天野進吾の一期一会| 天野進吾のコラム(過去ログ)

天野進吾のコラム

2008年8月分

8月28日  アフガニスタンの悲劇 
 掛川の伊藤青年がアフガニスタンで拉致、殺害された事件は必ずしも新聞・テレビの報道とは異なる意見が私の周辺に存在するのです。
 高村外相の公式見解も、凡そ報道の範疇から逸脱することなく、青年の社会貢献に対する評価を第一に、人類愛の発露としてこれを高く評価しておりますが、一寸考えてみてください。
 ジャララバードはこれまでも多くの拉致事件や殺人事件等が発生しており、この地区の危険性は夙にNGO組織「ペルシャワール会」の知るところでしょう、更に最近の武装グループは戦術を変えて、寧ろ外国人をターゲットとしていることは世界のNGO関係者の共通認識でもある。にも拘らず、伊藤君のように、義侠心を大儀に、蛮勇を鼓舞して頑張る若者達の安全については、組織関係者の慎重にして柔軟な配慮が必要でしょう。

8月27日  心配していた大臣のチョンボ 
 全く他愛無い内容だが、こうした事務所費問題がこれまで、自民党の足を引っぱり続けてきたのである。今回の福田改造内閣にあって、正直私が、一番危惧していた大臣がこの太田農相であった。選挙にも強くない彼は当然のこと政治資金についても心配があった、それが今回の事務所経費の不可解にして、無理な処置につながった結果ではないだろうか。
 こうしてちょっぴり上がった自民党支持率が再び急降下することを残念に思う。

8月24日 何が事件か、天竜林業高の「調査書の改ざん」 
 新聞の一面に大きく取り上げられたこの度の調査書の改ざん事件とは本当にそれほどの犯罪でありましょうか。恐らく、県下の高校の先生方の多くがことの成り行きに驚かれていると考えます。指摘されているように改ざんの目的は当該生徒の進学を有利にさせる目的でしょう。所詮、調査書による判定が全ての大学では、高等学校から提出される調査書に絶対的信頼をおいているとは思いませんし、極めて日常的に行われていたのではないですか、寧ろこれを告発した先生方に私は疑問を抱きます。最近、人間関係の希薄さから盛んに内部告発が流行しておりますが、このままでは近い将来、猜疑心の横溢した淋しい社会になることを心配します。
 経営難の大学が激増する昨今、ただ授業料だけ納めてくれれば、入学させ、卒業させる大学が日増しに増えております、これなど将に、私学助成費の無駄使いではないでしょうか。大学の設置認可こそ厳しくして欲しいと思います。

8月22日  相撲協会の甘い構造 
 若ノ鵬の大麻事件が発覚して以来、その対応を見てきましたが、案の定、今回も絆創膏を張っただけで大手術は止めにしたところであります。
 勿論、若ノ鵬の解雇処分は相撲協会として当然下すべき措置であって、後は警察や法曹界に任せばいいでしょう。問題は協会内部にあります。殊に北の海理事長の責任は極めて重く誰が考えても「身を引く」ことにあります。昨年来、相撲社会は新聞、テレビを賑わす事件が続発、その都度、北の海理事長が心無いお詫びのコメント、今回も間垣親方は理事の肩書きを外しただけの「温情処分」でありました。最早嘗ての横綱若乃花もその役割がはたせない身体となった以上、辞任が当然であると私は考えます。
 処で今日、大相撲が外国人力士に占拠されているそもそもの原因は体は大きく、鍛え甲斐がある外国人を雇い入れることが、部屋にとって「金の卵」を生む最短の手法と理解したからであります。ここにも反省を。

8月21日  オリンピックも終盤戦、その中で福原愛選手は 
 愈々、卓球が佳境に入り、日本の福原愛選手が登場、実はこの時、会場から“中国選手か”と戸惑うほどに大きな拍手が沸くのである。今朝のテレビでは多くのファンクラブ生まれ、「愛ちゃん、がんばれ」の日本語が会場を沸かすとのことでした。勿論、長い間、彼女は中国で練習、鍛え上げられての歳月があり、その笑顔もまた中国の人々にお馴染みであったからではあるが、考えてみれば、わが国としては極めて廉価な外交手段でありました。
 幼い頃、試合に出て、負ければ母親の膝に飛び込んで泣きじゃくったあの「愛ちゃん」が20年間の努力によって現在の「顔」を作ったのです、本当に立派です。
 どうぞ、これからも充実した人生をお過ごし下さい

