静岡県内・県外の政治経済ニュースに一言

天野進吾のコラム

2011年08月

表示件数:

英米の若者たちの叛乱

 夏呆けでしょうか、この処、コラムへの書き込みも減退しております。勿論、毎月発行している「シンゴ・スコープ」の原稿に苦慮しての影響もありますが、書き込む題材も夏枯れの域にあります。
 さて、この処のニュースでは英国の若者たちによる暴動が話題となって茶の間を賑わかします。「紳士の国」のイメージも何処へやらの感がします。一方、アメリカにおいてもツイッターを媒体に集団化、一気にコンビニなどの商店を襲撃、しかもこうした略奪行為が今、国内各地で勃発しているという。
 この報道をテレビで見ていた息子は捨て鉢ぎみに「外国人の流入」に寛大でありすぎた結果だと嘯いておりました。確かに暴動を繰り返す若者たちの多くはアフリカや中南米から移住してきた若者たちと見受けられます。
 日本でも間もなく新たな人種問題が惹起されてくるでしょう。その時、米英より民族問題には敏感な日本人社会はどう対処するでしょうか。

2011/08/18

淋しくなった終戦記念式典

 昨日が66回目の終戦記念日でした。新聞、テレビではお馴染みの特集が展開されておりますが、グランシップで開催された静岡市戦争戦災等戦争犠牲者の追悼式への参加者は残念ながら年々、減少の一途です。
 僅か20年前、即ち清水・由比・蒲原等合併する以前の市民会館での式典に参加した市民は遙かに多かった。市長を初め来賓の追悼の言葉は昔のままだが、どうしても「恒例の・・」の雰囲気は払拭できません。
 66年と云う歳月は人々の記憶を維持するには余りにも長く、否、実際、戦死者の面影を記憶しているとしたら、それは戦前に残された写真を見ての思い出でしょう。人間の頭脳は、悲しいこと嫌なことなど、記憶から末梢するとのこです。
 参加した仲間のひとりが呟いた「一体何時までこの追悼式が続くのでしょう。」

2011/08/16

「五山の送り火」に拒否された陸前高田の被災松

 「放射能が琵琶湖を汚す」との市民の苦情に押されて、「五山の送り火」に陸前高田の松を使用する事を断念した京都市であったが、その決定に対し各方面からの激しい非難に、「大文字保存会」が、渋々薪の受け入れを決めたのでした。
 その後送られた薪の表皮から放射セシウムが検出されたことから、再度使用を断念したのであります。
 しかし、この京都市の裁定に多くの人々は払拭できない疑問を抱いていることでしょう。
 先ず、検査機関が民間とのことですが、この裁定は単に京都だけの問題ではありません。何処の検査機関も云わず、秘密裏に調べるとは、岩手県を初め震災地に対し極めて無情な仕打ちであります。1㎏当り1,130ベクレルという数値についても一切の説明もなく、これを断念したという。
 若し、京都市や保存会に「一縷の優しさ」があったなら、例えばセシウムを含む表皮部分を除いてその松を使用してやったら如何でしょう。真に残念です。
 しかし、それ以上に、「障子に映った松の影」に怯える市民を作ってしまった報道に私は怒りすら覚えます。

2011/08/14

片隅に掲載されたこの記事は何?

 土曜日の朝、来客は9時の予定ですから、暇つぶしに新聞を隅から隅まで目を通し、さて、パソコンにと思った瞬間、目に入った見出しが「中国で数千人の暴動」でした。
 11日、中国貴州省で露天商の女性に治安当局者が暴力を振るったことを切っ掛けに、数千人に上る群衆が警察官と衝突し、30人以上が負傷したとの事です。
 勿論、この記事は共同通信からの配信でしょうが、なぜこの記事が裏面の片隅におかれたのでしょうか。
 思えば今から40年近くなるでしょう、中国の唐山地震(死者30万人と云われた)の記事も今日と同様、殆んど小さな紙面の扱いでした。勿論当時は今より遙かに厳しい報道統制下、報道機関も中国政府の顔色を窺いながらの報道でした。その臆病な姿勢が今なお継承され、中国政府に慮っての報道は誠に残念です。
 人々の尊厳を蹂躙し、臭いものには蓋をして、ただ国威の発揚に躍起となる現代中国には些かの魅力も失せてしまった今日この頃です。

2011/08/13

それが断末魔の言葉ですか?

「私の顔を見たくなければこの法案を通せ」と居丈高に発言したかと思えば、一方では「私はやるべきことはやってきた。残念ながら国民に十分理解してもらえなかった」は10日の衆院決算委員会での発言。或いは「私は地位に連綿とする男ではない」など退陣3条件の整った昨今、やっと自らの終着駅を悟った菅総理は矢継ぎ早にその悔しさを言葉にしたのでした。
 しかし、その粘り腰には驚かされました。
 ところで、今朝の新聞に再生エネルギー法案が成立、これによって太陽光などによる発電電力は全て電力会社が買い取るところとなりました。
 ご存知ですか、今、私達が家庭で消費する電力は1Kw24円ぐらいです。処が太陽光による余剰電力の買い上げ価格は現在40円以上です。恐らく現段階での買い取り電力は全体として僅かですから電力会社も引き受けていられますが、早晩にこの「再生エネルギー」法案も改変される運命にあると思います。しかし、それ以前に原発の休止によって「火力」への依存度が高まり、電気料金の大幅な上昇という時代を避けて通ることはできないと考えます。

