静岡県内・県外の政治経済ニュースに一言

天野進吾のコラム

2011年07月

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些か愕然とする日本の報道機関の根性

 はたして表題の意図を表現できるか疑問ですが、今朝の読売新聞では06年、愛媛県の伊方原発におけるプルサーマル計画のシンポジュームにおいても「やらせ」があった事を採り上げています。
 一方、佐賀県の古川知事が原発番組前に九州電力に「やらせ」を薦める電話をしたことを恰も「不正行為」をしでかした如く連日、あらゆる報道はこれを叩いているのでした。
 処で、報道機関にもそれに似た行為は屡々、見受けられます。例えばニュース番組の中で、通行人から意見を聴取しようとする時、記者の意図と異なる発言はカットする手法も「やらせ」の一つでしょう。過日の静岡新聞の「大自在」に民間の「やらせ」の例題が紹介されておりましたが、この記事も確か九電の幹部社員による「メール」を題材にした提言でした。
 ところで、「メール」による賛否や公開の自由討論が、本当に民意を反映するのでしょうか。関係する組織、団体の集中的意見投稿は避けられません。況や「原発」など異なる立場の組織的意見の集中することが最初から判断される課題は如何と思います。さらに、杞憂でしょうが日本の報道機関も読者への媚びをもって、また「良い子になれる立場」を選択して動いているのではありませんか。

2011/07/31

城内代議士の自民復党を歓迎する

 今朝の新聞に、自民党への復党問題に愈々「けり」をつけることになった静岡7区の城内代議士の近況が掲載されています。勿論、落ち着くべき処に落ち着いたの感ではありますが、自身の出処進退の決断はこれまで後援して頂いた仲間への配慮もあり、第3者の概念とは格段に異なる処でしょう。
 正直云って、私は大いに喜んでおります。実は彼が未だ外務省に在籍中にも拘わらず、故原田昇左右代議士から幹事長だった私に「代議士志望の青年がいる、是非、会って欲しい」との懇請に、三島の“うなぎ屋”で初めて城内氏に面会、その真面目で情熱溢れる人間性に、即刻了解したのでした。そうした経緯もあり、私は以前より早期の復党をご本人にも要請してきましたことから、この度の新たなる展開に拍手するものであります。
 一方、記事の中で、復党は「郵政民営化賛成が踏み絵となる」との某代議士の言葉に些か愕然としたところです。時代考証皆無のその言葉、その姿勢が今なお、自民党への支持率低迷の要因ではないかと考えたのであります。

2011/07/30

赤いおべべを着た超特級の彫刻

 只今、「Yahoo!JAPAN」を何気なく見ていたら面白いニュースに出会いました。
 大阪・御堂筋の歩道はロダンを初めとする内外の著名な作家の彫刻がならぶ自慢の一角です。聞けばこれら作品群は大阪市が御堂筋の企業にお願いして寄付されたものとのこと、これも行政と民間のコラボレーションと理解します。処が今週の月曜日、この自慢の29体の作品のうち、19体の少女像に真っ赤なドレスやワンピースがかけられているのではありませんか。しかも写真で見る限り、丁寧な寸法どりや縫製、そしてデザインなど少なくとも私達素人の徒らでは作れないものでした。第一、写真を見てもその作品群は実に温かい雰囲気を醸し出しておりました。ところが、悲しいかな行政としては「とんでもない事」のようで月曜の朝、早速撤去となりました。もったいないけど仕方がありませんね!
 閑話休題、以外に認知されていない彫刻が静岡駅南口に2体あります。共に作者はあの「ルノアール」です。ルノアールの彫刻?なんて・・と云う方も多かろうと思いますが、晩年は彫刻にもたずさわり豊満な女性像をのこしました(ブルタニカ国際大百科辞典)。その数少ない彫刻2体が円型のタクシ―乗り場前に設置されております。その一体の像に数年前の雨の日、誰がやったか雨合羽がかけられていました。

