天野進吾の一期一会| 天野進吾のコラム(過去ログ)

天野進吾のコラム

2008年7月分

7月31日  今日は北朝鮮にひとこと 
 北朝鮮では今年も厳しい飢饉が続いているとのことです。同じアジア民族の一員としてこの悲しいニュースは、将に同情を禁じえない処です。そんな中、私は以前、この欄で北朝鮮のテロ支援国家の指定解除について時期尚早と米国の変節ぶりを批判しましたが、この度、幸いなことに核の検証を拒む状況下にあって解除の発行を先送りにする方向と今日の新聞に掲載されておりました。率直に言って、指定解除になり、北への経済支援が始まったとしても、所詮「飢えたる大衆」には食べ物すら届けられる可能性は露ほどにないでしょう。最早、大衆が蜂起する以外、北朝鮮の国民の生きる術はありません。

7月30日  「竹島」問題に見る韓国の弱さ 
 この度、韓国の韓昇洙首相があの竹島に首相として初めて上陸したとテレビ、新聞が伝えている。そんな記事を見ながら私は残念にも悲しくも思う。歴史の常識からすれば遥か以前から竹島は日本の一部とされ、韓国も一切文句のないところであった。恐らく韓国の内政が落ち着いている時なら、日本の教科書に竹島が記載されても見逃していたであろう。
 6月10日の本欄に記載しておきましたが、「狂牛病」に怯えた国民は極左勢力の政治的陰謀に易々と騙され、反政府のシュプレヒコールが韓国国内に横溢する中、やむを得ず李大統領は自らの窮地を脱却する手段とし、タイミングよく浮上した竹島問題を利用、何時ものように「悪の根源は日本にあり」と国民の関心を逸らしているのである。
 自国の問題を他国に転化するのはそろそろやめて戴きたい。

7月28日  最近の近隣諸国の変な動きが心配です 
 オリンピックを直前にした中国は、今至る処でデモや暴動が頻発しております。日本のテレビでも銅の精錬工場周辺の農地を放映しておりましたが、恐らくその公害の実態は嘗ての足尾銅山以上の被害を周辺の住民に齎すものと考えます。更に貧富の開きに最早国家統制のとれる状況下ではないでしょう、海岸に立地する大都市と四川などの奥地とは同一国家とは思えない桁外れの開き、近い将来国家存亡の内乱が起きる可能性は大なる処でしょう。
 一方、韓国はナント莫迦な振る舞いを続けているのか残念です、今年の2月、圧倒的支持の中で発足した李明博政権が一気に20%台の支持率に急落した原因は、他でもなくアメリカ産牛肉の輸入再開発言を契機としたものでした。
「BSE]、所謂狂牛病問題は無視できる問題ではありませんが、国民の激しい反発に前言を取り消したにも拘らず、左翼勢力は無知な女子高校生をインターネットで煽り「李政権打倒」へ導いたのでありました。そもそも、反政府運動の端緒になったのが、韓国の民放MBCテレビがセンセーショナルに放映したところから始まったのでした。そして更に新聞の不買や新聞広告への脅迫的介入によって今や韓国政治は歪められ始めております。

7月23日 飲酒の果ての行為をどう裁くか? 
 朝刊の片隅に「飲食店で暴行の教諭に停職2ヶ月」の見出しで、県教育委員会は飲食店の店員にグラスを床に投げつけたり、店長を足蹴にするなどの暴行を働き逮捕された教員に対し停職2ヶ月の処分を下したとあります。
 処でこの処分に私は大きな疑問を禁じえないのです。酒を飲んでいたために暴力事件をおこした学校の先生が停職2ヶ月の刑、酒気帯び故に運転代行を頼み、自宅近くでひと寝入り、気がついて自宅までの僅かな公道を運転して通りがかりの警察に御用、その結果、役所を馘首(かくしゅ)された市の職員との扱いの違いに私は納得できません、如何でしょうか。

