静岡県内・県外の政治経済ニュースに一言

天野進吾のコラム

2011年06月

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核シェルターつきアパートに驚く

 「今朝の顔」と得意気に「みのもんた」は関東のアパートを紹介しました。そのアパートの案内板には「核シェルター」が付属とあります。
 テレビカメラはアパートの30坪程度の地下室を映すと共に、そこに積まれた食料や水、更には新品の防護マスクまで用意されております。アパートの所有者の得意げな笑みに、何とも云い難い複雑な思いをもって、そのテレビ画面を見ておりました。
 私の脳裡には一体どのような状態になった時に、この施設が利用されるのだろうか、例えば核戦争となって、高濃度の放射能が大地を覆う時か、旧ソ連のチェルノブイリ事故を凌ぐ大事故がその近所で勃発した時を慮って、この不思議な施設を建設したのであろうか。
 将に漫画チックと表現するしか表しようのないアパート管理者でした。

2011/06/28

只今、本会議の質問を執筆中

 愈々(いよいよ)、来週から6月議会の質問戦、実は県議会での所謂「一般質問」は年間1回しか各議員に回ってきません。選挙が終わって早々でしたので、他に引き受け手もいなく、結局私が受けることになり、今、その原稿書きに精を出しております。
 これまでも多岐に亘って質す手法ではありませんので、今回も限られた部門に集中して質問を展開するつもりです。
 先ずは原発に関する質問は避けて通られる問題ではありませんので、思い切り自説の開陳を交えてお尋ねします。更に大震災の余波とも言うべきでしょう、「カジノ」による復興財源の調達案が急遽クローズアップされてきました。
「カジノ」誘致は私の長年の主張であれば、当然にして質問項目に加えます。
 質問時間は僅か25分ですが、原稿を仕上げるには時間がかかります。私の質問日は7月1日の午後となります。

2011/06/26

昨晩と今朝の相反する原発理論

 昨晩は医師会主催の原子力に係る講演会が開催され、私達県議にも案内があり、傍聴して来ました。講義内容は放射能の実態をテーマとして、極めてオーソドックスな内容であり、しかも素人にも理解しやすい講義内容でした。今日、開会の6月県議会でもこの種のテーマ「原発や放射能」が話題に上ることでしょうが、私には時宜を得た大変意義ある機会でした。
 さて、今朝の朝ズバでは、ベストセラーとなった「原発のウソ」が取り上げられ、著者の京都大学原子炉実験所・小出裕章氏が登場して自説を唱えていました。その言葉の中で「40年間」反原発をテーマに戦ってきたと述べられましたが、その瞬間、私の脳裡に「或る疑問」が湧きました。早速、パソコン横の積まれた資料の中から「原発のウソ」を取りだし、巻末の著者紹介を見ますと、そこには49年生まれ、68年に東北大学に入学とあります。と云う事は、彼は大学在学中から一貫して反原発の立場で研究してきた云わば「おたく」に類する研究者であると考えます。だからこそ定年間近かにも拘わらず「助教」の2文字がついているのでしょう。

2011/06/23

「呉越同舟」の意味と語源

 余分な事だが、今朝の新聞記事の中に、関西電力の八木社長と大阪の橋下知事の「節電協力」論争が取り上げられていた。この中で関電側の15%の節電要求を断った橋下知事は同時に「節電は呉越同舟」と答えたという。
 さて、私のコラムをお読み頂いている方が、その文章の中に屡々「4字熟語」が顔を出すと指摘しておりましたが、今日はこの「呉越同舟」の語源を探ってみましょう。基本的に、仲の悪い者同士や反目する敵味方が同じ場に立つことを云う。ですから本来の言葉の意味は「敵味方」の相反関係を表す言葉です。しかし橋下知事のこれまでの政治姿勢は今日と同じく、意見の異なるものは「全て敵」の論調が目立っております。
 関西電力があって大阪の活力が存在し、そして「威張って」いられると云う事も頭の隅っこにおいて戴きたいと思います。
 ついでに、この際「大阪」の誕生について書いておきます。「大坂夏の陣」とパソコンを打てば大阪でなくて「大坂」と表示されます。偉いものです。では何時、何故、“坂を阪”に替えたか・・・ヤッパリ次回に回します。長過ぎるから。

2011/06/22

まさしく「スタンドプレイ」―川口市の暫定規制値

 市民への迎合と云うべきか、埼玉県川口市が20日、子供への放射線の年間被曝限度を1・64ミリシーベルトとする暫定規制値を発表した。その根拠として、国際放射線防御委員会が示す人口被曝の年間限度1ミリシーベルトに自然界からの放射線0・34ミリシーベルト、宇宙から0・3ミリシーベルトを加えた値、1・64ミリシーベルトを国の対応が図られるまでの暫定値という。
 それでは仮にその暫定値を越えた場合に川口市はどうするのか残念ながらノーコメントです。第一、川口市の目的はなんだろう?。手元にある静岡県の原子力安全対策課からの資料によれば、日本人の自然界から受ける放射線量は1・48シーベルトとあり、世界の1人当たりの自然界からの放射線は年間2・4ミリシーベルト、ついでに書き加えればブラジルでの自然界からの放射線は年間10ミリシベルトとのことであります。
 先週の「週刊現代」の記事に踊らされた「目立ちたがり屋の市長」が思い付いた莫迦ばかしい提案と捨て置きたいと存じます。

2011/06/21

「ゼロエミッション超音速機」の開発?

