天野進吾の一期一会| 天野進吾のコラム(過去ログ)

天野進吾のコラム

2008年10月分

10月31日   「解散先送り」なら徹底審議の民主党
 
 遂に麻生総理は年内選挙を否定した。その結果、民主党は態度を一変して、新テロ対策特別措置法、金融機能強化法などこれまでは「解散前提」で殆ど了承していた法案までこれからは徹底抗戦で廃案に追い込むとのことである。
 結構でしょう、第一、これまでの民主党の姿勢は、衆議院解散なら特措法も「OK」の態度はないでしょう。以前、山岡国体委員長は「断固、特措法は阻止する」と断言していたのであるから、「解散なら全てを飲む」の姿勢は野党第1党の政治姿勢ではありません。
 序に福島社民党党首に申し上げます、蟷螂の斧にも似た貴女の発言は正直、聞くに忍びないところです、風前の灯火とも云える貴党であれば、なるべく解散は避けることを第一義にしては如何でしょう。

10月29日   新聞の片隅から
 
 テレビでも放映しておりましたが、神奈川県の県立高校の入学試験において、受験成績と共に「茶髪」や「服装」を審査対象にしてきたことが、表面化、その結果、「若し、そのために不合格になった生徒に、意思あれば入学を許可する」と結論付けたと報道されています。
 確かに入試にあたって公表している「選考基準」外ですので、些か問題はあるでしょうが、学校側としては筆記試験の成績だけでなく、日頃の生徒の素行も審査対象としたいところでしょう。当然です。
 たった一度のペーパーテストより中学校から送られる生活態度を含めた「総合評価」を重視したほうが、健全な高校生の育成につながるのではないでしょうか。

10月28日   愈々、明日が空港問題の全員協議会
 
 来年3月の開港にはあと100日余りになりましたが、正直云って、今、県行政が鋭意努力すべきは、未だ足らざる就航先の煮詰めであります。処が運悪く世界経済は「恐慌」の二文字が見え隠れする大不況の時を迎えてしまったのであります。
 そんな最中、1900億円かけた本県最大の事業の末期にあって、まさかのつまずきにしずおか翻弄されようとは誠に情けない限りです。しかし事は重大事です、単に予備費の1億円を追加するという単純な問題ではありません。就航予定の国内外の航空会社、トラベルサービス、鈴与航空、ターミナルの運営企業など幅広く大きな迷惑を与えるでしょう、更にこれまで「一番機」に乗ろうと空港建設にエールを送ってくれた地元の人々になんと応えるでしょうか。本当に不味かった。

10月26日   素晴らしかった昨夜のテレビ番組「棟方志功」
 
 土曜プレミアム「我はゴッホになる」は久方ぶりに素晴らしい作品で十分楽しませてもらいました。棟方志功の人生については以前より関心があり、更にその昔、昭和天皇陛下と対談するユニークな姿を脳裡に刻んでありましたので、概要については知っておりましたが、赤貧の地方画家が天下を取るまでの苦難を素直に描かれたこの番組は、期待はずれの多い最近の映画界に反省を与えるほどの力作でありました。
 見なかった方は残念でした。

10月25日   沸騰する県民の怒りと批判
 
 29日の全員協議会(空港問題)を前に、私の所にも多くの方から、県政に対する厳しいご意見を頂いております。
 率直に言って「まさか」の事件でした。全国紙にも掲載され、朝ズバでは鬼の首を取ったように貶され、序にこれまで賛成してきた我々にも言うべき言葉もなく、事態の速やかな進行に期待するのみであります。
 長い県民の批判や反対の中で、本県最大の事業であったこの空港建設は将に動乱の歳月でもありました。平成12・3年頃には県財政の逼迫、日本経済の低迷の中、さすがの石川県知事も事業の推進に戸惑い、建設反対のグループから出された「住民投票」に思いを馳せた時もありました。
 1900億円という膨大な事業費を要した空港も漸く来年3月には運用開始の手はずでしたが、担当者のケアレスミスでとんでもないことになってしまいました。
 県議会に席を置くものとして県民の皆様に先ず陳謝いたしておきます。

10月23日   空港問題のお粗末なミスと報道機関
 
 昨日のテレビで、例の静岡空港の「チョンボ記事」を取り上げておりましたが、このテレビ記者の感性には呆れてしまいました。
 テレビ画面では例によって地権者の大井某がタレント気取りで記者の問いかけに対し「県との話し合いに応じてもいい」と恰も交渉の余地をのこしているが如く気取っておりましたが、実はこの演技は何時ものお遊び、心配した第3者が説得に行けば、ご当人は全く穴の中にもぐったまま出てこないのである。その人間性は空港反対を共に戦った仲間からも「変人」と表現されるほど、如何ともし難い人種なのである。
 テレビカメラの前では常識人の態度をとっているだけ、彼の偏屈ぶりは夙に有名であれば、今頃になって彼をテレビに持ち出すこと事態、記者として不勉強である。
 しかし、その原因を惹起した県側のお粗末なチョンボに情けなくなります。

