天野進吾の一期一会| 天野進吾のコラム(過去ログ)

天野進吾のコラム

2008年5月分

5月30日  一夜明けたら民間機 
 日中両国の衝撃的な政策転換かと思えば、やっぱり中国の事情はそんなに甘くはなかったようです。自衛隊機のお出ましは些か早すぎた、ここは民間機で協力することになりましたが、つべこべ言わずさっさと応援物資を携えて飛行したら如何でしょう。断末魔にある四川省の人々に食料を、テントを、衣類を少しでも早く届けてやって欲しいとおもいます。

5月29日 低迷する自民党支持率への追風になるか、中国の変貌
 昨日、報道がどのような方向で中国の豹変振りを論ずるか計り知れない段階で私は自衛隊の応援について諸手を上げて賛成した処です。一夜明けた今朝のテレビは一斉に自衛隊の協力を全面支持、両国の「氷解」の時と書き立てられています。
 このたびの変貌は恐らく今日の中国には北京オリンピック更に上海万博と自国を誇示する大舞台が用意されているものの、一方では広大な荒野と誤差一億人という他国には見せられない「低次元社会」が蠢き始めたことの証左であると考えます。
 それはさて置き、日中両国の突然の親善は国民に「棚ボタ」と思われるでしょうが低迷する福田内閣支持率に良い反応を齎すのではないかと期待します。また自民党もこれを福の神として多いに利用すべきと私は考えます。

5月28日  薄気味悪い中国の「親日」的態度 
 四川の大地震以前から、中国の対日姿勢は気持ち悪いほどに変化している。殊に胡錦涛主席の訪日に於ける万遍の笑みは、数年前の日本製品のボイコット事件とはと思えぬ変化である。
 私が近年、中国嫌いになったのもこのいい加減な政治姿勢に怒りを覚えたからであり、その姿勢は尊大かつ傲慢そのものでありました。
 しかしオリンピックを目前にして、自国が内蔵する諸問題点について看過できないことを知った共産党幹部は先ずは諸外国に「愛される中国」を演出し始めたのでありました。そんな時の四川大地震でした。このほど「まさか」の提案が日本に齎されました。
 「自衛隊」の派遣依頼であります。驚きました、正直、なにを意図しているか判りませんが、この際さっさと協力してやったら如何でしょう。防衛機器の一部がばれても、構いません、そこが日本の本当の外交路線である事を知らしめる好機かと存じます

5月26日  講演依頼が続きます 
 「カジノ」誘致を立ち上げて以来、各所から講演依頼が増えてきました。そのことは「カジノ誘致」に対する市民の関心の高まりであり発起人として嬉しく思っているところであります。
 勿論「ギャンブル」と一瞥のもとに見捨てられ方も少なくはありませんし、選挙を必須の課題とする私に「婦人票の離散」を心配して、「カジノ」反対を意見してくれる友人もおりますが、恐縮ながら「蛙の面に水」と受け流しております。しかし、考えてみるに、「危険だからやめておけ」「お前がやらなくても」といった優しいアドバイスが結果的には本市に「消極的市民性」を醸成してしまったものと考えるのであります。
 ドン・キ・ホーテは滑稽なほどの愛国心をもって、沈滞したスペインの再興を目指し独り戦いました。風車に敗れ、人のなぶりものにされるなど滑稽極まる冒険の果て、誇大妄想の夢からも覚めて、独り寂しく死んでいったのでした。しかし、このセルバンテスの小説は結果としてスペインに愛国心を呼び起こしたのであります。―“やってみましょう”

5月24日  心配は徐々に表沙汰に、久間元防衛相のピンチ 
 22日のこの欄では敢えて名前を伏して、心配事を披瀝しましたが、今朝の新聞では具体的名前が書かれ、愈々「日米平和交流協会」の秋山常務との関わりが週明けに開催される委員会で糾弾されることになる。久間元防衛相に司直の手が伸びる事になったら最早、自民党もギブアップでしょう。この先どうなるのか、固唾を呑んで見守ります。