7月22日  恒例になった国会議員の夏休み海外視察 
 衆参両院の国会議員150人が世界各地を何の目的か知りませんが、近々、お出掛けになると言う。いずれにせよ理由をつけるのは極めて簡単ですから、解散総選挙前の一休みと云った按配でしょう。実は県議会にも海外視察はある、一期に一度の海外視察というチャンスが準備されている。
 今年の春、本年度の視察先と希望を有資格者に出させました。私は行き先は「北欧」、時期は「夏休み頃」と希望したが、決定は「北欧」でしたが、11月ごろとなった。理由は6,7月では議会事務局としては準備出来ないという。
 処で11月の北欧で何の視察が出来ましょうか。4時頃には夕闇が近づく北欧の旅は全ゆる条件を考えてもその価値は半減するでしょう。更に近年、例えばパリを訪れても著名な「美術館」に立ち寄ることもタブー、公費による観光旅行と揶揄されるからである。ために視察の意義は半減しつつあると言っても言い過ぎではありません。

7月19日  芥川賞って何なの? 
 一昨日、谷島屋書店から本年度の芥川賞受賞作、楊逸の「虹が滲む朝」を購入した。
 第一印象は以外に短編であったこと、更に「中国民主化勢力の青春と挫折」の重厚な宣伝文句からすれば意外の感がする装丁,伴って当然のことですが価格も廉価でした。
 多様な雑事に追われつつ、ただ今、読み終わりました。
 そこで読後感想ですが、今年もまた、文芸春秋社は「売らんかな」精神が先行しての芥川賞の選考結果と思わざるを得ません。恐らく漫画「夕陽が丘3丁目」の主人公のように今日でも芥川賞を目標に苦闘している多くの作家たちにとってこの決定は納得できない悲しいニュースであったでしょう。

7月17日  老婆心ながら忠告します・・怪しい不動産投資 
 今、静岡市内にも何箇所かに安価な賃貸マンションが建設されております。殆どの場合、大企業の営業マンが狙った地権者に執拗に好条件をまくし立て、マンション経営の安定性を列挙し、最後の常套句は毎月の家賃は全て会社が保証する、入居なき場合も肩代わりして支払うなど東京一部上場企業の安心感を絡めて、世間しらずの地主を説得、その結果、高い建設費の割りに間もなく雨漏りのするほどの粗末なマンションが誕生、そんな段階で施主がクレームをつけてももう遅い、せめて入居者を斡旋してもらいが為に我慢するのである。
 考えても見なさい、ウイークリーマンションの需要がそんなに突然増えるものでしょうか?、家賃保証という胡散臭いシステムが将来ともに継続されるなんて信じますか。
 毎日、お茶の間テレビでは有名タレントを使って企業の宣伝は続けられておりますが、実は巷間、自転車操業の段階に入っていると言われております。「海老の養殖」で莫大な詐欺事件がありましたが、何故か私の思いには同様の図式が浮かび上がります。心配です。

7月15日  何時ものやり口、韓国・中国の外交 
 日本の教科書に「竹島」の一項目を入れただけで韓国政府は大使の送還とは誠に大人気ない。しかし、これまでも韓国・中国においては自国の政治情勢が不安定な時には必ず国民の目を逸らすために多くの場合、その怒りの矛先を日本に向けてきた。今回もその例に倣ったものでしょう。未だ厳しい発展途上なら許せるが、最早、両国とも立派な経済大国になったでしょう、子供の「だだ」をこねる真似はそろそろ卒業して頂かないとね。 