8月19日  何が文化人・・村上龍氏の「五輪考」 
 先日の静岡新聞に芥川賞受賞の村上龍氏の「五輪」を通しての考えが掲載されておりました。勿論この記事は協同通信の配信ですから、静岡新聞だけの記事ではなく、全国の地方新聞に掲載されております。
 北京オリンピックの最中ですので「五輪考」との標題のもとに、例えば今日は直木賞作家の高村薫氏などの教養豊かな方々のご意見が開陳されており興味深いところです。
 さて、村上龍氏といえば「限りなく透明に近いブルー」でお馴染み、否、他に馴染む作品にお目にかからなかったので、今なお「透明のブルー」のままですが、この度の囲み記事は誠に情けない、何を云いたいのか理解し難い一文でした。
 以前にも私はこのホームページで指摘しましたが、今日芥川賞が国民から遊離してしまった切っ掛けが文芸春秋社の「売らんかな精神」で選考された「透明のブルー」だったような気がします。
 村上さん、貴方こそ「文化人」の名折れと云って非難されても致し方ないでしょう。

8月18日 気にかかる広告です 
 朝、スーパーの新聞広告を見ていた家内が、石川静岡県知事の顔写真の入った「県民の日」のお知らせ広告を見つけました。
 私もそうでしたが恐らくこれを見た殆どの方は知事の写真と「8/21は県民の日」の活字だけでその下にある細かな説明書きに目を送る人はなかったでしょう。況や「地産地消」の推進広告であることなど、広告制作者でなければ気付かないところでしょう。
 それにしても、知事の顔写真は、その意図が何処にあるか否は判りませんが、考えられた作戦と云えるでしょう。実は先程、県の広報課に電話して確かめておきました、県広報課として「俗世の発想」は毛頭存在しないこと、更に県からは一切広告料は出していないことを確認しました。

8月14日  全国的にお休みの中でオリンピックだけが 
 お盆休みの毎日、通りの車も一段と静か、日頃ならご無沙汰の挨拶見舞いが考えられますが、今は相手が不在で引篭もらざるを得ません。盆休みの影響かこのホームページをアクセスする数もこのところ急減、通常250~300余った読者も100台に沈んでいます。そんな中、北京オリンピックと常葉菊川高だけがお元気。オリンピックの開会式については8月10日のこの欄で激賞しましたが、ナント開会式での少女の歌は「口パク」、即ち全く別の少女の声だった、更にこのことは中国共産党も認めていると公式に発表、一方では北京の夜空を飾った驚きの花火、巨人の足跡が大会会場に向って歩く驚きの技術も実はグラフィックーデザインによる演出とのことでした、将に「中国」ならではの驚き、序に驚くのは常葉菊川の健闘でした。

8月10日 お宝ではありませんが
 3O数年前、市会議員であり、自民党の青年部長であった私は静岡支部青年部主催のイベントに際して当時としては珍しかった「オークション」を試み、青年部の資金開発を企てたのでした。残念ながら、今では、何処で誰が何をしたかは殆ど記憶にはありませんが、当時自民党の青年部長は前年衆議院選挙に当選したばかりの麻生太郎氏、勿論、彼が吉田茂の孫であることは当時の新聞に大きく報道されていたから、政界関係者は誰もが承知しておりました。その彼が我々の要請に応えて来静するとの本部からの返事に、私は図々しくも、大会に彩を添える意味からも、麻生代議士にオークションの商品一点をお願いしたのでした。
 その日、彼は大磯の吉田茂の邸に立ち寄り、書斎から吉田茂が使用していた細筆を一本携帯して静岡にやってきた。それは勿論、この日の目玉商品はこの筆でした。
 500円から競りあがった筆の価格は遂に万の単位に入り2万円の声を聞いた。その瞬間、誰もが戸惑い、呆気に捉われている最中、私は好きな「吉田茂」に自らの貧しさを省みず、「3万円」の声を掛けていた。3万円は当時の市会議員給与の半分程度、確かに高い買い物ではありました。こうして今も私の家の何処かに、麻生太郎氏の名刺の裏に「これは吉田茂の使用した筆であることを証明します」の言葉が彼のサインと共に存在しております。でも私は昨年の総裁選挙には「福田」氏に一票入れました。

8月9日 >「やったぜ開会式」、威信を懸けた国家プロジェクトの成功
 大変な厳戒態勢をしいた中国政府の思いが十分すぎるほど理解できた開会式でした。
 恐らくその準備に二年半費やしたと放送がありましたが、将に英知を尽した一大イベントでした。中国国民にとってなお多くの課題を背負っているところではありますが、この四半世紀の努力と裏書された成果を世界の人々に知ってほしい、見て欲しいの思いが、存分にそのパホーマンスに生きておりました。
 開会式の大成功を心より祝福申し上げます。