5月22日  心配です、防衛装備品に係る汚職事件 
 今日から再び参議院では「山田洋行」の元専務宮崎元伸の証人喚問が始まった。
 この中で殊に心配なことは「日米平和・交流協会」の秋山常務理事との関りである。率直に言ってこの怪しい協会が危ない人間関係の源流であり、その支流にこれから新聞沙汰になるのではないかと憂慮する元防衛大臣等が垣間見えるのである。
 泣きっ面の自民党にまさか、蜂がさすことはないでしょうが、正直「冷や冷やもの」と云わざるを得ません。
 処で「日米平和・交流協会」の如き訳のわからない団体が国会周辺に蠢いております。この虫は危険ですので早々に殺虫剤を蒔いて淘汰したいものです。

5月20日  早くも人気凋落の法科大学院 
 08年の法科大学院の志願者が5千余人減って3万9千人、倍率も7・8倍から6・8倍に低下したと報道されております。正直言って最近の法曹界の意識に大きな疑問を抱いてまいりました。それはわが国最難関と云われた司法試験の合格者を一挙に3倍に膨らませた理由が何処にあるのか、本当に法曹界関係者が現状で足りないのか、理解できないところであります。そのためか司法試験に合格しながら、「いそべん」する事務所に就業できず手を拱いている若い弁護士の卵が巷に置き去りされているという。近い将来、救急車の後を追って仕事を求める哀れな弁護士さんの姿を見ることになり、そして行き着く先はアメリカ型の訴訟社会ではないでしょうか。

5月18日  地震の被害を拡大した「おから」校舎の裏側 
 中国の公共事業が予てから「手抜き工事」が指摘されていましたが、今回の大地震によって愈々その全貌が暴露されることになるでしょう。勿論、手抜き工事の原因は多くの場合、建設業者自身によるものでなく、その殆どが役人の賄賂と汚職が根底にあります。彼らは長い間、恒常的にしかも当たり前な行為として行われて参りました、更に忘れた頃に行われる汚職摘発は屡々、政治的失脚を目的としたものであって、決して「正義」や「公正」から出発したものではありませんでした。
 では、何故汚職が後を絶たないか、思うに中国共産党組織はもとより、官僚組織もすべからく親族や閨閥といった身内尊重の体制が全てに起因していると考える。嘗て私は或る地方官僚と会ったとき彼が「省のNO3」の地位にあることを知って驚いた、会話も知能も歴然と並み以下の男でした。この時私は「人は人の上に人をつくらず・・・」を思い出しました。
 

5月15日  反省なき民主党の「刺客作戦」 
 前回の衆院選挙において、小泉総理が執った「必殺仕掛け人」の手法に対し私は、当時も声高に非難したところですが、驚く事に今、民主党において密かに計画が進んでいるようであります。
 ご存知のように、戦時たけなわの昭和17年の総選挙において、ご存知のように東條内閣は翼賛選挙を実施し圧倒的多数の推薦候補を当選させたのであるが、その基本戦略が「仕掛け人」でありました。
 確かに党首とすれば勝てばいいが基本でしょうが、児童の「ドッジボール」大会ではありませんから、国民に納得される戦術をもって「策」を練って欲しいと考えます。

5月13日  胡錦濤さん、帰った途端に大地震 
 四川の大地震の被害は時間と共に増大、今や「白髪三千丈」が誇張ではないほどの惨状が報告されるてくる。私には何もできませんが心から哀悼の意を申し上げます。
 さて、この大地震のニュースを耳にした時、直感的に30余年前の「唐山」地震を思い出しました。
 20数万人の死者を出した唐山地震の報道は当時の中国国内の不安定な政治状況は報道管制のもとに日本の新聞には殆ど掲載されませんでした。
 「中国で大きな地震があり、死者も出た模様」程度でした。
 そして数年前、北京を訪ねた私は中国の要人にこの点について尋ねたところ、なんと、破壊した唐山の周辺を立ち入り禁止地区として、新たな場所に新唐山市を建設したと答えたのであります。勿論、オリンピックを開催できる経済大国中国になったのでありますから、もはや、唐山の例をみることはないでしょうが、頑張ってください。