2011/08/12

「病膏肓(やまい、こうこう)に入る」の最たるものでしょう。

 例年、京都の伝統行事「五山送り火」に使用する岩手陸前高田市の松が放射能汚染を心配する京都市民の声でその使用が見送られた。聞けば「燃やした灰によって琵琶湖の水が飲めなくなる」と云った、将に「杞憂」としか表現できない声に押し潰されての決定だったと云う。
 しかし、こうしたバカバカしくも悲しい声がクローズアップされる裏に、最近の報道機関が「反原発」を唱える学者達だけを採り上げる姿勢に、大きな原因があると私は考えます。
 汚染されたという牛肉を前に「毎日、1年間これを食べ続けても何の障害もない」と云った東大の髭教授はその後テレビ画面に出る事はなかった。県内の大学教授も「長い間、放射能と対峙してきた私は、それほどに危険なら、とっくにいなかっただろう」と云ったきり二度と新聞にである事はありませんでした。
 その結果、今、福島市の児童の疎開が膨れ上がってきたようです。何をそんなに恐れるのですか、今にも「天」がこの大地に降ってくると錯覚しているのでは・・・。
 

2011/08/10

今度は「原子力に頼らない社会の実現」と菅総理

 菅首相にとって「生命維持装置」といえば東日本大震災でありました。当時の菅内閣は将に「四面楚歌」の状況、明日にも総辞職かと誰もが考えていた矢先の「天変地異」によって長らえたのでありました。
 爾来、党内批判は「蛙の面に水」、野党の叱責は「馬耳東風」、折々に、仕入れたばかりの都合の良い言葉をもって目眩まししながら内閣の延命を図って今日に至ったのでした。
 その間、何をしただろうか。前日役人から聞いたばかりの「ストレステスト」なる言葉を持ち出して、その場を誤魔化し、広島・長崎の原爆記念にあたっては官僚の書いた「原子力に頼らない国づくり」を提唱、更には国連事務総長には9月の首脳会合に出席したい旨を述べるなど、「菅おろし」には微塵も動揺しないのであります。
 でもそんな脳天気なことでいいでしょうか。極端な「円高」、そして企業の「海外流出」など今善処しなければいけない重要課題が山積しているのではありませんか。本当に心配です。
  

2011/08/09

今頃になって「放射線測定器」のいい加減さを叩く

 6月16日のこの欄に、例えば県内のある市で、250ヶ所の茶工場が夫々「放射線測定器」を購入して調査するとの新聞記事に、失礼ながら嘲笑的意見を披歴しておきました。
 あの頃は「ガイガーカウンター」と云えば、近代科学の名手として記憶の底に刻まれておりましたから、自らの手で放射能の存在を確認できるとすれば、恐らく誰もが「ガイガーカウンター」のあの不気味な音に吸い寄せられたのであります。残念ながらその後「茶工場」のニュースは皆無ですから、実際に購入し、調査したのか聞いておりません。
 しかしあの頃、全国で「放射線測定器」が乱売されました。国内生産では間に合わず、所詮、意味なき計測器であれば、いい加減な輸入計器などインターネットで売りまくり、一方、買った側も機器の使用方法も判らぬまま、今頃は子供の玩具同様、放置されていることでしょう。
 その「放射線測量器」の実態、「象とウサギとねずみ」をまとめてその「目方」を測っているようなものと今朝の大手新聞が論評しています。
 恐らくこれを見た購入者は「何故今頃になって」と怒るでしょう。将にその通り、安価な「放射線測定器」を教えた張本人は報道機関でしたから。
 

2011/08/08

指定都市「自然エネルギー協会」が発足

 昨日、メガソーラーによる太陽光発電を柱とする「自然エネルギー協会」が発足しました。 静岡市もまた16政令市と共に参加したと報じられております。ご案内の様に既に中部電力は三保地区の自社の土地17haに50億円の投資をもって、8000Kwのメガソーラーの建設を予定しております。
 さて、昨日の協会発足に際し、呼びかけ人が「孫正義」であるをもって時流に乗り遅れまいと、充分な調べもなく参画した都市も少なくないでしょう。この中で孫氏は買い取り価格を「30円」では算盤が合わないので「40円」にと主張、更に太陽光は一旦設備投資をしてしまえば、買い取り価格が保証となって着実に利益が出る。そのためには今後、農地規制の緩和など政府の協力が大事だと説明しております。
 ところで、私達市民が使用する電力料金の詳細は知りませんが、確か1Kw24円だと記憶しております、となると「40円」は奈何せん高額すぎませんか。更に本市の南沼上の焼却炉から生まれる電力は1Kw8円で中電に買って頂いております。そんな事を考えるとソーラーによる電力40円は全く理解出来ませんが、どなたか教えて下さい。序に日本の休耕田や耕作放棄地の全てにあの青紫のパネルが覆った時、人々は何と思うのでしょうか。

2011/08/06

「モナリザ」のモデルは男であると吹聴するテレビ番組

 過日、「何気なく」でしたので、どんな番組か覚えておりませんが、「モナリザ」のモデルは男であるという極めて低次元のテーマを見た。恐らくこのコラムを読む貴方も、私に対し、「低次元」というなら意に介さなければいいとお考えでしょうが、やっぱり引っかかった。
 テレビ画面が申すには、モナリザの両眼に夫々アルファベッドの2文字が書き込まれ、これがある具体的な男性を指していると云う、愚にも付かない考えを示し、タレントたちの驚きを誘っておりました。
 最近はテレビのチャンネル数も増え、局としても「番組づくり」は容易ではないでしょう、更に制作経費を考えれば、莫迦ばかしいお笑いタレントを並べて、無責任で他愛ない白痴番組が罷り通ることになるのです。
 さて、モナリザのモデルはフィレンツェの富豪ジョコンドの妻といわれ「モナリザ」とは「わがエリザベッタ」という意味とのこと、足かけ4年の歳月をかけてこの作品は完成したと云われております。

2011/08/05

ページのトップへ

現在地:トップページ天野進吾のコラム