2011/07/29

暇にまかせて、こんな知識はの第5弾、消費税

 最近、増税が内閣の主要な議題、そんな中で消費税論議が間もなく再開されそうです。
 「5%」の消費税は主要国では極めて低い税率ですから屡々これまでも狙われてまいりました。勿論、わが国が低負担とは思われる方は居ないでしょうが、こと消費税については後進国でしたので、未だ5%を維持して今日に至っております。この5%のうち1%分が地方分になっており、凡そ2兆5千億円、残りが国に凡そ12兆円です。
 さて、外国の消費税を見ると先ず韓国は2倍の10%、仏、独、伊は4倍の20%、更にスエ―デンは25%と軒並み高税率となっております。(アメリカの消費税は州毎に異なるので対象にはなりません)。尚、中国の17%は殆んど知られておりません。
 さりとて税収形態は国の選択であれば、日本の消費税の税率が特別に低いと理解する事は大きな誤りと云えます。
 若し消費税を再考する際は「生活必需品」等の減免措置など現在の制度に手を加えるべきと思いますが。

2011/07/29

箱根の南にあるから「かんなみ」

 暇にまかせて地名の変遷。
 若い頃、夏目漱石の「坊っちゃん」を読み始めて間もなく、ハッと気がついたのでした。
 それは坊っちゃんが松山に教師として赴任するときの事、常に坊ちゃんに付き纏って面倒をみる小母さん(名前を忘れた)が赴任地・四国・松山を知らない為に尋ねる「松山って函根よりも遠いんかえ」と。どうも最近出版される「坊っちゃん」では「箱根」の文字を使用している様だが、その時読んだ本では「函根」でした。
 右の拳で左の掌を2度・3度打ったのを今でも覚えております。「函南」の地名は昔使われた「函嶺」の南を意味する名前だったのだ・・・と私は確信したのでした。では何故、函館の場合とは逆に「函が箱」に替わったか、それは「函根」では読みにくいが、「箱根」なら誰にも読める。観光地であれば当然の選択として早い段階から「箱根」となりました。函南は箱根の南の意味です。

2011/07/27

唖然とする中国当局ー革命は秒読みに

 些かオーバーな表題ではありますが、中国における一党独裁体制がもたらす弊害は確実に我々の想定を超えているのであります。北朝鮮と同様、クーデターが何時勃発しても不思議ではありません。
 今回の高速鉄道事故も高架橋から落下した車両を何の躊躇もなく、土中に埋め、翌日には通常運行に移行した鉄道省のいい加減ぶりには唖然とするばかりであります。
 私の半世紀も昔の思い出を披露します。電柱に張り出された1枚の広告に触発された私は、学校の授業も顧みず、懸命になってアルバイトに精を出しておりました。未だ国交のない日中両国が初めて企画した「空の旅」の旅費は何と12万円(現在価格で凡そ150万円)、貧乏人の私には途轍もない金額だったが「中国を見たい」の一心で、寝食忘れて懸命に働いたものの12万円を手にした時には既に締め切られておりました。
  ――あの桃源郷のようにわが脳裡を刻んだ中国は何処に行ってしまったでしょう。――

2011/07/26

「暇にまかせて、こんな知識は如何?」の第2弾

 先月の初め、「大坂夏の陣」の大坂が何時から、何故、現在の「大阪」に漢字を改めたかについて記載しました。夏休みですから序(ついで)にこんな知識をどうぞ。
 榎本武揚が率いた箱館藩の終焉をもって、徳川幕府の長い歴史にピリオドを打った事はご案内のことです。その箱館も何時しか「函館」に替わっていた事にお気づきですか。
 20年ほど前、函館の観光キャンペーン一行が静岡市役所を訪れ、市長室でささやかなセレモニーが行われました。一通りの式が終了した時点で、担当商工課から「何かご質問はありませんか」という。咄嗟の事、函館観光の経験もなかった私は、突然脳裡に閃いた質問をぶつけたのでした。
 「明治以前の函館は木の箱の箱館、何時、函に変わったのですか」と尋ねた。「ミス函館」と同行していた市の職員は慌てて、しかし言葉に詰まり、帰ってから詳細をご連絡しますの返事でした。それから1カ月後、函館市の郷土史の1頁がコピーされて送られて来ました。
 明治32年、函館は明治政府に対し「今後、函館は箱館の文字に統一することをご許可ください」との申請を仰ぎ「それでよかろう」の返事をもって函館としたと書かれておりました。
 箱館戦争の舞台となった「反政府」のイメージを払拭するための「淋しき戦術」だったのでした。

2011/07/25

暇にまかせて、こんな知識は如何?

