静岡県内・県外の政治経済ニュースに一言

天野進吾のコラム

2011年07月

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何故説明しない「暫定規制値」

 凡そ毎日のように新聞・テレビで賑わす放射能の「暫定規制値」について、国民の殆どは、その意味も危険性も理解していない事と思います。
 4日ほど前のNHK のニュースに、キューバのカストロと見間違うほどの髭面の東大名誉教授が画面一杯に出てきた途端、「暫定規制値を超える放射性セシウムの牛肉を毎日1kg、1年間食べ続けても何の問題もない」と鼻で笑いながら語っていました。テレビを見ていた家内は「毎日1kgの牛肉を食べ続ければ、放射能以上の被害が家計に現れる」と嘯(うそぶ)いていました。
 処で、行政はもとより報道機関までもが、今もってこの意味なき「暫定規制値」を尺度として、国民に警鐘を打ち鳴らす理由は何か、甚だ疑問に思われるでしょう。
 静岡茶の「セシウム」発覚の際も、「毎日1㍑のお茶を飲み続けても健康への被害はない」と静岡新聞で断言した静大教授はその後、一度として紙面に現れる事はありませんでした。
 何故か、思うに報道関係者にとって、暫定規制値の意味や健康被害の心配より、長く、センセーショナルな話題提供の壺であればそれでいいのではないでしょうか。
 この放射能記事は誰にも「高い関心と冷めない恐怖感」を永続的に提供できるテーマなのですから。

2011/07/17

呆けの与謝野馨経済財政担当相

 「カジノ解禁」に深い関心を持つ私は今朝のヤフーニュースに、与謝野経済担当相が東北の復興財源の一つに「射幸税(ギャンブル税)」は如何との発言記事に飛びついたのでした。
 しかし、中身を見てがっかり、東北の復興財源として、基幹税(所得税や消費税など)の増税だけでは無理、それ故この際、射幸税(ギャンブル税)、即ち競輪、競馬などの公営賭博に増税、また「たばこ」がなぜ射幸か理解出来ませんが、煙草消費税の値上げなどを意図している様であります。
 恐らく与謝野じいさんは日本の公営ギャンブルの実態を知らぬが故の発言でしょう。全国50ヶ場の競輪場の殆どは辞めるにやめられない環境、特に小さな町で運営されているギャンブル場は「雇用の場」としての意義もあり、簡単には辞められないのが実態です。更に競輪、競馬、競艇、オートの全ては25%の「頭はね」の当選金であれば、これ以上主催者が撥ねることはできません。
 ところで、カジノは上記のギャンブルとは客層が異なり、地域経済はもとより国の観光産業に大きく貢献、更に「復興財源」として採用するにも、充分に意義ある新産業と考えるのであります。

2011/07/16

九電の「やらせメール」

 原発は「社会の敵」――大震災以降、原発が社会悪のトップに祭り上げられたのです。佐賀の玄海発電所もこれまでは、特段の心配も、非難もなく極く自然に発電は継続してきました。恐らく政府も原発の運転許可は戸惑うことなく認可していたでしょう。
 あの福島発電所の1号炉の継続運転許可もこの2月に何の疑問もなく「OK」のサインを出したことからも、政府の原子力発電の運転方針には些かの戸惑いもなかったと考えられます。ところが、福島原発の事故以来、臆病な菅内閣は将に右顧左眄の毎日でありました。そんな時、国民の関心を都合よく転化させる材料が九州電力から提供されたのでした。即ち「やらせメール」です。
 ところで、この度の「九電の馬脚」を何のために報道各社かくも取り上げるでしょうか。
殊に、今朝の新聞では、「例えば住民説明会などで社員を動員、或いは「理解活動」と呼ばれる宣伝戦略があり、今後もやらせ行為が再発する危険をはらむ」とあります。
 こんな行為はこれまでも屡々行われてていたのではないでしょうか。行政の用地買収など参加しなければ「村八分」の脅しに、渋々参加する地域の人々――これも「やらせ」の一つと私は思いますが。

