の成り行きを理解し、受話器を置いてすっ飛んでいった。直ぐに帰って「煙が来る、ありがとう」で電話は切られたのでした。  勿論、天下泰平、北朝鮮すら旅先と心得る御仁、今は日本で世間体無視しての一人旅です。

2011/09/11

野田内閣の「欠陥」が露出する

 毎度ながら、組閣後の火種は、新大臣の軽率な「言葉と応対」が報道屋さんに掴まれることです。昨日の鉢呂経産相の「死の街」発言は初めて大臣に就任した喜びから発した思慮なき発言でした。これまでも多くの新任大臣が冒してきた共通の失敗で、情けないの一言です。
 さて、一方、私が党役員人事が決まった折、このコラムにも指摘しておきましたが、今確実に民主党内部の新たな火種として核納器が準備され始めました。例の「幹事長室」の復活です。小沢幹事長時代、独裁与党と全国の自治体から嫌われた、全ての陳情は「幹事長室」で取り扱う、民主党議員も勝手に陳情団と省庁に訪問することを禁じたあの「幹事長室」の復活でした。即ち、「俺がルールだ」の第2版が始まろうとしているのである。
 党組織を軽々に構築した野田代表の欠陥が今、露出しようとしている。
 まさか、あの「民主党癌ダム」の輿石氏の登用は大なる心配でしたが、これほど早くから動き出すとは野田代表も考えなかった処でしょう。そうドン・小沢一郎が来春に予定される判決公判を睨み、更には秋の代表選を計算しながら、「金正日ばりの独裁を夢見る人」は今から準備に余念がないのであります。

2011/09/10

 エーッ!一方的な運航支援金の和解勧告

 昨日、視察先で東京地裁からの運航支援金訴訟の和解勧告を知りました。その内容は①に和解金として県が日航に1億4,984万円を支払うこと、②今後も相互に理解して静岡空港の発展に努力すること、とあります。またその計算のもとになったのが目標搭乗率の70%(有償旅客数)を切った時には、運航支援金して片道15,800円を支払うと県並びに日航で約束したものであれば当然、静岡県は補償金額を支払う義務があるとの判断でした。
 その勧告を聞いて、同僚の1人は指摘された¥1億4984万円について「サッサと支払った方がいい、後になれば高い利子がついてくるだけ」と嘯いていました。
 しかし、私には納得できるものではありません。少なくとも当時、羽田ー福岡便が片道13000円代で売られていた事を思えば、どう考えても「理解出来ない金額」、否、私の脳裡には今でも払拭できない「疑惑」すら覚えるのでした。更に、開港後、半年も経たないうちに「来年の福岡便は廃止する」の日航側の発言は、明らかにこの運航支援金を県から引き出す策であったと思わずにいられません。
 県民に「どんな顔(かんばせ)」をして、即刻この搭乗率保証金を支払うことが出来ましょうや。

2011/09/09

愈々、20日が歌舞伎公演です。

 「天の川」の氾濫かと思われる程に毎日、途轍もない量の雨に見舞われ、多くの人々は「敬老行事」や運動会など「秋の行事」にてんてこ舞いしているでしょう。実は私も明日から3泊4日の議会視察が予定され、ご無沙汰致します。
 さて、駿府ライオンズクラブの30周年記念イベントとして今月20には市民会館で松竹大歌舞伎を企画しております。会員の努力あってチケットは完売、ただ天候が心配です。
 ところで、歌舞伎の発祥は17世紀ごろ、出雲のお国が京に出て、異様な振舞いと身なりから「かぶきもの」と云われ、ここから「歌舞伎」が誕生しました。当初は歌舞伎の「伎」は女の世界でしたから「妓」の文字を使っていましたが、近代になって男だけの舞台と云う事から「伎」の漢字になりました。また歌舞伎はカブク(傾く)の連用形が名詞化したもので、「カブ」は頭を意味する言葉だそうで、啖呵を切りながら、「頭」を振りまわす仕種は将に合致した言葉と云うべきでしょう。

2011/09/05

凡その予想「野田内閣」への国民の理解

 結果として、最も無難な内閣の誕生と民主党関係者の共通認識ではないでしょうか。
 「前原内閣」を一方で期待しながら、「是非を鮮明にする」氏の個性から「短命内閣に終る」要素を多分に持っておりましたから、ここは牧歌的雰囲気の野田氏に落ち着いた事で「一先ず」と云った処でしょうか。
 しかし、各論に言及する時、納得出来ない人事は先ず「官房長官」の藤村氏です。恐らく他の如何なる大臣よりテレビ画面に出る機会が多い官房長にしては彼のイメージは余りにも「鈍臭い」、大衆からの支持を取り付けるには一寸不向きに思えますが。
 次に問題は「安全保障に素人な」防衛相・一川保夫氏です。「文民統制」の意味すら理解することなく防衛庁のトップは戴けません。彼は時限爆弾かもしれません。
 最後に仙谷氏の処遇に総理はお心を砕いているようですが、一番は「ほっとくこと」に尽きます。野田内閣に合わない個性であれば捨て置きなさい。
 以上、組閣が終わった所での私の感想でした。

2011/09/04

どこか変では「被曝犬の扱い」

 タイトルこそ「変」に思われるでしょう。静岡新聞の朝刊の三面記事の横に、大きく「3キロ圏内、愛犬生きていた」の見出しで、「4か月ぶりに一時帰宅した住民の飼い犬が、まさかの生存、力なく飼い主のもとに」と恰も南極観測隊の「太郎、次郎」の物語もどきに掲載しています。しかし、その記事の最後に、再び会えることを期待して「連れて帰ることを止めた」とあります。それは余命幾ばくもないこの犬であれば、飼い主の極めて淋しい弁解でありました。
 4か月もの間、庭の井戸水、部屋にあったお菓子を食べて生き延びたと飼い主の弁、にも拘らず、情け容赦もなく、放擲したのはこの飼い主が「被曝犬」であると憂いて、連れて帰る事を止めたのかもしれません。勿論、多量に被曝していようが地域の人々には、何の危険はないでしょうが。
 ところで、この犬こそ研究材料に如何でしょう。可能な限り元気を取り戻すための食事、運動など試み、「被曝」動物のその後の研究にもってこいの素材と私は考えました。

2011/09/02

長期政権を築くか、野田内閣

 特段の取り得も、目立つ言動もなく、そして泥臭いイメージをそのまま背負った「野田佳彦氏」の党代表・総理就任は確かに私達を驚かせました。しかし、翻って考えるに、このパーソナリティが意外にも長期政権を築くことになるのでないでしょうか。
 何よりも、これまで派手なスポットライトを浴びる表舞台には縁遠く、あの地味で泥臭い雰囲気が、混濁する民主党議員を和ませる原動力になるかもしれない。そのために要注意は何と言っても予想外の人事「輿石」幹事長の動きに尽きると考えます。
 さて、こうなると解散は自ずから遠退き、衆参同時選挙が濃厚となってくるでしょう。
 正直云って、現時点では自民党も選挙を戦うには余りにも準備不足と云えるところです。前回選挙で敗れ、準備に余念のない例えば1区「上川陽子」さんにとっても真に厳しいことでしょうが、更なる「覚悟」が必要と思われます。

2011/09/01

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