天野進吾の一期一会| 天野進吾のコラム(過去ログ)

天野進吾のコラム

2007年10月分

10月31日 今年も大道芸の季節がやってきた 
 愈々、「大道芸」の季節を迎えました。本日はクリスマスで言えば「イブ」、市民会館に出場予定者が「全員集合」して夫々のワンポイント芸が展開される恒例の「プレビュー」が予定されております。私も久しぶりに出かけるつもりです。
 さて、第16回目を数えたワールドカップは、全市民の関心はもとより、協力するボランティアも1000人に膨れ上がり、関西、関東からはバスツアーや新幹線で本当に多くのお客様が来静されます。今年も100万人以上の見物客を数えるでしょう。
 処で、いつの間にかこの「大道芸」も確実に静岡の「秋の風物詩」と定着しました。
 18年前、多くの市民から例えば「阿波踊り」や「秋田の竿灯」のような全国に発信できる「お祭り」を望む声に動かされ、それまでヨーロッパの街角でひとり佇みながら楽しんでいた「大道芸」の開催を思い立ち、ある日前触れもなく観光課の職員に開催を指示したのがこのイベントのスタートでした。幸い、前年には市政100周年を記念してのイベント「駿府博」が、収支6億2400万円の黒字をもたらしましたが、この益金をもとでに「大道芸」がスタートしたのでありました。

10月30日 またぞろ、有名食品のインチキ
 お伊勢参りといえば決まってお土産は「赤福」でした。赤福でも売れ残りはあるようで、後日のために冷凍保存、新規に賞味期限を決定して立派な「赤福」として店頭に。
 何時までもこんないい加減な製造過程が秘密のまま通るわけはない。事実、北海道の「ミートホープ」社も社員の暴露から遂に沈没、たたき上げの社長は近い将来、「豚箱」に入る運命、ナントも「皮肉」のことでした。と思っていたら同業の「御福餅」はもっと凄いことをやっていた。1ヶ月も賞味期限を引き延ばして店頭に。食した方は全く気付かなかったのか、それにしてもやることが酷い。そんな中、秋田の「比内鶏」も槍玉に、こちらは産卵終了の老鶏を、しかも高級「鳥肉」として販売していたという。また宮崎の東国原知事のイラスト付きの「宮崎地鶏」も何故か事件となった、なにがどうなったのか、確認する前に新規の「食品疑惑」が表面化する、そういえば高級料理店「吉兆」の名も報道のターゲットになっているようだ。
 つい先日は報道関係者の眼差しは一辺倒に政治家の「収支報告書」に傾注、ぞろぞろ問題の報告書が浮上していたが、いつの間にか、記者も読者もあほらしくなったのか、今度は新たなジャンル「食品部門」に転移、その結果「収支報告書」は「過去」の関心事となり、食品のお陰でほっと胸を撫ぜ下ろしている政治家も少なくはありません。

10月27日  未だ存在する化石人間-守屋前防衛事務次官 
 新テロ対策措置法やISAF問題で激しく論戦する事には福田総理も吝(やぶさ)かではないだろうが、守屋前次官の限りなく湧出する黒い霧には、些か頭が痛いところでしょう。それでなくとも内閣の存立基盤が極めて脆弱、これまでは「老獪さ」をもって何とか虎口を凌いできましたが、福田さん、さぞお疲れの事でしょう。諺に「虎口を逃れて竜穴に入る」という言葉があります、今回の不祥事は一旦誤れば「解散」劇に発展するでしょう、それ故、毅然とてこの問題に対峙して頂くことが必要と思われます。防衛省には到るところ「不発弾」が潜在していると考えられます。まっこと、くわばら、くわばら・・・
 

10月25日  「金大中」事件についてKCⅠAの犯行と正式に認める 
 昨日の夕方、東京の息子から「テレビのニュースを見たか」と2度、3度電話があったが、9時のニュースで、初めて韓国政府があの「金大中」事件の真相を認める内容の報道である事を知った。実は、息子は10数年ほど前、私自身の経験を元に小説風に書き綴った「私の金大中事件」という小冊子を読んでいることから、特にこの事件には関心があったのだろう。その筋書きは私が間接的ながら実際にかかわりを持った不可解な「韓国人」、この男こそ後の大統領・金大中氏を簀巻きにし、玄界灘に投げ捨てる役割を担っていたのである。しかしアメリカのCIAがいち早く事件を察知して未遂に終わらせたこの「金大中拉致事件」は早くから当時の朴大統領の差し金と云われてきたが、漸く韓国政府もこれを認めたようだ。
 事件発生当初、私はこの事件の真相に深い関心を抱き、とことん調べてみようと思いましたが「危険すぎる」からと制止されたことを今でも思い出します。