 1時間余りで東京―大阪間を突っ走るリニア計画に私は疑問を抱きます。総額10兆円になんなんとする経費は一体誰が持つのでしょうか、恐らくJR 東海の利用者負担と云う事になるでしょうが。しかし、それ以前に、何のためにこの狭い日本に最高速度・505㎞のリニア新幹線が必要なのでしょうか。
 更には今、神奈川・山梨・長野・岐阜・三重・奈良・京都が新駅設置の運動を展開しているとのこと、私には全く意味が解りません。
 それ以上にくだらない発想はパリー東京間を2時間半で結ぶロケット旅客機の開発が今、欧州で進められていると云う。「ゼロエミッション超音速機」構想がそれである。
 屡々、このコラムでも寄稿していますが、人間の平均寿命は飽きるほど伸びております。だったら「狭い日本」の中をそんなに急ぐ事もないのではありませんか。2時間半でパリに着いた貴方が空港から渋滞に巻き込まれてダウンタウンに到着するに1時間以上かかることは何時もの事、考えればくだらない構想と私には思われます。

2011/06/20

「カジノ」合法化は焦眉の急

 この2月、東日本大震災に遭遇、もって「カジノ」法案は、暫く棚上げになるだろうと予測していたところ、突然「復興」を目的としたカジノ法案が具体化してきたのであります。
 今年の2月の総会で「国際観光産業振興議員連盟(カジノ議連)」は、この6月に法案を上程する方向で衆議一決していたのであります。ところが、あの大災害に遭遇し、誰もがカジノは頓挫したものと考えていた処、まさかの「災害復興を目的する財源」として急遽浮かび上がって来たのでした。
 実は、私が毎月発行しているシンゴスコープの5月号では「災害復興の原資にカジノ遊興税は如何」と大きく紙面を割いて持論を掲載しておきました。将に私の主張通りに進捗しております。この点はでは「快哉」と叫びたいところですが、正直、本県も市も未だ「カジノ誘致」に積極的ではありません。新聞にある通り最大限全国で10か所程度であれば、本県も愈々、まともに対処すべき時を迎えたと考えます。

2011/06/18

昨日の続きです。大丈夫か放射線測定器。

 昨日のコラムで、島田市内の茶工場250軒が夫々放射能のサーベイメーターをもって自社の放射線量を測定すると云う記事を見て敢えて意見を申し上げました。
 今日はそのサーベイメーター、通常「ガイガ―カウンター」が代表的な測定器ですがその計測器具について申し上げておきます。
 実は市場には各種のサーベイメーターがあり、更に最近では安価で簡便な機種が出回り、「放射能があるかどうか」程度の検査に供する器具も各種あるとの事です。インターネットで調べれば1万円から数10万円まで各種あり、しかもそんなあやふやな検査機器で、さらには全くの素人が測定した数値が独り歩きした時、島田の茶業界に生きる皆さん、大丈夫でしょうか。しかもその検査に補助金を出すという市長の勇気には、只々脱帽するのであります。

2011/06/17

何のための独自測定

 今朝の静岡新聞のトップに「県内12市町が独自で放射性物質を測定」とある。
 率直に云って驚いた。恐らくは市民への行政サービスとして予め調査して「安心の情報」を贈りたいからという親心でしょう。処で、昨日は茶葉からの放射性セシウムが話題となり、「頭の中が真っ白」の農協幹部の写真がありましたが、彼らの「怒髪天を衝く」の憤りはその数値に対するものではなく、「飲んでも、食べても」健康に何ら問題はないはずの「国の数値」が我が物顔に大手を広げて闊歩している現実です。市町が勝手に放射能物質を測定することは、新聞の云う通り「逆に混乱を招きかねない」と私も思います。
 更に漫画チックな行政手法に島田市の「茶の自主調査へ助成する」という発想があります。島田市内250軒ある茶工場が個々に放射性物質の調査を実行した場合、これに補助金を出すという途轍もない市長の議会答弁であります。
 -将に自らの墓穴を掘るに等しいー、聞けば既に幾つかの茶工場では独自に調べを行っているという。あり得ない事でしょうが、若し規制値を上回る数値が出たらその茶工場は如何するでしょうか、また測定方法などにも一抹の心配があります。血圧測定機で自分の腕を出すのと違います。自分の所だけは「安全」と云うレッテルは、当然のことながら静岡の茶産業の大きな後退に通じます。
 

2011/06/16

川勝知事怒る

 昨日の自民党議員総会の席上においても、当面する茶の暫定規制値問題に、議員から厳しい意見が出された。
 それは1週間前、暫定規制値を超えたお茶が藁科地区の1工場から検出されたというニュース以来、誰もが県の対応に神経を尖らしていた。
 そんな最中(さなか)、再び県当局は藁科地区の工場の検査に入り、しかもその発表を1日送らせたことによって、茶業関係者から各議員に猛烈な質問と非難が舞い込んでいました。
 そして結果は今朝の新聞です。
 「根拠なき規制値」・・・川勝知事もまた「怒り心頭」のご様子です。しかし、誰よりも怒っているのは茶農家でしょう。「怒髪天を衝く」の思いは何処に向けたらいいでしょう。
 左様、知事の云う様に国の規制値は何の根拠もなく、茶の使用方法も、そして500ベクレルが何なのか、生涯に亘って500ベクレルの放射性セシウムをお茶として飲料しても何の障害も現れないとの学者の意見をどのように考えるのか厚労省に聞きたいものです。

2011/06/15

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