10月22日   リニア新幹線構想が浮上
 
 遅々として進まなかったリニアが突然新聞報道されました。そして今、その新幹線構想は建設意義や社会的価値について論じられずに、ただ提案されている3路線の中で、関係する政治家の我田引水ばりの誘致運動がクローズアップされているだけであります。
 「夢の超特急」リニア新幹線構想が国民の前に打ち出されてから何年たったでしょう。 報道もなく、そのまま研究開発に終始しまうのかと思っていたところの提案ですので、些か戸惑うところですが、正直に言って私には只々関係者のロマンの遂行にしか思われません。記者会見で東京~名古屋間の総事業費5兆1000億円はJR東海で全て賄うと言っておりますが、その結果として、後にローカル線の料金にまで跳ね返ってくるのではないでしょうか?
 採算の問題より関係者にとって、膨大な投資と面子からこの超大型事業に挑むとするなら、是非お止め下さい。時速400キロは無用です
 「狭い日本、そんなに急いでどこへいく」

10月18日   解散総選挙は一体何時になるでしょう
 
 恐らく出馬を予定する全国の候補者は将に一日千秋の思いで選挙運動に励んでいることでしょう。実は、直接選挙に関りない我々も様々な計画、予定を組むに当って誠に不都合、揺れる国体は迷惑千万と云いたいところですが、職務上我慢するしかないのです。勿論、私も総選挙を来年度延ばしに不満はありませんが、飽くまで自民党が勝てる態勢の状況下で総選挙を実行して欲しいと考えております。しかし何時、何処で党の足を引っ張る輩が出てくる解らない昨では、さっさと解散すべきかもしれません。
 処で明後日から議会の視察で不在です。よってホーム・ページもお休みですが、何時も読んでくれている貴方に感謝いたします。

10月16日   民主党・小澤代表が、独裁的資質を現しました
 
 愛知県6区の民主党衆議院議員・前田雄吉が昨日、芳しからざる業界から政治献金を受けていたことをもって離党、更に議員も辞職しました。民主党は総選挙に全力を傾注する中、週刊誌の絶好の材料を提供しては「不味い」との判断から、時をかわさず一気に結論を出したのでした。
 実は前田議員の責められるべきは、マルチ商法の業界?から政治献金を得ていた事ではなく、彼が業界から委託された業界擁護の委員会質問であります。しかしこの質問を許可していたのは当然のこと民主党であり、党の責任問題は如何なものでしょうか、しかも前田議員の質問は1度や2度ではなかったと云われております。政治歴の浅さから来る過ちでしょうが、前途ある青年の大きな躓(つまず)きでした。
 嘗て民社党の国会議員が受託収賄罪で逮捕、有罪になった事件を思い出します。

10月15日   驚いた民主党の譲歩
 
 早期解散を叫んで、臨時国会の審議すら拒否していた民主党が補正予算の承認を妥協、さらにここに来て、問答無用と拒否してきた「新テロ対策法」の衆議院通過も容認したのである。理由はただ一つ、早期解散を願うからです。わが国の安全保障ですら、「解散」の前では弊履の如く捨て去る姿勢は、たとえ野党とはいえ、国民の理解は得られないでしょう。
 若しかしたらマルチ商法の企業から政治献金を受けていた怪しい前田議員の存在など、国民の批判が湧出する前にさっさと選挙に持ち込んだ方が、政策論議など後回しにしてでも・・・と小澤代表は賢明な策とお考えなのかもしれません。

10月11日   解散の時期は近づいた
 
 このところ、衆議院の解散時期は麻生総理の掴めないパホーマンスに報道関係者も踊らされ、困っているようです。「世界経済の混乱の最中」とか、国内にあっては「経済支援を優先」とか解散時期の引き延ばしは如何様にも大義を建てられるのである。恐らくご本人も未だ決断しているとは思えない、環境の変化や世論の動向を注視して麻生さんは独りで判断するだろう。しかし、総選挙の時期は12月までは延ばせません、それはアメリカの大統領選挙が確実に「OBAMA」有利に展開しているのであります、若し大統領選挙が終了してOBAMA氏となれば、わが国でも政権交代の「声」が愈々高まることだろう、ならば11月中に総選挙を実施してしまう方が懸命であり、近く日程が決まるものと私は考えます。

10月10日  民主党の本心は何処に

 早期解散を至上命題とする民主党はここに至って補正予算をはじめ新テロ法案まで、これまでは歯牙にもかけなかった法案すら素直に審議に応じ、更にその成立を容認している。正直云って私には「民主党」が何を考えているのか解らない。
 勿論、各候補者は既に臨戦態勢、早期の解散を願うところでしょうが、現在の「世界恐慌」の前兆とも思われるこの時期、わが国だけが解散総選挙と目先を失う政治センスは私には理解できません。総理の追加経済対策についてもこの際真摯に検討してほしいものです。

10月9日   誠に情けない中山元国交相
 
 昨日は東国原知事の衆議院への転出を声高に叫び、多方面から罵声を浴びていた。
 ここに至って「中山迷走」の原因が譬え大臣になっても短命であること、更に県知事が衆議院選挙への出馬を決めていることを知ったとき、彼は自身の運命を悟ったのである。
 即ち二年前、芸能界から降って湧いたこのタレント知事が衆院を目指すことになったら、朴訥にして不人気なこの男の存在は一溜りもなく消え入ってしまうだろう。そこで破れかぶれになった中山大臣は全国のメディアを通じて自己の存在をアピールしたのであった。「あー情けない哉」