5月10日  胡錦濤さん帰る 
 本日、胡錦濤主席が日本を離れる。恐らく、その心中は「満足」のものだったであろう。何しろ目的は対中国の日本人意識の懐柔であれば、そこそこに効果をもたらしたと考えます。「パンダ」と「愛ちゃんの卓球」は日本人に出来ない外交ポーズ、日本の政治家が学ぶところでしょう。それでは「オリンピック」終了まで暫し、お休み。
 餃子、民族問題などベールの向うに隠して。

5月7日  今回も聞く中国の常套語「井戸を掘った人を大切に」 
 胡錦涛主席は相変わらずのスタイルとして田中真紀子代議士を晩餐会に呼んだ。
 これは「井戸を掘った人を大切にする」精神の発露である。
 毛沢東語録の1ページを実践しているかのように、折々に井戸を掘った人間を引き出す。日本のジャーナリストはそれが中国の包容力と優しさと理解し、拍手を送るのである。しかし、本当に「恩人」として感謝の念から発した言葉だろうか、寧ろ、過去の人間を賛美することによって、現在、中国が抱える要求を押しつけるための高等戦術ではないだろうか。
 中国の近代史の中で、毛沢東を除けば過去の政治家で今なお高く評価されている人物を知りません。
 「井戸」を掘った人よりその「井戸水」こそ大事であると私は考えます。

5月6日 連休最後の日、不図考えた、イラク支援について
 率直に云って、私達にとって連休はありがたいものではない。今回は長男が孫を連れての来静で、面倒に翻弄されたが、来なければ何をしていたのか困っただろう。それにしても「ガソリン値上げ」など微塵も感じさせない交通渋滞、日本平動物園への道も僅か一キロを2時間かけました。
 さてイラクでの空輸活動の期限も近づき地位協定締結の交渉に入るとのことだが、一寸考えよう。これまで「イラク」問題については日本として出来うる限りの協力をしてきたと思う。ところが事態は当初の思惑とは大きく隔たり、今や「イラク」の内政問題といえるのではないだろうか、即ち外国の手出しする環境でなくなったと私は考える。寧ろ内乱による市民生活の破壊を救済することが、今の日本の仕事ではないだろうか。

5月4日  「パンダ」の貸し出しに一言 
 6日に来日する胡錦涛主席が手にするもの、それが「パンダ」だという。過日、上野動物園の「リンリン」が死んだばかり、中国にとって恰好のタイミングと云える。ところがこの「パンダ」のレンタル料金が年間1億円と言われ、赤字経営の上野動物園にとってはその選択に戸惑っているとの報道が伝えられる。
 ところで、私に理解できないのは、四半世紀前の後進国中国であったら有料も納得できるが、「金持ち中国」になった今、何故レンタルなのか。30余年前の「パンダ外交」は日本人に中国に対する好印象を刻んだはずである。寧ろ、今日の中国こそ各種の外交問題を抱える状況下であるなら、僅か1億円のレンタル料など無用と思われるが如何でしょう。日本平動物園が「一億円」払うと言ってもレンタルしないでしょうから。

5月2日  今朝も「富士山静岡空港」がテレビ、新聞の袋叩きとなる 
 ご案内のように静岡空港の企画は20数年前、将にバブル経済の落し子として企画されたのであります、当時は将来の航空需要について誰も疑うものはおりませんでした。
 初めて空港事業の予算が計上された時、これに反対した政党は共産党だけでした。ところが、バブル崩壊後、それまで賛成していた議員が豹変、いつの間にか声高に反対を叫ぶ処となったのであります。その頃には最早、止めるにやめられない状況下に進捗しており、「赤字」を覚悟した上で、本県の「飛躍台」としての機能に期待するところとなったのであります。
 今更であれば、この飛行場を意義あらしめる手法を皆で考えたら如何でしょう。
 近々、「カジノ」議員連盟がおとずれる「マカオ空港」は現在、関西国際空港とのみ定期便をもっております。毎年30%以上のマカオへの旅行客が増えている現状を考えれば早急にコンタクトしてもいいでしょう。そして「日本平」構想こそ静岡空港の需要を一気に増やす策にもなるものと考えます。

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