10月23日  「・・・歌に残せし盗人の、種は尽きねえ七里ガ浜・・・」 
 黙阿弥の狂言、「白波五人男」のひとり「弁天小僧菊之助」の有名なセリフが表題ですが、確かに泥棒は何時になっても絶えることはありません。
 今日の新聞に相変わらず「振り込め詐欺」の事件が報道されております。御殿場では61歳の団体職員の女性が400万円、富士では建設業の54歳の男が200万円、浜松でも46歳の美容院経営の女性が20万円と将に現役バリバリの連中が被害にあっているのであります。 これを思うと冒頭「菊之助」の「種は尽きまず」の意味合いが歴然としてくるのであります。
 「昨年の特別控除の還付金があります」という美味しい言葉に、多額納税した覚えはないのに、云われるままに自分が振り込んでしまう、恐らく「欲の皮」の然らしめる処でしょう。
 振り込め詐欺が未だ継続する原因はこんな愚かな被害者がいるから跡を絶たないのです。彼ら被害者こそ犯罪の種を増殖させているのです。

10月21日  自民党本部に道州制の研究会が発足 
 報道によれば私が最も危惧していた「道州制」が愈々国政の俎上に上るようだ。しかも、私の属する自民党が率先垂範するところとなり、研究会が立ち上げられると云う。
 以前このホームページにも指摘いたしましたが、今日、地方自治体の合併が恫喝にも似た国の指導のもとに、齎(もたら)される問題点は捨て置かれたまま、国の思惑通りに順調に推進されている。例えば本県でも、嘗て72もの市町村は今や42市町にまで削減され、さらにこれからの数年間の間に40市町を割るものと思われるのである。
 30年前、国は「地方の時代」なる名言を全国の自治体に贈りました。本市でも荻野市長は「時、至れり」の歓迎の姿勢でこれを迎えたのであったが、数年後、全国の自治体が共通に知ったことは、「地方の時代」とは国が面倒見切れないので、夫々が「勝手にやってくれ」と同義語であることでした。
 この「道州制」も結局は国のより簡便な地方対策であり、容易にする操縦策であると考えます。官僚は決して自分たちの権限を地方に譲渡する意思はありません。「規制緩和」のお題目も結局、大資本、大都市に味方し言葉の温かさに酔って大損を扱いたのは、地方であり零細企業でした。
 「道州制」は、こと静岡市にとって極めて危険な転換である、そのことは以前、SHINGO-SCOPE に記載しておきましたので本日は割愛いたします。

10月19日  首長の多選禁止法は是か非か 
 神奈川県議会では首長の多選禁止が条例で決まった。その件で今朝の新聞に小嶋市長のコメントが出ていた。曰くこの条例は「民主主義の根幹にかかわる」即ち、①知事と政令市の多選だけを禁ずること、②情報公開により透明性が高まった③議会の権限が高まり首長の任期だけを制限すべきではない、以上3点を指摘、その上で有権者の判断に委ねるべきであると主張した。
 我々が民主主義の先達として戦後の民主政治の手本とするアメリカやヨーロッパは殆どが多選禁止であり、多くは4年2期、しかし選挙民の要望あれば4年後に再出馬の門戸は開けれております。では、小嶋市長の条例への反論の根拠を検討しますと、②に指摘された情報公開の認知の高まりが多選禁止の条例とどう関連するのか全く不可解、更に③の議会の権限についてであるが、長い議員生活から感ずるのは寧ろ、近年のなって国も地方も官庁主導の高まりが実際だろうと考えます。小嶋市長よ、後がない貴方であれば堂々条例化を宣言したほうが得策と思えるのだが。

10月15日  出張前に書き添えます、「小澤民主はどうする」 
 インド洋での海上自衛隊による給油活動の継続と片や小澤代表が提唱するISAF(国際治安支援部隊)の論戦が愈々始まる。しかし私ばかりではないでしょうが、小澤代表の提唱する支援活動のほうが日本国憲法に照らし遥かに抵触する可能性があると思わずにいられない。だから、「きゃんきゃん」の福島党首までもが「小澤はおかしい」と嘯(うそぶ)くのだろう。参議院選挙の大勝で「田中角栄」の番頭だった頃の「自分勝手流」が突然もたげてきた結果でしょうか。このままでは民主党の動揺は収まらないでしょうし、その前途は極めて多難と思われます。
 日本人にはもとより二大政党による政治路線は馴染めないものと私は思ってきました。
同様に「小選挙区制」も日本人の体質には不向きであり、今頃になって反省している政党もあるようだが、「遅かりし由良之助」であります。

