静岡県内・県外の政治経済ニュースに一言

天野進吾のコラム

2011年06月

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「感情」とはそんなものでしょう。

 今朝、電話を切った家内が笑いを抑えて私に報告した。電話の相手は半世紀ほどの長いお付き合いのある奥さん、最近は何となく往来が減った感がしておりましたが、近く後援会でお花の見学会を開催することから、家内が出欠を訊ねるべく電話したようでした。
 笑いの理由を、抑えられ切れずに笑いながら話す内容は・・・・
 嘗ては県庁職員として人生の大半を費やし、退職後も家庭で営む事業の一端を担い、人生「真面目が一番」と歩み続けて来た朴訥の人でした。処が数年前、80歳の声を聞いてから突然「初期の呆け」が始まり、奥さんとしては「不幸のどん底」につき落とされたのでした。
 「こんな真面目な人が何故」・・・「出来る事なら替わってやりたい」・・・優しい奥さんは嘆いておりました。そこにヘルパーさんが折々に来て、家事のお手伝いをしてくれるようになりました。当初は喜んでその行為を受けておりましたが、考えてみるとヘルパーさんが来る日は逆に、部屋の片づけ、掃除と大忙しの毎日でしたと。更に最近になってどうした訳かご主人の「呆け」が治って、昔の「ガミガミ」までが復活し、複雑な日々を過ごしておりますとのこと・・・人生は複雑です。
 

2011/06/14

どうなる、原子力発電

 福島原発の事故がまさか、世界的な「反原発」運動に収れんしてくるとは予想しなかった。
 イタリアでは原発の国民投票が、アメリカ各地では大規模デモが、勿論、わが国のそれは昨日の東京集会に見られる如しであります。
 太陽光発電、地熱発電、風力発電など天然のエネルギーを利用した発電構想は枚挙に遑ないところですが、その殆んどは現段階では算盤が合いません。
 この度の福島原発事故は、例え「想定外の事故」ではあっても世界経済に大きな禍根をもたらしました。
 しかし、私達の脳裡には常に広島・長崎が焼きつき、それによって敬遠している嫌いがあるのではないでしょうか。以前にもこのコラムで書きましたが、「幼い頃、真夜中に、目を覚まし、障子に映った影に怯えていた」ように「原子力」を誤解しているのではありませんか。

2011/06/13

今度も「風評」だけが生き残る

 昨日はホームページを書き終えて、茶の「セシウム検出」の様子を県庁に尋ねました。
 勿論、6月議会では私の一般質問が予定されている折、担当職員から「経緯と実際」について具に尋ね、その概要を知り、納得いたしました。
 結論を云えば、市内葵区の一生産農家が以前より無農薬農法を実施しており、このことが暫定規制値を超えた「セシウム検出」の原因となったと考えられます。
 実は農作物にとっての三要素、即ち窒素、リン酸、カリですが、無農薬の畑に降った微量のセシウムを、茶葉が吸収してしまったが故に、結果として「暫定規制値」を超える数値が出てしまったと考えるのが妥当と関係者の言葉でした。
 それにしても茶業関係者にとって今年は将に「踏んだり、蹴ったり」の最悪の状況下にあります。 生産者はもとより、商業者、そして関連する関係業界の嘆き節が屡々聞こえてきます。「茶葉からの飲料を」のフレーズも今日の激しい梅雨に晒されています。

2011/06/11

昨夜の「情けない報道」

 昨日の夕方から、本山茶が放射性セシウムの基準値を上回ったとのニュースで私までもが翻弄されてきました。そして今朝のテレビでもこれが大々的に放映され、本県の茶業界に、もたらされる風評被害に些か心配になります。
 処で、「本山茶」応援のためではありませんが、今朝、県庁から送られたFAXの内容を掻い摘んで報告します。①、県内19ヵ所の製茶は全て食品衛生法の規制値を下回っている。②、民間企業の自主検査により、暫定規制値を上回ったとの報告があった製茶を検査したところ、暫定規制値を超える679Bq/kgであった。③、当該業者の出荷・自主回収を要請する。④、藁科地区の茶工場を検査するがそれ以外の本山茶は検査しない。以上が県からきた報告です。ご参考に・・・。
 しかし、昨日の静岡新聞には静大の核放射化学の矢永准教授の言葉が掲載されている。曰く「仮に500ベクレルを上回るお茶を飲み続けても、将来に亘って健康上、何の問題はない」と冷静な対応を求めているが、同様の意見、見解の学者が極めて多いと思えるのだが、一体どうなっているのか、不思議であります。