7月13日  「国宝鑑真和上展」を見る 
 名僧鑑真和上は聖武天皇から仏教の戒律の教えを請われ、玄宗皇帝の慰留をも断って来日、爾来、仏教の教えのみならず、貧民の救済、書をはじめとする文化振興などに貢献しました。20年ほど前、井上靖の「天平の甍」が映画化されてお馴染みのところでしょう。
 唐招提寺の創建1250年に際し世界遺産の金堂の解体修理に伴い全国を回った鑑真の坐像は今回をもって終了する。是非『悟った和上の微笑み』を一見しておいたら如何でしょう。お薦めします。
 さて、先の「ガンダーラ美術展」といい「この鑑真和上展」も本来「博物館」で開催すべき性格の展示でしょう、実は47都道府県の中で県立博物館のないのは奈良県と本県だけです、勿論奈良県は国立博物館がありますので、不要でしょう。
 嘗て本会議の一般質問でこの点を指摘しましたが残念ながら「馬耳東風」そのものでした。本日はこれまで。

7月11日  大山鳴動、ねずみ2匹のサミットでした 
 恐らく多くの国民にとって、洞爺湖サミットの準備、警戒の報道からすればその始まりと終わりの区切りに戸惑ったというのが実感でしょう。静岡新聞にはサミットで静岡茶が提供されると報じられていたが、結果、何の意味があったのか私にはわかりません。CO2問題は2050年に半減させるとの論議も焦点ぼけ、低開発国を招待しながら議論の外におかれ、形ばかりのG7でした。ただどういう訳か、開催前の「北朝鮮」対策は米国の姿勢の変化によって本来の緊張感を取り戻しました。若しかするとこの「意味なき祭典」によって福田総理の支持率がちょっぴり上昇するのではないかと期待しております。

7月10日  未だに前時代的な教職採用システムが存在していた 
 私が市議会に席を置いた40年前には公務員試験や高校入学選抜時には芳しくない噂が充満しておりました。しかしこと静岡市においては近年では殆ど聞きません。勿論、受験関係者にとっては一大事ですから、仮令、そのコネが細い糸であれ、私達に依頼に来る方は皆無ではありません。しかし、試験を管理する側の職員は当然のことながら譬え国会議員の依頼であれ、合否の材料に加える事はないと確信します。この度の大分県教育委員会の出鱈目ぶりには呆れるばかりです。
 嘗て私が市長時代、採用試験の最後の判断を市長に委ねることになりますが、その際も一切の氏名を伏せて検討してきました。当然の配慮であります。

7月5日  久しぶりに市民劇場を見る 
 俳優座をはじめ日本を代表する著名な劇団が静岡市民会館を舞台に隔月に公演されるこの企画を「市民劇場」と称しているが、何時の時か私も会員となって家内に引きずられて出かけて行きます。昨晩もそうでした。演題は「明石原人」、ご存知の通り戦前、兵庫県明石市の海岸で発見された人間の腰骨が所謂「原人」として注目されながら、風雲を急を告げる暗黒の時代、皇紀の歴史を覆すこの発見は社会が認めようとしなかった。そんな歴史の裏側を「日色ともえ」を中心に14人の俳優さんが演じてくれました。
 実はこの不勉強な私が以前から関心をもって調べてきたのが「アイヌ」の歴史でした。そのさわりとしてご紹介しておきます。「アイヌ語」研究の第一人者、金田一京助は青年時代、自身がアイヌ民族ではなかろうかと疑って「アイヌ語」の研究に没頭した。ところが時代は日露戦争に勝利した勢いから何時しか「神国日本」精神が台頭、アイヌ研究者は国賊の汚名を着せられると共に身辺の安全までおびやされ、遂には金田一は持論を曲げて、平和な言語学者に転向してしまったのであります。
 戦争という極限状況のなかに、多くの研究が埋もれてしまったことでしょう。

7月2日 矢張り短絡すぎたか、北朝鮮への対応 
 韓国が北朝鮮に食糧援助としてトウモロコシ5万トンを提示したところ、北朝鮮側が「不要」と断ったという。今なお多くの餓死者が出る北朝鮮ではありませんか、アメリカ大統領のそそっかしい判断が「我儘で無知な」北朝鮮を付け上がらせることにならないだろうか心配です。やっぱり北朝鮮は世界の「地雷」その対応には慎重を期せねばなりません。

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