10月13日、溜飲が下がったボクシングの世界戦
 帰静のバスが成田を発ったのは7時過ぎ丁度タイトルマッチが始まったばかり、早速中継をお願いしたが、最近にしては極めて不鮮明な映り、なんとかチャンピオンが優勢に試合を進められていることは解ったが、欲求不満のまま終了した。
 しかし、ナント程度の低い挑戦者親子であろうか、相手の額の傷を肘打ちネライや、柔道張りの投げ技といい喧嘩そのもの、結果、内藤選手の圧勝は多くのファンの期待したところでしょう。それにしても亀田親子の将来は悲惨な人生しかないだろう。
 間もなく気が付くでしょう、「金」だけを生きがいとする人生が如何に空しいものであるかを。合掌

10月12日  暫くのご無沙汰でした 
 昨日、4泊5日の中国の旅から帰りました。今回の訪問先は上海近郊にある「諸葛村」である。三国志の主人公「諸葛孔明」を血筋とする人々凡そ3000人が「文化大革命」の嵐にも見つかることなく、ひっそりと中山間地に息づいてきた村を訪ねました。
 しかし、そこは中国の驚異的経済成長に全く関わりのない、忘れさられた「極貧」人々の集団、最早、貧富の格差など「寝言」と云わんばかりの現実を私達は目撃したのでした。そんな光景が未だ大都市「上海」の極く近くに存在しているとは驚きの一語でした。また最終日、上海に寄りましたが、未だ乞食の多いのにはがっかりしました。来年の北京オリンピック、再来年の万博は大丈夫でしょうか。心配です。

10月6日  落日の相撲界ー哀れナリ国技と言われ 
 昨日、時津風親方が解雇された。
 成る程、報道からもその前時代的な修行、稽古は暫し日頃の憂さを晴らすための「しごき」として習慣化していたでしょう。また世間もその厳しい修行から生れる能力に拍手を送っていた。しかし、親方と云われる人間がビール瓶をもって弟子を殴るとは言語道断と云わざるを得ない、その意味で相撲協会の判断は当然のことと受け止める。
 ところで、この事件の経過の中で北の海理事長が渡海文部科学相にお詫びの挨拶に出かけた際の二ユースが全国の茶の間に報道されたが、この時のペコペコした大臣の姿勢には全国民ががっかりしたことでしょう。お詫びの理事長は胸を反らせ、受ける立場の大臣は「米搗きばった」のように平身低頭、将に主客転倒そのもであった。私にとっても悲しき絵図でした。

10月3日  民主党は本当に政権奪取を考えているのか 
 海上自衛隊の給油活動の継続に反対する民主党・小澤代表の発言に些か疑問を覚える。
 即ち、給油活動そのものが「憲法違反」という、若しそれを云うなら自衛隊の存在そのものが憲法違反ででしょう、これまで民主党は国連の承認がない故、給油活動は「反対」と論じてきたものが突然、憲法に抵触するという。嘗て自民党に籍があった小澤さんの憲法解釈までも変更を余儀なくさせる野党の負け犬に似た姿は、同じ政治の世界にいるものとして極めて残念におもう、何時までも民主党は「野党席」にいるとは考えていないでしょう、否、次期衆議院選挙では与野党逆転も視野に入れているという。
 ならば国際的連携の中でテロ特措法が存在していることを今一度再考してください。

10月2日  お彼岸に必ず咲く彼岸花 
 早朝、駿府公園周辺を散歩すると、緑の土手に真っ赤な「彼岸花」があちこっちに咲いている風景に出会う。決して群生するわけでもなくしかも昨年と同様の場所に5~10本程度と謙虚にお彼岸の時を私達に教える。仏教の世界では曼殊沙華(まんじゅしゃげ)とよばれ、「天上」に咲く華となり、見る者に安らぎを与えるという。確かに美しい花、にも拘らず多くの日本人の脳裡の一部にこれを阻害する気持ちが存在する。それは、幼い頃教えられた「彼岸花」は有毒であるという知識が災いしているからでしょう。確かにその球根は有毒な成分があることは事実である、しかしその昔、私達の先祖はこの球根を保存しておき、飢饉の際にはその毒性を排除して飢えを凌いでいたとものの本にありました。球根のため中々繁殖しません、どうぞ「曼殊沙華」として可愛がってください。

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