静岡県内・県外の政治経済ニュースに一言

天野進吾のコラム

2010年11月

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ここにきて、民主党の未熟さが赤裸々に

 民主党は「テーゼ」の如く声高に掲げていた「企業・団体からの政治献金拒否」の公約は過日、実行不可能として撤回される処となりましたが、昨日は更に以前から提言されていた「歳費1割減」の主張も遂にお蔵入りとなってしまいました。
 一方、議員の定数削減案も9月の党代表選挙の公約として菅総理自ら、国民の前に披露されたものの、年内の取り纏めを断念、今後更に煮詰めていくとの結論をみたのでした。
 しかし、真以って現在の民主党の運営は、困難この上なしの実態であります。若輩議員の多さもその要因でしょうが、何より「風」で当選してきた「がらい」の輩であれば、党の中枢を握る皆さんのご苦労は判るような気がします。
 そんな折の尖閣問題、北方領土、ここにきて実行されない日中首脳会談など内治外交ともに厳しい環境であれば、迫られつつあるTPP問題は真に泣きっ面に蜂の感がしますが、どうぞ政権党であれば逃げ隠れできませんので頑張って下さい。

2010/11/13

本当に「小沢氏」不在の民主党は駄目なのか?

 小沢氏に近い中堅議員が語った・・・「小沢さんのいない民主党で政権運営はできないということだ」。
 確かに仙谷官房長官の愚かしさは恐れ入るところです。委員会での答弁であれ、記者の質問であれ、このところ極めて発作的、しかも感情丸出し、これでは国民も離反するばかりでしょう。人相が悪くなったのは馬淵国交相も同様です。この方は基本的に「自己中」でその場凌ぎの代表格といえるでしょう。
 さて、過日の委員会の席上、例の「中国漁船の船長釈放」の件で委員から「関係省庁全部集まって官房長官のもとで協議しているでしょう」と訪ねれば、菅総理曰く「多少の戸惑いがあったが、“那覇地検の判断”で釈放という事になった」と答弁したのであります。この事は漁船の衝突事件が元より「中国の企画・演出による政治劇」であったことを承知の上で、政府は「日光の三猿」よろしく、“3ない”の徹底を決め、国民にも事実を知らしめない方針を決定したのでした。
 処でまかり間違って「小沢」が舞台に登場してきた時には、愈々分別不可能となり、「国会解散」の活字が大きくなること請け合いでしょう。どうぞ、これからも雌伏していて下さい。

2010/11/12

仙谷長官は何を考えているのか

 昨日、神戸保安部所属の海上保安官がビデオの送信を認め、今朝の新聞では「鈴木海上保安庁長官の辞任」までも「不可避」とされるとのことでした。
 処で、振り返って考えるに、この一連の事件は尖閣諸島沖の「中国漁船の衝突」が発端であり、その際、故意との認識で逮捕しがら、その船長を那覇地検が勝手に?送還してしまったところから、国民の弱腰政府への怒りが延いては「ビデオ流出」となって事件は拡大されたのであります。
 若しあの時点で、政府が敢然として綿密な調査を実施していたならば、今頃は「尋常でない漁船」によって「漁師でもない船長」が「意図的に」企画された事件として青天白日の元に晒されたはずであります。
 その弱腰政治に日に日に国民の怨嗟の声が高まる渦中にあって、正義感から某海上保安官が勇気を持ってこれに応えたものと理解します。その結果私達もまた動画サイトからその真実を知り得たのであります。
 立場を替えれば「中国船長の送還」もまた、「僅かな国会議員」だけに公開した作戦も、この真実が国民に知られては困るとの政府の「いじけた姿勢」の現れではないでしょうか。
 今回の一連の事件は結局、政府の逃げ腰の判断、殊に中国への無用な深謀遠慮が事件を創作してしまったのであります。
 仙谷官房長さん、貴方こそ「辞表提出」のときではないでしょうか。

2010/11/11

明日は沖縄の戦没者の慰霊祭に出掛けます

 私が初めて「沖縄」の存在を知ったのは、多情多感な高校1年の時でした。
 朧げの記憶ですが、糸満高校生の切なる訴え「私達も日本人」という投書を愛読書「螢雪時代」に発見たとき、私の白紙に近い義侠心に興奮を覚えたのでした。その頃の日本の地図には沖縄は表記されておりませんでした。
 その年の秋、私は校内弁論大会で「沖縄の日本復帰」を題材として弁論したのでしたが、先生すらその存在を知らない「沖縄」など、体育館に座らされた高校生には全く関心のないところでした。しかし、これを契機に私の「沖縄ぼけ」は大学の弁論大会まで引き続くのでした。 当時は沖縄に関する書籍は皆無に近く、僅かに社会大衆党党首・瀬長亀次郎氏の出版物にお目にかかるぐらいでした。
 しかし、その後、床屋の三男坊が政治への道を志す契機も、或いはこの「復帰」問題が契機となったのかもしれません。
 その沖縄に今、娘が結婚して生活しております。縁は異なもの味なものと云いますが・・・

2010/11/07

ビデオ流出で首脳会談に影響・・・前原外相

 突然発信された「ビデオ流出」事件は私のコラムの草稿に豊富な題材を提供してくれました。処でこの尖閣での出来事を詳細に知らしめたビデオを歓迎する人、不快に思う人の割合はどんなものか、極めて関心があります。
 勿論、虚弱児体質の日本政府にとっては、日中首脳会談に「影」と新聞が指摘するように、とんでもない一大事であり、「犯人追及」という的外れの論調に終始しているのであります。
 しかし、私はこの事件を傍観するに、機密漏洩による更迭という危険を顧みず敢えて自身の「正義感」を貫いた行為、その蛮行に私には拍手を送ります。
 「御無理ご尤も」が菅政府の政治路線、そんな姿勢で厳しい国際政治の中での「舵取り」ができるでしょうか。ロシアの我儘な4島への進入、韓国の竹島への発作的主張など、わが国を取り巻く政治上の課題は尽きる事はない処です。
 この時こそ、毅然たる政治姿勢をもって事に臨んで戴きたい。