2011/06/10

年金支給開始年齢の引き上げ

 漸く定年年齢の引き上げが決まった様です。厚生省は現行60歳を65歳に引き上げ、自ずと年金受給年齢も引き上げることにしました。
 処で、私が市会議員になった昭和42年の日本人の平均寿命は67歳、そして当時の静岡市役所の職員の定年は55歳でした。瞬く間に44年の歳月が経過し、平均寿命も既に80歳を遙かに超えております。しかし定年は未だ60歳、即ち寿命は凡そ14歳伸びながら定年は僅か5年伸びたにすぎません。
 正直云って、日本人の寿命の伸長を無視して、定年の延長を疎かにしてきた付けが新たな雇用問題を創出しているのです。暫くの間、若者たちの働く職場が狭められ、一方、雇用側には高額な人件費の継続は必至でしょう。
 しかし、年金制度の堅持に定年延長は避ける事ができないのです。

2011/06/08

小沢元民主党代表への「葬送の辞」

 ロシアの画家・アイバァゾフスキーが描いた名画「第九の怒涛」に若い頃から関心を抱き、一度はその作品の前に佇んでみたいと願い続けていた。
 処が20年ほど前になるでしょうか、創価学会が経営する東京都下の美術館に、憧れの「第九の怒涛」が海を渡って展示されるという。
 勿論、妻や友人等と連れだって早速に上京、念願の名画を前にする事が出来ました。
 ロシアの迷信の1つに9番目の怒涛を乗り切った時には、誰もが生存できると云う言い伝えがありました。怒涛に翻弄される船員たちが必死で舟の舳先に掴まり、東天を明るく醸す曙光に命乞いする作品「第九の怒涛」は見る者に深い感動をもたらしたのであります。しかし、殆んどの場合、必死の叫び声も波音に打ち消され、悲しい運命に終るのでした。
 処で、内閣不信任案提出に失敗した小沢元代表の運命は最早、押して知るべしとなりました。これまでは持ち前の手練手管と恫喝で折々の難局を乗り越えてきましたが、迫りくるこの度の「第九の怒涛」、即ち、党からの排除、建設業者からの賄賂という二重の壁を乗り切る事は困難と想定致します。

2011/06/06

「今更何を」・・・小鳩学園

 率直に云って、小沢氏は鳩山氏の態度に一抹の不安を覚えていたが故の失敗でしょう。鳩山氏が総理との秘密会談を持つと云った時、小沢氏は諦めました
 。お人よしのボンボンが選択する道は「理由なき妥協」以外生れては来ないだろう・・小沢氏は確信し、観念したのである。
 こうして、内閣不信任案は潰れ、提出した自民党も密やかに党首交代の動きが出てきたのであります。
 しかし、今はこんな「猿芝居」を演じている時ではないでしょう。
 東北の皆さん、ごめんなさい。

2011/06/04

「小鳩」学園、無惨の敗退

 「蝸牛角上の争い」と表現した民主党内部の勢力争いは、昨日私がコラムで予測した通り、内閣不信任決議案は大差で否決されました。しかし、みっともないのは「小鳩」の両人です。 菅総理が本会議開会前の党議員総会で「震災や原発について、一定の目途がついた時には退陣する」という不明瞭な煙幕に、何故か「小鳩学園」の先生、生徒は納得してしまい、党の分断すら厭わないと云う「不退転の決意」は脆くも崩壊し、情けない事に「不信任案反対」に回ってしまいました。
 この小沢氏の狡賢い行動には門外漢の私ですら、ほとほと悲しくなります。更に投票後の鳩山氏のインタビユーで、彼の言葉を聞きながら、その政治的センスとボキャブラリーの貧困さに驚いたところです。
 「一定の目途」がついた時とは何時の事でしょう。震災がなければ夙に菅内閣は崩壊していたでしょう、否、民主党は20%の支持率しかない菅総理を今回の投票で否応なく胴上げし、その結果、大きな禍根を残す事になるでしょう。

2011/06/03

「蝸牛角上の争い」・・黄昏の民主党

 蝸牛(かぎゅう)とは「かたつむり」のこと、角上とは「つの」、即ちかたつむりの左右の角が合い争うように、取るに足りない議論のことを、中国ではタイトルにある難しい諺(ことわざ)で表現しておりました。
 本日は愈々、左右の角上の決着を見る時となりました。
 混迷したまま、黄昏(たそがれ)時を迎えた民主党はどのような決着をみせるでしょうか、私も対岸に腰かけて、ゆっくり観覧させて頂きます。
 えェ!私の予想ですか?・・・・。
 「小鳩」学園の生徒さんは、先生が指示する「赤紙」を出した途端、二度と手にしえない「衆議院議員」という肩書を失うことに今将に「逡巡」している事でしょう。殊に小澤親分の配慮で比例当選した無名の議員さんは「義理と人情」の板挟み、本当に気の毒と私も同情します。そうした方々の中の数人が先生の指示を無視して脱落、結果、不信任案は否決。

2011/06/02

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