8月7日  拉致被害者家族の姿勢に疑問 
 確かに拉致された被害者の怒りや悲しみは計り知れないところです。
 しかし昨今の飯塚代表を初めとする家族会の姿勢は些か国民感情に合致しなくなりつつあります。即ち、政府がこの拉致問題こそ第一に対処すべき課題と云わんばかりに中山担当相に面会した飯塚代表は開口一番「嬉しいが、おめでとうというのは拉致問題が解決してから」と発言する有様でした。何処の国でもそうですが、大臣に、気軽に面会できる団体や組織は殆どありません。
 即ち、家族会は今や報道機関を後ろ盾として、被害者意識丸出しの「駄々っ子」に成り下がったとしか私には思えません。

8月5日  オリンピックは無事開催できるのか 
 開会式が近づくにつれ、怪しくなる北京オリンピック、日本選手団の北京入りが報じられる一方で、古橋副団長は「危険だから開会式はテレビで見る」と平和ボケ日本を象徴するような発言が新聞に掲載されている。
 開会式のみならず各種競技の入場券は日本の旅行社にあり余っているが、JOCがこんな他愛無い発言をしていれば、売れる切符も無駄になるでしょう。
 処で本当に中国はどうなってしまうの?遅かれ早かれ一党支配は時代錯誤でしょうから終焉することを願いますが、しかし、複数政党による政治体制の確立には遥かな時間と多くの人々の命が引き換えになることでしょう。誠に心配です、その意味で「明治維新」は素晴らしかったと今更ながら思います。

8月4日  電話のベルが淋しく鳴った。 
 代わり映えのしない呼び鈴がバッグの中で心細く鳴っている。取れば発信人はI君、過日、県立癌センターを紹介して欲しいと頼まれ、驚いて対応した昔からの友人である。「おはよう」の呼びかけにも心なしか元気がない、その後に続いて語られた彼の言葉は消沈する状況を裏書するものでありました。
 「全ての検査の結果、最早手遅れ、脊髄にまで“がん細胞”は入り込み回復の見込みはない」の最後通牒とのことでした。
 恐らく60歳にもならない彼、その時私の脳裡をよぎったのは10年前、二人だけでアメリカのオーランドを訪ねた時の思い出が甦ってきた。
 「でも、この病床は本当に素晴らしい、パソコンも出来るし、食事も自分で選択できる、近く退院の予定だから、残り少ない人生を家族と一緒に過します、その際、事務所に寄ります、ありがとう」と云って電話を切った。
 携帯電話を持つ私は万斛の寂寥感に打たれていた。

8月4日  マカオ航路は静岡空港の目玉路線になる 
 6月初め、カジノ議員連盟のメンバー7名と共に、振興著しいアジアの観光地「マカオ」を訪ねましたが、その際、序にマカオの航空会社2社のうち民間経営の「ビバマカオ航空」を訪問しました。
 日本人には開設後間もない「マカオ国際空港」についての認識は薄く、これまでは殆ど「香港」経由でのマカオ行きでしたので、今日開港を間近にする静岡県も未だ「香港路線」にご執心の模様ですが、正直云って、今の日本人は「買い物天国・香港」に些かの魅力も感じていないのが実情です。年間90万人の香港客のうち、そのままフェリーでマカオに向う客が40万、更に40万人は深圳(しんせん)や広州に旅だっていきます。
 そんな過去の名前とキャセイ航空の就航に執着することなく、「マカオ」直行便が就航出来れば中京圏や神奈川圏からも多くの観光客を一手に受けもつことのできる目玉路線となるでしょう。「ビバマカオ航空」は本県の動きを待っているはずです。

8月2日  福田内閣が改造・・麻生幹事長の起用は 
 昨日、第2次福田内閣が誕生、その顔ぶれは特段驚くものではありませんが、しかし考えた人事であることはよく解ります。 上川大臣にはご苦労様。貴方にとって素晴らしい履歴となりました。
 今回の人事はポスト福田を麻生さんに任せる、だから党としても、精一杯頑張って欲しいの裏書が見え見えですがトータルとして私はいい選択であったと思います。
 逆風は簡単に収まることはないでしょうが、民主党も盆の読めない「小澤」さんなら暫く安心でしょう、新内閣のご健闘を祈念しております。

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