2010/11/06

「sengoku 38」が話題となったが

 朝のコラムで「38」とは「愚か者」を意味する言葉であると指摘しておきましたが、矢張りこの「38」との表現が「フイルム」を公開した張本人であると先ずは睨まれ、捜査される処であります。
 でも「38」が中国語で「愚か者」を意味するスラングであることぐらいは多くの日本人も承知しているところですので、運悪く知らなかった仙谷官房庁長官には「泣き面に蜂」の事件というべきでしょう。
 恐らく中国政府としてはこの放映を無視するか、或いは何時もの手段、日本側の「捏造」と発表するでしょう。しかし、この度の事件は明らかにその全てが中国政府の企画、演出によるもので、この事件の冒頭から中国を非難する言葉を持たなかった日本政府の弱腰は大いなる失策と云わざるを得ません。
 一両日中の日本政府の処し方を見守りたい。

2010/11/05

さあ・・どうする腰引き政権

 尖閣諸島周辺で起きた衝突事件のビデオが今朝のテレビ番組で放映され、国民には寝耳に水の出来事でした。しかし、恐らく一番困惑するのは、過日極く少数の与党メンバーだけを選んで秘密裏に衝突の画像を見た民主党幹部であり、他言無用の特権意識に有頂天にあった議員諸氏であります。特権の思いは脆くも潰え、何か後味悪い思いを彼らに増幅させたにすぎませんでした。
 それにしても、日中間の思惑は更に日本政府を困惑の淵に追い詰めた様であります。即ち中国政府はこれを知って如何対処するでしょうか。幸い、彼の国は一切の情報を国家管理下にありますので、国民に知られる心配はありません。されば中国政府の取るべき手段は自国民に対しては何時ものように「猫糞(ばば)」に徹するでしょう。
 しかし、日本政府に対してはどんなへ理屈をもって云い訳するのでしょうか、関心を持って見届けていきたいと思います。
なお、余談ですが、この秘密ビデオを流した御仁は自らを称して「せんごく・38」と名乗っておりましたが、「38」とは「馬鹿」を意味する中国語のスラングです。

2010/11/05

お粗末・「ニコニコ動画」に出演の小沢氏

 岡田幹事長の面会要請も、野党の「国会招致」にも耳を貸さなかった小沢一郎氏が、昨日、久しぶりに公の舞台に顔を出しました。でも、所詮、自分の勝手がきく「インターネットサイト」の中での放言であり、結果、誰にも納得されない「方便」を延々1時間半、語りかけたにすぎなかったそうです。
 今朝のテレビ番組の好餌は、将にその折の小沢氏の矛盾した発言の数々でした。
 岡田幹事長を否定する理論は如何様であれ、貴方の負けです。更に以前は政治倫理審査会にも、野党の要求する国会招致にも応ずると公言して憚らなかった貴方が、今何故「トーチカ」に隠れて鉄砲を撃つのですか。
 率直に言って、最早、貴方は確実に四面楚歌に陥ったのです。「金の亡者」が「敏腕・小沢」という虚像を作り、恫喝をもって権力を手にしてきましたが、前車の覆るを後車の戒めとせず、勝手な振る舞いから結局「田中・金丸」の両師範と同様に「九仞(じん)の功を一簣(き)にかく」処となったのです。
 残された最後の「男の花道」は黙って幕を引くことです。

2010/11/04

日本の腹を見透かす近隣諸国

 ロシアのメドベージェフ大統領の国後訪問は中国の尖閣列島問題に対するわが国の弱腰外交を見透かした結果であると信じます。
 今、近隣諸国の想定外の蛮行は、日本国憲法がその前文に掲げた「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」する事によって、「安全と生存を保持しようと決意した」という全く呑気な政治姿勢によるものか、或いは「羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く」の格言通り、第二次大戦の反省から生まれた政治哲学、即ち、「ご無理ご尤も」の我慢外交が、最高の施政方針と姿を変えたのでしょうか。 
 ここに来て、菅内閣の支持率が急落した最大の原因は、例えば癌・小沢一郎氏への対応に見られるように「国民感情・意識」に極めて鈍感だからでしょう。
 やがて、韓国も「竹島」問題にもこの際、チョッカイ出しておこうかと動き出すのではないでしょうか。
 足元を見らぬうちに「日本」を見せつける時と私は思いますが・・・

2010/11/03

再び日航の搭乗率保証問題

 今朝の静岡新聞には日航の搭乗率保証問題が一面で大きく取り扱われ、しかも当事者・石川前知事にご登壇願っての解説は一般県民にとっても理解しやすい内容でした。
 このコラムで以前から私は保証金支払いについて真っ向、反対して参りました。それは日本航空の「信義則違反」は極めて明瞭で、一方的根拠をもって自分達の主張を述べているに過ぎず、裁判をもって決するのが唯一の選択すべき手法と考えます。
 しかし、例えば日航と交した確認書に記載された「半年後の見直し条項」はどうしたのだろうか、否、議会が議案を承認するに当って、我々議員の心として提言した「付帯決議」についても、一顧だにしなかった当局の姿勢に今なお納得できないものがあります。されど、県民の負託を頂いている私達としてこの案件については、金額の多寡に拘わらず初心を貫いてまいります。
 

2010/11/01

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