2011/07/15

厚労省発表の被曝推計

 厚労省は福島第一原発事故後の3~6月、食品を通じて人の体内に取り込まれた放射性ヨウ素とセシウムによる内部被ばくは平均34マイクロシーベルトになるとの推計値を公表した。年間では96~111マイクロシーベルトに達するという。
 処で、この記事は時事通信の配給によるものでしょうが、担当した記者は記事の内容を理解した上で各新聞社に送信したものでしょうか、大きな疑問が湧いてきます。
 一体、国民の何%が「被曝単位」と「危険数値」を理解しているでしょうか。1マイクロシーベルトとはご案内の様に0.001ミリシーベルトで、100万分の1シーベルトに当ります。例えば人類は年間に自然界から2・4mSVの放射能を受けております。このことからこの度の発表内容は全く意味のないものであり、更に記事では「日本では食品に含まれる放射性カリウムなどで年間400マイクロシーベルト被曝している。その数字と比べると、安全性への影響は相当小さいとみられる」と続けております。推計値の発表だけが目的なのか、何を云いたいのか全く理解できない記事でした。

2011/07/13

三浦半島が危ない―政府の地震調査委員会

 世にも莫迦ばかしい市民への「警鐘」と云わざるを得ません。
 昨日、政府の地震調査委員会は三浦半島の断層群でも地震の発生確率が高まったと発表した。地震の規模はM6.7以上、横浜や横須賀は最大震度7が予測、更に今後30年間の発生確率は最大11%という。
 処で、東海地震の場合は地震発生の確率を87%と恫喝、勿論、浜岡をストップさせるための方便だったかもしれませんが、今回の三浦半島断層群のきめ細かな調査とは雲泥の違いですが確率が11%は納得できません。敢えて云うなら地震調査委員会の存在を知らしめるための脅しのように思えるのです。ただ云える事は私の様に極めて鈍感、無神経な人間は別として、権威ある機関の発表に右往左往される人々は決して少なくはありません。
 静岡県は35年前、「明日おきても不思議ではない」駿河湾沖地震説に振り回され、実に2兆円の耐震事業を展開して参りました。今日では耐震補強した建造物が建て替えの時期を迎えております。

2011/07/12

「オポチュニスト」の氾濫

 議会人の中に、これまでは原子力発電所の危険性を無視、寧ろ応援団の如く振舞っていたいた輩が、ここにきて政党を変えたように原発の危険性を警鐘する姿を見て、腹立たしい思いをするのである。
 これも世の習いでしょうが、昨今こうしたオポチュニスト(日和見主義者)の議員が増えた事、真に淋しい限りです。
 嘗て、私はこのコラム上で、自作の諺ですが「山に住む河豚中毒の名医になるなかれ」と書いた事があります。殊に最近の知恵者、評論家は屡々、第3者の発言、意見を参考にした上で、恰も「後出しじゃんけん」のように、時流を反映した意見を自身の考えとして提案します。
 即ち「河豚中毒の名医」と呼ばれたければ、海岸から戸板に運ばれてくる患者の毒が消えるころ、即ちその患者の生死がはっきりした頃に聴診器を当てるべきでしょう。だから名医は「山に住む」のです。
 突然、国民の前に提示された「ストレステスト」なるものも「いと、怪しゅうこと」とは存じますが、寧ろ私には「ストレス」の何物でもありませんでした。
 突然ですが、ここで訃報が入りました。盟友・堀江龍一議員には今朝、県立総合病院にて逝去されました。心からお悔やみ申し上げます。