 「地球が生れて46億年」はテレビコマーシャルにありました。しかし46億年とはどれほどの時間かピンとくる方は少ないでしょう。「恐竜の化石展示会」が夏休みの絶好のイベントですが、それを見る殆んどの人々は単に「大昔の時代」と片付け、ただ楽しむのであります。
 でも、地球の歴史を頭に入れた上で見るとまた、別の捉え方が生れます。地球の歴史からすれば「恐竜時代」はホンのひと昔前のことです。そこで・・・・
 地球誕生のその日を仮に1月1日午前0時とし、今現在を12月31日午前0時、即ち地球の歴史を1年という尺度で測ると、地球上の最初の生物「三葉虫」の出現は11月20日頃、恐竜の全盛期は12月23日、人類の誕生(20万年前)は12月31日の午後11時37分に当ります。更に日本列島がアジア大陸から離れるのは13000年前、31日午後11時58分51秒です。お暇でしたら電卓でお調べ下さい。
 処で最近は毎晩のように、台所周辺で運動会の準備に勤しむ「ゴキブリ」たちの出現は何と、12月7日頃と云われております。「ゴキブリ野郎」と嫌われ者の代名詞となっておりますが、実は、恐竜よりも遙か以前からこの地球上にお住まいですので、失礼のないようホイホイしないで下さい。

2011/07/23

愛知の伝染病が県境湖西市に伝染。

 今朝の静岡新聞に湖西市では「市長、副市長、教育長」の退職手当を廃止する条例を9月議会に提出する予定と掲載されていた。
 成程、県境ゆえに、名古屋市の莫迦げた市民への「媚び政策」がここまで伝染したのかと暫し嘆いた処でした。
 処で、この市長、昨年までは極く当たり前の人物と思っていましたが、昨年、県の恒例行事である「沖縄慰霊祭」の折、県会議長として参加した私は初めて湖西市長・三上元氏と言葉を交す機会を得ましたが、瞬間に「さては珍しき御方」と人物評価させていただきました。その折の私の直感が「正解だった」と自負した出来事に、本年3月、菅総理の「中電は危ない」の一言に滅法、触発され、独り原発反対運動に取り組んでいた「けったいな」姿に出会ったときでありました。
 この度の提案は年間800万円たらずの調整に過ぎず、更に自身の「懐刀」の懐に手を入れる極めて失礼な行為だと存じます。
 恐らく、三上市長の思惑は唯一つ、来年(市長選挙)にあり、そのための市民への「媚」を売るための行為と断ぜざるを得ません。
 近年こうした“甘えっ子首長」が屡々、散見されるところであり本当に情けない事です。

2011/07/21

ほとほと理解出来ない鳩山由紀夫氏の発想

 本当に久しぶりの登場です、昨日の記者会見で民主党内部が「最早、これまで」の最後通牒を準備する現段階になって、例の鳩山氏が登壇、『菅総理の早期退陣を求める事をやめ、自発的退陣を待つ「太陽政策」を推し進めることとした』と云う。
 これまでも「坊っちゃん総理」の感覚に屡々、疑問を感じてきましたが、この「太陽政策」といい、鳩山氏の感性は、折々の発言から推測して「木を見て森を見ず」の譬えがピッタリするご性格ではないでしょうか。
 そんな鳩山氏が1団のグループを維持、牽引できた裏に、例の「莫大な富」の存在していたからと云わざるを得ません。
 恐らく国民の殆どは鳩山氏の言動に全く期待していないでしょう。嘗て、自民党の「派閥政治」を揶揄してきた報道関係者もそろそろ覚醒しては如何でしょう。

2011/07/21

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