10月8日   県議会は委員会審議が始まる。
 
 私が所属している委員会は今話題の企画空港委員会、当然のこと昨日は空港西側の私有地に残る「立木」凡そ45本に質問が集中しました。
 一昨年、収用法に基き県はこの地について「代執行」を実行していれば今日のような事態は生じなかった筈だが、地権者の甘言に惑わされ、結果、航空法上問題となる「立木」が残ってしまったのある。
 しかし、このさもない問題は、今、途轍もない難題として県政に降りかかってきたのであります。即ち、来年3月に迫った開港が、万が一遅れるようなことがあれば、一体何と云って県民に言い訳できるでしょう、またこれを推進してきた我々の立場も攻められるでありましょう。最終段階に至って愕然とする昨今であります。

10月5日   「公用車の入札は地元優先」は正しい選択
 
 市役所で使う公用車について、浜松市では地元に工場を有するスズキ、ホンダの二社を優先す内規を設けているとのことである。報ずる静岡新聞もこの内規が入札の自由妨害にあたるのではないかと書きたいところであるが、本県に齎すGNPを考えれば迂闊に批判できない諸事情から言葉を濁すのであった。これに対し私は一言「大変結構な政策」と評価いたします。更に云えば今日、建設業界では、特に地元の零細な企業に対して、その土地の大黒柱たる存在意義をなんの評価もせず、他県業者にも窓口を広げて入札に臨むのは大いなる過ちと私は考える。地元企業はその自治体に税金を納め、地元住民を雇用し、地元と一緒になってその町の行事に参加しているのである。
 末端自治体には国とは異なる入札方式があっても当然ではないでしょうか。

10月4日  確信犯・中山成彬の政界離脱が決定
 
 将に老害の代表とも云うべき中山成彬は遂に立候補を断念した。当然のことでしょう。しかし、自民党にとってこんな不出来の輩を大臣に据えたこと、誠に悲しむべき誤算でした。恐らく宮崎県一区の選挙情勢から麻生総理は応援の気持ちで国土交通大臣に選んだであろう。同じ九州同志といった「人情」もあったのかもしれません。ところが宮崎一区は大臣就任の御札程度で選挙情勢が好転する段階ではなかった、東国原知事が出れば一遍にすっ飛んでしまう不人気代議士であれば、その選んだ「引退の理屈」を自らの思想である「日教組」批判に転化していったのである。
 除名に相当するこの男に自民党は情け無用です。

10月3日   防衛機密の漏洩で1佐を免職
 
 残念ながら手元に読売新聞がありませんので、どんな記事となったか解りませんが、手元にある静岡新聞でも「知る権利」の制約を盾に防衛省の姿勢に疑問を投げかけているのであります。
 事件は中国潜水艦の事故をめぐり、防衛省の職員から「防衛機密」が読売新聞に漏洩したことで、昨日、同省は自衛隊法によって元情報本部課長を懲戒免職処分にしたのでした。この点について、国民の知る権利と秘密漏洩との関りについて私の意見を申し上げます。
 処で「知る権利」とは一体何でしょうか、殆どの皆さんは基本的人権の一つとして理解してしているでしょが、実は「知る権利」など単に「言葉の綾」に過ぎません。防衛機密の漏洩も、恐らく報道関係者は、多額の税金によって賄われている自衛隊は当然のこと、100%ガラス張りと考えているでしょう。即ち国防機密を納めた金庫に頑丈な鍵をつけるなど言語道断と理解しているようである。
 若し、防衛政策に携わる役人が重要な機密事項を安易に報道関係者に漏洩しようものなら、「国防」は崩壊することをご理解頂きたいのです。

10月1日   初秋が似合う国会論戦を期待する
 
 秋は沈思の時、素晴らしい小説や歌、そして詩歌は多くして秋の優しさや色合いを愛でて生れてまいりました。「心」が主人公になるこの秋(とき)、日本の国会では大相撲も終わったにも拘らず、「人の揚げ足」の取りっこしております。特に今の国会での最大関心事は政策の是非ではなく、解散、総選挙の日程だそうです。確か任期は来年10月であれば、この際、補正予算の審議は真正面に受けて審議してもらうことが本分ではないでしょうか。解散総選挙は来年の春でいいと私は思います。
 序に一言、例の愚かしき中山前国土相の選挙区・宮崎一区に東国原知事の出馬が噂されております。中山議員に呆れた選挙民が手っ取り早く考えた候補者として知事が浮上したようだが、宮崎県民も「やけど」の痕も癒えぬうちにあの悔恨の一事を忘れてしまったのでしょうか。何故、売れないタレントを引っ張りだしてきたのか、その結果予想外の努力によって宮崎の存在感を鼓舞してくれた東国原知事を再び、東京におっぽりだそうとするのか、私には疑問です。

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