2011/07/11

突然浮上した「ストレステスト」

 拱(こまね)いた結果でしょうか、菅総理も原発継続のリトマス試験を「ストレステスト」と云う耳慣れない秤(はかり)を認知、もって「原発の存廃」を決定すると云う新たな戦術を国民の前に提示してきました。
 一方、岡田氏をはじめ党内には、この突然の政策転換に愈々不信感が高まってきました。殊にEU諸国での「ストレステスト」は原発稼働中に実施するもので、再稼働の是非を問うために行う「テスト」ではないと厳しい意見が出されている。
 原発の再開を準備し、内閣に圧力をかける九州方面の関係者をなだめる術として、容易に結論の出ないこのリトマス試験紙は「朝令暮改」の菅内閣にとって真に好都合の材料と云うべきでしょう。
 それにしても菅内閣の三枚腰は国民に限りない「ストレス」を醸造いたします。

2011/07/09

これが「ニュースキャスター」?

 目ざましのテレビ番組はこちらも「寝ぼけ眼」ですから、仕方ないでしょうが、出演しているニュースキャスターの戯け事には些か気になります。
 今日のテレビ番組が何チャンネルか定かではありませんが、昨日の国会で野党から菅総理への早期退陣が論議された件について、キャスターは只管(ひたすら)野党側の要求は時間の無駄、そんなことは「外」で、「夜」にでもやれと相変わらずの「独り偽善者」を気取っていました。
 ニュースキャスターだったら、思い上がったあの「松本龍復興担当相」を任命した総理の政治責任を追及し、非難して当然でしょう。それ故に、昨日の野党側の退陣要求は誰が考えても当然の成り行きと考えます。
 処で、朝番に顔を連ねる面々が屡々、卓上のメモ用紙に目を落とし、番組製作者の意向に添うべく原稿見て発言する姿はいいものではありません。これも明らかな「八百長」でしょう。

2011/07/07

9月の歌舞伎公演を前に

 本日はコマーシャルと致します。私が所属する駿府ライオンズクラブは今年で30年、その記念行事として「歌舞伎」を市民会館に招致する処となりました。計画は今年早々に始まったものの、3・11の大災害に見舞われ、一時は中止となりましたが、急遽、「出し物」が替わってスタート、今は順調に推移しております。入場券は現在販売中で、昼の部に余裕があります、ご希望の方はご連絡下さい。公演は9月20日です。A席・7000円、B席5000円の割安企画です。
 さて、歌舞伎の歴史について一言。歌舞伎とは天正時代(1573~1593)から流行したスラングの一つで「悪ふざけ」の意味で使われてきました。その後、慶長8年(1603年・徳川開幕)の夏、出雲大社のお神楽女で「お国」という女性が京都で歌を歌いながら舞を舞いました。その姿は男装し煙草袋をぶら下げ、キリシタンの数珠を首にまいて、身振り手振り、それは道化た歌舞であった。このことから、歌舞妓とは「悪ふざけ」の意味に使用され、後に、男だけの世界であることから「妓」を現在の「伎」に当てはめたのである。

2011/07/06

やっぱり無理だった大臣職

 3日、松本復興担当相は岩手、宮城の県庁で夫々の知事に対し極めて低次元の暴言を吐いた。殊に村井知事には、云うだけ云って最後に「今の部分はオフレコ、書いた社は終わりだから」。まるでヤクザか小学生の仕種である。処がこの「道化」の記事は昨日のどの新聞にも掲載されていなかった。若しかしたら、大臣の「その社は終わり」にビビって様子見していたのか、今日の朝刊には各紙揃って「鬼の首を取った如く書きたいだけ」書いていました。
 これを見て息子は「一昨日、地元紙やテレビ局が報道したのを見て、踏ん切りがついた」だろうと嘯いていたが、これも正解、意外に大新聞社は「連帯」がお好きのようです。
  さて、こんな大臣を推挙した菅内閣は早々にご退陣願う時とは思いますが、わが自民党も取って替わるだけの人材がいるのか甚だ心配になります。
 松本大臣の即刻ご退陣を期待します。

2011/07/05

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